【目的】
時短メニューを求められる昨今、ソニルクリープHを使用し、1剤放置時間を短縮して、時短パーマができるかどうかを探る。

【方法】
STEP 1
トイトイトーイ シャンプーでシャンプーを行い、タオルドライ。
STEP 2
柔らかい髪のため、前処理ではワクワクneo 浸透促進原液を使用せず、初めからPPTを補給する。
ワクワクneo 3種混合原液:ワクワクneoミスト=1:4塗布後、チェンジリンスしてタオルドライ。
STEP 3
ワインド
STEP 4
ソニルクリープHを塗布、3分半放置後水洗。
長時間1剤に晒すとゴワゴワになってしまうため、ワクワクneo 浸透促進原液と組み合わせて短時間で水洗。
STEP 5
ワクワクの種 シブミンEX:水=1:4を塗布後、しっかり水洗する。
STEP 6
ワクワクneo ヘマヘマ:水=1:9塗布後、リケラプラス 3Dリノベーターローションを塗布する。
STEP 7
圧縮蒸気8分(圧縮蒸気がない場合、遠赤や熱を加えてクリープ期の歪み緩和を行うこともできる。)
STEP 8
ワクワクneo ポリK:水=1:9を塗布。2分放置後、タオルドライ。
STEP 9
ソニルBⅡローションを塗布後、7分半放置を2回繰り返した後にロッドアウトをし、シャンプー台で水洗。
STEP 10
ワクワクneo ヘマヘマ:水=1:9→ワクワクの種 シブミンEX:水=1:4→ワクワクneo キトキト:水=1:9を塗布後、チェンジリンス→トイトイトーイトリートメントを塗布して水洗し、仕上げ。


【結果】
パサつきや硬くごわつくような質感がなく、きれいにパーマがかかった。本来1剤の放置時間は7~15分(リトル推奨)をかけていくが、3分半で一度スポイト水洗することで膨潤を防ぎながら緩やかな還元を活かすことができた。そのため膨潤によるパーマのリッジ減やダメージを防ぎ、持ちがよくリッジのあるパーマができたと考える。
【考察】
前処理をしっかり行う事で、失われたPPTやCMCを補い髪の毛への負担を最小限にすることを目的としながら、リッジのあるパーマがしっかりかかっている。また、中間で圧縮蒸気を使用してしっかりと分子運動させていくことで、髪内部の構造を動かしていきながら形を変えやすくしていく環境がとても大切だと考える。
中間にリケラプラス3Dリノベーターを使用したのは、髪質がもともと猫毛で柔らかいが、パーマはすぐに取れてしまうため、髪の骨格を作るケラチンの補強を行うことで、リッジのあるしっかりしたパーマを作るためである。
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