【目的】

酸性ストレート、熱トリートメント、カラー、ハイブリーチの混合毛に対してハイ施術を行うことで、過度なダメージがかかることで起きたビビり毛。そのビビり毛の髪の強度を作りながら、髪質改善を行うことができるかを探る。

before

【方法】

STEP 1

シャンプーをした段階でどの程度髪のダメージがあるか濡れた状態で確認する。

STEP 2

ワクワクの種 BYACを塗布。2分放置。

STEP 3

ワクワクneo パワードベータを塗布し、なじませる。濡れたタオルでふき取り。

STEP 4

ワクワクneo 3種混合原液ワクワクneoミスト=1:4を塗布し、ワクワクneo 特トリを揉みこんでいく。

STEP 5

ソニルCA-Sを塗布、3分程度放置。

STEP 7

ワクワクneo ヘマヘマ:水=1:9を塗布して、ワクワクの種 シブミンEX:水=1:4を塗布。
水洗、リケラエマルジョンを塗布し、揉みこんでチェンジリンス

STEP 8

リケラミストを塗布して、完全ドライ。

STEP 9

ストレートアイロン180℃の温度でプレスしていく。ビビり度合によっては140℃で実施。

STEP 10

リケラプラス 3Dアンカークリームを塗布し、10分放置し、水洗。

STEP 11

ワクワクneo ヘマヘマワクワクneo キトキトのそれぞれ10倍を塗布し、チェンジリンス

STEP 12

質感調整のため、ワクワクneo ハイエマルジョンを塗布し、ワクワクneo パワードベータを塗布し、水洗。

after

【結果】

本当に軽いビビりは残ったが、髪の強度をアップしながら、ビビりを改善できた。
アイロンの噛み合わせで逃げてしまう毛先などは、ビビりがわずかに残ったが、髪の強度回復はできたと感じる結果であった。
ビビりの強弱によってビビり毛の伸びの結果は左右することが考えられるが、強度や風合いは確実によくなった。トリートメントとして、強度を上げ、ビビりを改善させることはできたと考えられる。

【考察】

強いビビり毛は、ソニルCA-SだけではなくソニルCA-Hをミックスして塗布してもいいと考えられる。しかし、もともとの髪の太さやダメージの度合いを見ながらの判断が必要となる。ソニルCA-Sのみで以前は7分放置していた。しかし、アルカリの力に耐えられない感じがして放置時間を長くすることができなかった。弱酸性領域のリケラのGMTの還元力も利用し、15分ゆっくり放置することで、髪の強度づくりとS2還元することを行った。今回は、15分放置したが、場合によって20分程度放置した方がもっと伸びたと考えられる。しかし、置きすぎてしまうと髪が切れてしまうことも考えられるため慎重にチェックしていくことが必要だと考えられる。また、ビビり毛を1回で改善させることを考えず、今回の施術方法で、2回、3回と行い、ゆっくり繰り返し直していく提案をすることも必要である。