トップページ › フォーラム › 山中さんチュートリアル【チューター:榊プロフェッサー】 › ストレート① 【山中さんのチュートリアル】
1剤放置時間の設定について答えさせていただきます。
今回はまず、「短時間で1剤を水洗したい」という考えの下、浸透しやすいリキッドタイプの薬剤選定をしました。
ジェルやクリームタイプよりも浸透が早いためです。
短時間で水洗したい理由は、
◾︎矯正したいハチ上が他の部分の髪の毛から比較すると多少ダメージがあること
◾︎今回矯正しない部分との髪質のギャップを最小限にしたかったこと
この2点が短時間水洗の大きな理由です。
パーマでウェーブを出す際も1分半ほどで完全水洗をしており、それ位(もしくはもっと短時間かもしれません)の放置時間でSSを切断することができると感じています。
今回は硬毛のストレートのため3分でチェック→水洗としました。
見極める方法としましては、
荒歯のコームで絶対にテンションをかけないようコーミングし、癖の動きが鈍くほぐれてきた・少しくたっとしたなと感じたら切断されたと判断します。
コーミングした際、元気に癖が戻るようでしたら放置時間を延長するか、再塗布を考えます。
3分放置後癖の緩みが感じられたので今回は3分で水洗しています。
ありがとうございます。
質問を追加させいただきますが、1剤放置時間は薬剤スペック(phやアルカリ度)にも関係しますか?
ご質問ありがとうございます。
薬剤スペックは大いに関係していると思います。
ただ、数字上の計算はしておりません。
今まで触れてきた感覚、ウィッグでの検証、最終的には髪の毛の変化具合と手の感覚です。
抽象的な表現で申し訳ありません。
還元剤の力だけでなく、各処理剤の力も1剤放置時間の設定に関わると感じています。
わかりました、ありがとうございます
この施術をセミナーなどで発表した場合、1剤の選択の仕方や時間設定に聞いてる人は興味がわくと思うんですね
1剤放置時間を短く設定してクリープで成形をはかるのがこの施術のポイントになってくるでしょうからクリープ行程を絡めた1剤説明があったらもっとよかったと思います。
それ以外は結果も出ているようだし、まとまった良い施術だと思いますので、質問等がなければ次へ進みましょう。
返信が遅くなってしまい申し訳ありません。
榊さんの仰る通り、今回はクリープがポイントでした。言葉足らずで説明しきれず、反省しております。次回からはいただいたアドバイスの通り、相手に伝えることを意識して取り組ませていただきます。よろしくお願いします。