【美しさとストレス】
ストレスについて今さらという感じもしますが、あらためて科学してみたいと思います。
新たな発見があるかもしれませんよ。
コレを読んでストレスを解消し、ポジティブライフを楽しんでください!
~働く人の6割がストレスを感じている~
そもそも「ストレス」って何?
ストレスの定義は、心や体にかかる刺激に適応しようとして生じる反応と、
その原因となる刺激(ストレッサー)のことです。
ストレスは心理的、社会的プレッシャーによって生じるココロとカラダの歪みとも言えるでしょう。
このストレスは、自分の力で動かすことができない胃、腸、内蔵、血管などを司っている
「自律神経」の働きが大きく影響しています。
自律神経は「交感神経」と「副交感神経」の2つがあります。
交感神経は活動するために必要な神経で、働きが活発になると血管が収縮し、
心拍数や血圧が上がって緊張状態になります。
一方で、副交感神経はリラックスに関係する神経で、交感神経とは逆の働きをすることで血管がゆるみ、
血流が良くなって落ち着いた状態になります。
つまり、自律神経が優位な状態が長く続くとストレス状態になり、
副交感神経が優位になるとリラックスしてストレスが和らぐというわけです。
つまり、ストレスによって交感神経と副交感神経のバランスが崩れると、心と体に影響を及ぼします。
~こんな症状がでたら黄信号~
ストレスは意外と自分では気付かないものです。
ここでは、ストレスが溜まっているときに見られる生活パターンをチェックしていきましょう。
□あまり食べられない。または、食べ過ぎてしまう。
□よく眠れない。または、眠りすぎる。
□毎日が忙しく、息つく暇もない。
□体がだるく、肩こりが続く。
□憂うつになることが多い。
□出かけるのがおっくうになる。
□生活環境が大きく変化した。
□イライラすることが多い。
□落ち着きがない。
こんな症状が出たらストレスが溜まっていると考えられます。
ストレスを溜めすぎないようにケアしていきましょう。
ストレスが溜まるとどうなるでしょうか?
ストレスは感じないのに越したことはありません。
しかし前述したとおり、ストレスを感じないことがない時代になってしまいました。
ストレスが溜まり過ぎると、先ほどの症状がさらに進行するだけでなく
心の病、つまり、うつ病や神経症へ進行してしまいます。
うつ病患者は病院を受診していない人も含めると250万人いるとも言われています(厚生労働省の推計)。
そこで、ストレスを上手に解消しながら溜めすぎないことがポイントですね。
~ストレス解消法~
ストレス解消法は基本の4つがありますのでご紹介します。
1.休息をとること
まず大事なことはストレスを溜めないこと。
そのためには無理をせず、疲れが溜まる前に意識的に休息をとることです。
仕事が忙しいからと言ってコン詰めて集中し過ぎると、
いつか緊張の糸がプツッと切れて疲れがどっと出てしまいます。
疲れを感じる前や、ストレスを感じたら無理せずに心と体を休ませましょう。
2.趣味でストレスを発散する
自分の好きなことに打ち込んで、日々のストレスから離れることで、精神的に開放されます。
1週間に1回、週末だけでもいいと思います。自分の好きなことに思い切り時間を費やしてください。
ただし、“ほんとうに自分の好きなこと”にしてください。
あまり好きじゃないことは逆にストレスの原因になってしまいますから。
あとは、いつもと違う場所に出かけるのも開放感を感じることができてストレス解消に効果的です。
3.家でリラックスする
先にもお話した通り、自律神経、つまり交感神経と副交感神経のバランスを整えることがストレス解消に繋がります。
まずは家でゆっくりと過ごしましょう。
ぬるめのお風呂にゆっくりと入ったり、動物や家族とスキンシップをとったり。
そうすることで、女性ホルモンのバランスが整い、睡眠ホルモン「メラトニン」の分泌が増えます。
睡眠ホルモンの分泌が増えると良い睡眠が得られるようになり、
体の疲れだけでなく気分が落ち着いて心の疲れも癒すことができます。
香りによるリラックス効果から、ストレス解消を図る方法もあります。
4.美味しい食事やお酒を
何といっても美味しいものを食べたり、美味しいお酒を飲んだりしながら、
友人とおしゃべりするのが一番!という方もいらっしゃると思います。
美味しいものを食べている時って幸せですよね。
実は、その幸せを感じること自体がストレス解消につながっているのです。
幸せを感じるということは、幸せホルモンの働きによって心が落ちついている証拠なのです。
幸せホルモンと呼ばれるセロトニンの分泌が増えると心が癒やされ、安心感や安定感をもたらします。
ストレス解消のためにも、幸せホルモン「セロトニン」を効果的に増やして幸せに満ちた生活を送りましょう。