~ポリフェノール~
花粉やアレルギーなどには強い抗酸化作用を持つポリフェノールはとても効果的です。
ポリフェノールには、花粉症やアレルギー性鼻炎などを引き起こす原因となっている炎症物質の
ヒスタミンやロイコトリエンなどの分泌を抑制する働きがあります。
~ポリフェノールの例~
赤ワイン (プロアントシアニジン)
お茶 (カテキン)
大豆 (大豆イソフラボン)
赤色色素 (アントシアニン)
そば (ルチン)
玉ねぎ (ケルセチン)
コーヒー (クロロゲン酸)
妊娠中に、ポリフェノールを摂取する場合には、ルイボスティーなどのノンカフェインのお茶などが
良いと思います。
抗酸化力がとても強く、フラボノイドというポリフェノールが豊富に入っていて、
花粉症や喘息を起こす活性酸素を抑え、体の免疫力を高めるとも言われています。
ただ、取り過ぎも良くないです。
大豆イソフラボンは女性ホルモンのエストロゲンに構造が似ているので、
妊娠中に過剰摂取してしまうと、ホルモンバランスに悪影響を及ぼす恐れがあります。
他には、はっきりとした因果関係は明らかにされていませんが、
カナダ、フランス、スペインなどでは緑茶カテキンの過剰摂取が原因と疑われる
肝臓障害が報告されています。
~甘いもの辛いものの過剰摂取に気を付ける~
糖分を過剰摂取すると炎症を起こしやすくなります。
高脂肪のものや脂っこいものも注意が必要です。
唐辛子などの強いスパイスは、粘膜の毛細血管を刺激し、鼻水や炎症がひどくなる可能性もあります。
~魚を食べよう!!~
魚に多く含まれているエイコサペンタエン酸(EPA)やドコサヘキサエイ酸(DHA)などの魚の脂には
炎症反応を抑えるといわれる成分の『n-3系脂肪酸』が含まれていて、
サラダ油などの植物油には、炎症反応を進行させるといわれる『n-6系脂肪酸』が多く含まれています。
最近では、魚などを摂取することが減り、揚げ物など油を多く使った食べ物を
多く摂取するようになったので、
アレルギーや花粉症や生活習慣病に反応しやすくなってしまいました。
魚などを多くとり、油ものを控えるなどバランス良く栄養を摂取することが大切です。