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化粧品原料事典 【ヒートケアCMC】

目次

ヒートケアCMC

表示名称γ-ドコサラクトン
配合目的CMC補修、毛髪エイジングケア、保湿、保護、エモリエント剤

ヒートケアって何だろう?

皆さんは、サロンや家で、ドライヤーやヘアアイロン、コテなどを使われますよね。

これらは熱の力を利用して髪を整えるヘアケア用アイテム。

しかし、髪に熱と聞くと、髪が傷むというイメージがありませんか?

実際、過度な熱や誤った使用は、髪へダメージを与えてしまいます。

でも、その熱を味方にして髪を補修することも出来るのです。

それがヒートケア。

あらためてCMCを知ろう

CMCとは、髪のキューティクルとキューティクルの間にある脂質で、水分の維持に関わるとても大事な髪の成分。

髪が傷みCMCが失われるとキューティクルが立ちあがり、指や櫛の通りが悪くなるだけでなく、髪表面が荒れてツヤが失われます。

また、髪は、ホルモンバランスや加齢により毛周期が乱れ、細毛・軟毛が増え、そしてCMCが減少します。

それに伴い、ハリ・コシとツヤも失われ、そして、パサつきやうねりも気になるようになります。

そしてCMCの大事な役割。

水分や油分の通り道であると同時に、補修成分の通り道であり保持するところ。

ヘアケアでは、ダメージや加齢により減少するCMCを整えることがとても重要なポイントになります。

熱を味方にするってどういうこと?

髪の健康のためには、ダメージや加齢、日々のシャンプーで失われたCMCを補う必要があります。

ところが、補充したCMCもシャンプーを繰り返すと、再び洗い流れてしまいます。

まだ健康な髪は、これから徐々に流れ出てしまうCMCに対して、日々のケアで補充すれば失ったCMCを補充できるでしょう。

しかし、加齢やダメージによりCMCが大きく減少した髪では、シャンプーで洗い流される以上のCMCを補充しなければいけないですよね。

そこで、開発されたのが、熱のエネルギーを利用して髪にしっかりと結合するCMC『γ-ドコサラクトン』。

ドコサラクトンは、植物由来【菜種】の油から作られた毛髪アンチエイジング素材です。

ドコサラクトンの最大の特徴は、ラクトン環とよばれる五角形の分子内エステル構造を持ち、ドライヤーやヘアアイロンなどの熱により、キューティクルのタンパク質(アミノ酸)と反応し、結合して補修する熱応答性の補修成分。

一般的な多くの毛髪補修成分は、ダメージのあるところの近くに留まっているだけですが、このドコサラクトンはキューティクルのタンパク質と繋がり一体となっているのです。

毛髪のキューティクルのめくれ上がりを改善し、

  • 「うねり」
  • 「絡まり」
  • 「まとまらない」
  • 「ハリ・コシがない」

などの加齢やダメージによりよく見られる毛髪の様々な悩みに最適なこだわりの原料です。

そして、毛髪と結合しているため、使用直後だけではなくシャンプーなどで洗い流した後もこれらの効果が続きます。

特に「うねり」「ハリ・コシがない」が気になる加齢毛のエイジングケアにオススメです。

ドコサラクトン配合で熱を味方にヘアケアをしましょう。

今回は、ヒートケアCMCであるγ-ドコサラクトンについてご紹介しました。

では、また。

γ-ドコサラクトンを配合したアウトバストリートメント

ガルバミスト

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