目的

梅雨の時期の湿気やダメージでうねる髪は、ケラチンの結晶構造の乱れが原因である。

この結晶構造の乱れをなおし、うねりのある髪のダメージを最小限にして、扱いやすい髪にする。

方法

ワクワクneo 浸透促進原液を用いて毛髪中の水素結合、イオン結合、疎水結合を緩め、ナノ化CMCや結晶性高分子ケラチンPPTを毛髪内部に浸透させ、尿素と熱の力で髪の結晶構造のゆがみを一時的に整える前処理方法「ヘアストレッチ」を利用することで、結晶構造の乱れを整えることが出来る。

しかし、「ヘアストレッチ」では一時的にしか結晶構造の乱れを整えることが出来ないため、結晶構造の乱れを整えた後、 リケラプラス 3DリノベーターのドデシルPG-AEDSケラチンを髪内部に定着させて、ケラチン骨格を整えることで、ダメージを最小限にしてまとまりやすく、扱いやすい髪にした。

モデル

  • カット・カラー施術をしている
  • ダメージレベルが中間2.5、毛先3.0
  • エイジングによるうねりがある

工程

STEP
シャンプー

ワクワクneo 浸透促進原液を10%混ぜたトイトイトーイシャンプーでシャンプーした。

POINT

ダメージケアとヘアストレッチの工程ポイントである髪の水素結合、疎水結合、イオン結合を緩める。

STEP
前処理

ダメージの強い部分である毛先にワクワクの種 BYAC:ワクワクneoパワードベータ(1:1)を塗布し、チェンジリンスした。その後、ワクワクneo 3種混合原液:リケラプラス 3Dリノベーターローション:ワクワクneoミスト (1:1:4)を髪全体に塗布し、リケラエマルジョンを毛先に薄付けした。その後、3分湿熱加温した。

POINT

前工程で補給したナノ化CMC、高分子ケラチンを髪内部に浸透させ、結晶構造の乱れを整える下地とした

STEP
キトキト10倍塗布

ワクワクneo キトキト10倍を塗布して髪を引き締めた。

POINT

そのあとに使用する還元剤の力を適度に除力することで、ダメージを最小限に抑えることができた。

STEP
ドライ、アイロン

ドライ、180℃でアイロンスルーした。

POINT

髪の結晶構造の乱れを整えることが出来たが、ヘアストレッチでは一時的にしか歪みを整えることが出来ないため、 リケラ リノベーターを用いて、ケラチン骨格を整えて、継続的に扱いやすい髪にした。

STEP
ソニルCA-S:リケラプラスリノベータークリーム(9:1) 塗布

ソニルCA-S:リケラプラス 3Dリノベータークリーム(9:1)を全体に塗布後、10分放置

POINT

ソニルCA-Sの還元剤が髪のSS結合を切断すると同時に リケラプラス 3Dリノベーターに配合されているドデシルPG-AEDSケラチンを活性化し、髪に定着しやすい状態にした

STEP
中間処理

ワクワクの種 シブミンEX 5倍を髪全体に塗布し、水洗、ワクワクneo ヘマヘマ10倍でチェンジリンス、ワクワクneo キトキト10倍でチェンジリンスした

STEP
リケラプラス アンカー塗布

リケラプラス 3Dアンカーローションを塗布、5分放置

POINT

活性化したドデシルPG-AEDSケラチンを髪の中に定着し、 ソニルCA-Sで切断したSS結合を結合させるため

STEP
水洗
STEP
仕上げ

リケラエマルジョン を塗布し、ドライ後、仕上げた。

結果

うねりが見られた髪は、ハンドブローでもまとまるほど扱いやすい髪になっていた。

施術を受けたモデルも満足していた。

1週間後もダメージは感じられず、まとまりは維持されていた。

before
after

結論

髪の歪みを整えるヘアストレッチに、ドデシルPG-AEDSケラチン配合の リケラプラス 3Dリノベーターをあわせて使用することで、ドデシルPG-AEDSケラチンのSS結合が還元剤によって活性化され、 髪骨格をつくることができた。

また、アイロン前にワクワクneo キトキトで一度pHを調整することで髪を引き締め、次いで使用する還元剤の力を適度に抑えるため、ダメージを最小限に、扱いやすい髪にした。

通常のストレートパーマや縮毛矯正では、髪に大きな負担がかかり、カラーやパーマを繰り返しすることができなかったが、本施術を用いることでこれらを可能にする。

使用した粧剤