【目的】
ブリーチと日々のアイロンによるダメージで、ケラチン骨格が過疎化している髪は、アルカリカラーをしても髪色を持続できない場合がある。
今回は、活性化ケラチントリートメントを行い、しっかりとケラチン骨格作りを行った後に、東京カラーパレットとリケラエマルジョンを併用し、更にCMC骨格とケラチン骨格をケアしながら施術を行うことで、鮮やかな色味の検討を行う。
【モデル】
うねりに悩む30代女性。
数回のブリーチオンカラーと毎日のストレートアイロン使用によりダメージしている髪
ダメージLv3、毛先のみ4以上、硬毛

【方法】
STEP 1トイトイトーイ シャンプーで疎水化
トイトイトーイ シャンプーで髪の汚れを落とし、しっかりタオルドライした。
STEP 2ワクワクneo 3種混合原液の疎水グラフトPPTによるダメージ予防・PPT補給とワクワクneoミストのナノ化CMCによる薬剤の路づくり
続いて、前処理としてワクワクneo 3種混合原液:ワクワクneoミスト(1:4)を髪全体に塗布した。
STEP 3ワクワクの種 BYACで、ダメージ部にS-S結合を補い強化し、還元剤ダメージにも備える
その後、ワクワクの種 BYACをダメージ部に塗布した。髪をよく揉み込んだ後に5分間放置した。
STEP 4リケラプラス リノベータークリームでドデシルPGアミノエチルジスルフィドケラチンをアクチベーターで活性化
活性化ケラチンの活性化のため、予め調整しておいたリケラプラス 3Dリノベータークリーム:リケラプラス アクチベーター(40:1)の混合液を塗布し、15分間放置した。
STEP 5ワクワクの種 シブミンEXのカキタンニンと亜鉛で、還元剤の残臭を抑えながら、ケラチンとCMCの定着性アップ
ワクワクの種 シブミンEXの水5倍希釈品を塗布し乳化破壊後、しっかり水洗した。
STEP 6ワクワクneo ヘマヘマのヘマチンで、アクチベーターに含まれる還元剤の除去とPPT架橋定着の促進、ワクワクneo ポリKのポリフェノールで、アルカリやダメージで膨潤した吸収毛を収れん効果で引き締め、ワクワクneo キトキトのフルーツ酸で、pHを髪の等電点に戻し、引き締め
次に、ワクワクneo ヘマヘマの10倍希釈品、ワクワクneo ポリKの10倍希釈品、ワクワクneo キトキトの10倍希釈品を使用して、順次チェンジリンスを行った。
STEP 7リケラプラス 3Dアンカーローション
タオルドライ後、リケラプラス 3Dアンカーローションを塗布した。
放置後、しっかり水洗し、そのままシャンプー台にてワクワクneo ヘマヘマの10倍希釈品でチェンジリンスを行う。
STEP 8色油浸透処方のジェルオイルカラーとリケラエマルジョンで、CMC補給と染料高定着
東京カラーパレット桔梗とリケラエマルジョンを7:1で混ぜ、塗布した。ジャンボコーミングでなじませ5分間放置後、バブリングシャンプーし、乾かした。

【結果】
ブリーチを繰り返した髪に、リケラプラスでケラチン骨格を作り、トリートメントを予め行うことで、東京カラーパレットの着色を補正することができた。また。シャンプー台で行う簡便な東京カラーパレットの使用方法においても鮮やかな色味の定着が確認できた。
【考察】
トリートメント施術をしながら狙った色味を入れることができた!
活性化したドデシルPGアミノエチルジスルフィドケラチンを用いることで、髪内部にケラチンを留め、ケラチン骨格補強ができる為、アルカリカラーを躊躇してしまうようなブリーチによるハイダメージ毛に対しても、トリートメント施術をしながら狙った色味を入れることができた。
また、髪が傷んでいて直ぐに褪色するからヘアカラー施術を諦めてしまっている方にも、ケラチン骨格を作るトリートメントと同時に色をメンテナンスすることが可能になる。
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