目的

軟毛の方は、トップに悩みを抱えていることが多く、デザインが作りにくい。

その為、トップのボリュームづくりと髪質改善が可能な施術方法を検討する。

実験方法

モデル

カラーを3か月おきに繰り返す軟毛(ダメージ3以上)でサラサラにしたいが、しっとりしすぎたくない30代モデル。

軟毛の方は、トリートメント施術だけでは、サラサラにはなるが、トップのボリュームがペタンとなることが気になっていた。

そのため、必要なところのボリュームアップをプラスし、全体のヘアケアを行う。

工程

STEP
シャンプー

ガルバCMCケアシャンプーを使い、髪の汚れを落とした。

STEP
3種ミスト5倍塗布

ダメージが強すぎはしないが、ケラチンをしっかり入れてトリートメントの要素を強く出したいため、トップにワクワクneo 3種混合原液:ワクワクneoミスト(1:4)を塗布した。しっかり全体にコーミングし、指の指腹で叩くように髪の中に入れ込んだ(毛束を揉みこんでポタポタ液が落ちない程度)。

STEP
ハイエマルジョン塗布

ワクワクneo ハイエマルジョンを髪全体にはハケで塗布しなじませた。CMCを補給した。

STEP
水巻

ロッドをトップのみ巻いた。トップのボリュームが欲しいところだけ約4本のロットを使った。

STEP
ソニルクリープHを塗付、10分放置

ソニルクリープHをハケでロッドの上部半円に塗布した。ラップをして7分放置した。その後テストカールをし、追加で3分放置した。

STEP
スポイトで中間水洗

スポイトでぬるめのお湯を使い、ロッドを巻いたエリアのみ中間水洗を行った。過剰軟化を防ぐため中間水洗をしっかり行った。

STEP
ロットの上からタオルドライ

水洗後乾いたタオルで軽く押すように水分を取った。

STEP
ヘマヘマ10倍塗布

ワクワクneo ヘマヘマ10倍を塗布した。

STEP
クリープ期 15分

クリープ期を利用し、髪の負担を最小限に抑えながら弾力のあるカールを作る目的と、ロットを巻いていないエリアのトリートメントをしっかりする目的で15分自然放置した。

STEP
ポリK10倍塗布、2分放置

トップのロットエリアに、ワクワクneo ポリK10倍で処理し収れんさせた。

STEP
キトキト10倍塗布、2分放置
STEP
ソニルBⅡローション塗布、7分放置×2回
STEP
水洗
STEP
ヘアデトックス

シャンプー台でワクワクneo ヘマヘマ10倍チェンジリンス、ワクワクneo キトキト10倍チェンジリンスを行った。

STEP
ハイエマルジョン塗布、揉み込み

CMC補給のためワクワクneo ハイエマルジョンを毛先から中間を中心に塗布し、揉みこんだ。

STEP
パワードベータ塗布

その上からトップの毛先3センチ程度にワクワクneo パワードベータを塗布し、揉みこんだ。

STEP
水洗

その後、水洗し、しっかりタオルドライを行った。

STEP
仕上げ

最後に、ボリュームアップミストを2プッシュ程度塗布した後に、全体の仕上げを行った。

結果

before
施術中
After

ボリュームを作るのが難しい軟毛の髪でも、持続性のあるボリュームを出すことができた。

さらに毛先にもニュアンスのある動きを出すことができた。

また、全体的にトリートメントをしたしっとり感を出すことができた。

考察

パーマを全体にかけるという大きな話ではなく、その人の髪の悩みやデザイン、スタイリングのしやすさをテーマにして、気軽にトリートメント+αの感覚で行える施術が可能となった。

使用した粧剤