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化粧品原料事典 【プラチナコロイド】

目次

プラチナコロイド

化粧品表示名称白金
配合目的毛髪保護、抗酸化

プラチナコロイドって何だろう?

プラチナ(白金)とは、化学的に非常に安定であるため、結婚指輪などの装飾品に広く使われている貴金属です。

また、自動車の排気ガスの浄化や燃料電池の反応触媒として幅広く活用されています。

コロイドとは、原子(1 nm~1 μm程度)と比べて粒子の直径が比較的大きな″分散粒子″ のことです。

身近な例でいえば、牛乳や泥水などがコロイド粒子の溶液です。

また、コロイド粒子の形状は、球状のものから棒状、板状、繊維状、膜状のものまで、様々な形状で存在しています。

コロイドはその構造により、高分子コロイド、会合コロイド、分散コロイドに分類されます。

プラチナコロイドは分散コロイドに分類されます。

分散コロイドは、溶媒には本来溶解しない不溶性物質の分散系のことです。

例えば、泥水のようなものです。

このように、プラチナコロイド溶液とは、プラチナ粒子が溶媒中に均一に分散した状態のものをいいます。

特殊なプラチナコロイド

リトルで使用しているプラチナコロイドは特殊なものを使用しています。

プラチナは酸に対して強い腐食性を示すため、王水(濃硫酸と濃塩酸の混合溶液)以外には溶解しないとされています。

そのため、通常のプラチナコロイドを製造する際は、王水を利用してプラチナを溶解させます。

しかし、リトルで使用しているプラチナコロイドは、王水を使わずに、特殊な製法で製造しています。

その為、安全性が高く、安定性にも優れています。

分散コロイドとは、本来溶解するはずのない物質が溶液中に分散しているので、熱力学的に不安定な状態です。

しかし、このプラチナコロイドは、貴金属コロイドが特に相性が悪いとされる塩化物やたんぱく質に対しても、相溶性が良好なのです。

プラチナコロイドって

どんな効果があるの?

プラチナコロイドには抗酸化作用があり、活性酸素を除去する効果があります。

例えば、体内での活性酸素による悪影響を改善する作用があります。

活性酸素は、体の細胞や組織を酸化することで、それらの機能を低下させることが知られています。

この原因として、遺伝子の核酸を酸化させてがん細胞を発生させたり、細胞膜に含まれる不飽和脂肪酸を酸化し過酸化脂質を作って細胞や組織を破壊したりします。

また、老化色素と言われるリボフスチンを作り、様々な老化現象を引き起こします。

このような悪影響を引き起こす活性酸素をプラチナコロイドで除去することで、様々な悪影響を予防したり、改善したりすることができるのです。

プラチナコロイドをスキンケアに配合すると、どんな効果がある?

人間の健康な肌はプラスとマイナスの電位がきれいに並んだ状態です。

乾燥などで角質層のバリアが傷つくと、肌の電位が乱れてしまいます。

すると、乾燥による肌の痛み、肌老化によるシワ、ニキビや吹き出物といった

様々な肌トラブルを引き起こします。

プラチナはナノ化すると、人間の持つ体内電位とほぼ同等の表面電位を持ちます。

その為、ナノ化されたプラチナを肌に塗布すると表皮と同じ電気的な構造をもった水分子が表皮上の電位を整えるので、肌トラブルから改善することができるのです。

このように、電位的なバランスが崩れた状態の肌に、プラチナコロイドは効果を発揮します。

プラチナコロイドをヘアケアに配合すると、どんな効果がある?

健常な毛髪の表面も、基本的にプラスとマイナスの電位がバランスよく並んでいます。

しかし、ダメージを受けた毛髪表面は、たんぱく質の末端が解離するため、マイナスに帯電します。

これにより、マイナスに帯電した部分が増え、電位的なバランスが乱れるため、静電気が発生し毛髪表面がさらに傷みます。

ここでプラチナコロイドが効果を発揮します。

プラチナコロイドは毛髪表面をコーティングし、乱れた毛髪表面の電位を整えてくれるので、毛髪を静電気から守ります。

プラチナコロイドが配合されている製品

このような作用を持つプラチナコロイドに加え、リトルではシルバーコロイドを配合することで、さらに大きな効果を生み出しています。

それらのコロイドを配合した製品が「リケラ 3Dアンカー」です。

リケラ 3Dアンカーには、「リケラ 3Dリノベーター」に含まれる高分子架橋誘導ケラチンを毛髪内部に定着させる効果があります。

その効果とともに、プラチナコロイドやシルバーコロイドによって毛髪表面の電位を整えることができます。

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