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パーマ③ 【山中さんのチュートリアル】

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    投稿
  • #5976
    アバター画像リトル大学院 事務局
    キーマスター

    パーマ③ 【山中さんのチュートリアル】です。

    #7111
    アバター画像山中麻莉菜
    モデレーター

    課題:パーマ3

    ●施術前の髪(や肌)の状態
    ・比較的硬めで直毛
    ・産後、育児中で所々切れ毛やエイジング毛あり
    ・4、5ヶ月に1度カラー・パーマ
    ・ダメージレベル3Lv

    ●目指す仕上がり
    ・柔らかく曲がるカールパーマ

    ●施術前の髪(や肌)の状態から考えた施術工程
    ・toitoitoiシャンプーバブリング→タオルドライ

    ・前処理
    浸透促進原液:neoミスト(5倍希釈)→揉み込み、チェンジリンス→タオルドライ→3種混合原液:neoミスト(5倍希釈)→チェンジリンス→タオルドライ

    ・ワインド

    ・1剤
    ソニルクリープHを塗布、1分半放置後カールチェック

    ・中間水洗
    シブミンEX(5倍希釈)塗布→しっかり水洗

    ・中間処理
    ヘマヘマ(10倍希釈)塗布→いきいき(5倍希釈)塗布

    ・クリープ
    ラップをして遠赤外線照射機6分

    ・中間処理
    ポリK(10倍希釈)塗布2分放置→タオルドライ

    ・2剤
    過水塗布後2分半放置→ロッドアウト→シャンプー台にて2回目の2剤塗布→2分放置

    ・後処理
    ヘマヘマ(10倍希釈)→シブミンEX(5倍希釈)→キトキト(10倍希釈)→チェンジリンス

    ・シャンプー
    トイトイトーイシャンプー→ヘマヘマ(10倍希釈)→シブミンEX(5倍希釈)→ハイエマルジョン少量塗布→キトキト(10倍希釈)

    ・トリートメント
    トイトイトーイトリートメント

    ・アウトバス
    リケラミスト

    ●各施術工程の意図
    ※パーマ①②と異なる部分のみ記載します。

    ・前処理
    浸透促進原液:neoミスト→髪の毛をふやかし、薬剤の通り路をつくる

    ・1剤
    ソニルクリープH→比較的硬毛で薬の浸透がしにくい髪質ですが、長時間1剤に晒すとゴワゴワになってしまうため、浸透促進原液と組み合わせて短時間水洗できるように、今回はクリープHを選択しました。
    1分半放置→結合が切れるまでの時間設定。巻き直す時間等も考慮し、1分半でチェック・3分以内に全て水洗できる時間設定にしています。

    ・中間処理
    いきいき(5倍希釈)→ぷるんと感をプラス
    今回は十分な強度があるためリノベーターは使用しませんでした。

    ・シャンプー
    ハイエマルジョン少量塗布→収斂、CMC補給

    ●修正を加えた箇所
    なし

    ●修正の理由
    なし

    ●結果及び考察
    パサつきやゴワゴワ感もなく、柔らかく仕上げられたと思います。髪の毛によって必要な剤を見極め、足し引きすることが大切だと思いました。

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    #7118
    アバター画像lsbrain-sakaki
    モデレーター

    宜しくお願いいたします。

    先ず、今回のパーマ行程で伝えたい事、アピールしたい事、受講者さんに持って帰ってもらい事を受講者さんに向けた講習の入りのつもりで語って下さい。

    #7135
    アバター画像山中麻莉菜
    モデレーター

    榊さん、今回もご指導お願いいたします。

    今回の施術のポイントは、1剤の短時間水洗です。
    「短い時間で1剤を流す」ということが目的ではなく、髪の毛への負担を最小限にすることが目的です。各処理剤との組み合わせでそれが可能になっている、というところに注目していただければと思います。
    ①薬剤が浸透しやすい状態にする
    ②その状態に合った1剤選び、時間設定をする
    ③髪の毛の形を変えやすい環境を整える
    ④いらないものは除去し、不足しているものは足す
    ⑤疎水に戻す
    この流れに沿って施術を進めていきます。

    #7142
    アバター画像lsbrain-sakaki
    モデレーター

    ①薬剤が浸透しやすい状態にする この部分が 1剤短時間水洗においては大事な所ですね。
    その大事な所は前処理が担っていますよね、そしてこの前処理の行程内にある 揉み込み、チェンジリンス→タオルドライという行程が重要だと思うのですが、いかがでしょうか?
    もしそうであれば、この作業が必要な理由、コツなどを受講者さんが持ち帰り実践できるように教えて下さい。
    文章で伝えるのは難しいと思いますが、宜しくお願いいたします。

    #7145
    アバター画像山中麻莉菜
    モデレーター

    榊さんの仰るとおり、1剤を短時間で水洗するための前処理が重要で、それは前処理がなければ出来ないことだと考えています。前処理に使う処理剤をいかに【効かすか】がその後の仕上がりに大いに関わってきますので、この工程はとても大切にしています。

    まずは薬剤を浸透させたい箇所にしっかりと付ける、そして効かせるためにしっかりと揉み込みを行います。中に浸透させるイメージで髪の毛が柔らかくほぐれる感覚になるまで優しく握り込むように揉み込みます。この際、手の中で髪の毛が折れたり、引っ張ったりするとせっかくの前処理でもダメージの原因になってしまうので、そのようなことがないように丁寧に行います。私は手のひらの大きい面を使ったり、指先で感覚を確認しながら進めていきます。十分に揉み込みが完了したら次はチェンジリンスです
    チェンジリンスは付いていない箇所がないよう全体に行き渡らすための保険の意味と、次の処理剤の邪魔をしないように中に入りきらなかった余分な剤を流すという意味で行っています。全体に行き渡った感覚を確かめて、次にタオルドライを行います。

    べちゃべちゃに濡れた状態だと水(お湯)で髪の毛が満腹状態になり、次の処理剤が入る隙間がなくなってしまうためしっかりとタオルドライで水気を取り除きます。処理剤を入れるための前処理という感覚です。タオルドライも毛先が折れていたり、擦ったりするとダメージの原因となりますので髪の毛の状態を整え、優しく髪の毛に押し当てて水気をタオルに移動させるイメージで行います。

    #7167
    アバター画像lsbrain-sakaki
    モデレーター

    ありがとうございます。文章で伝えるのは難しかったと思いますが、わかりやすくイメージできました。
    講習等のプレゼンではこういう細かい手技やそれに関する考えやこだわりを伝えることが大事だと私は思っています。

    では、②その状態に合った 1剤選び時間設定をする とありますが、これについては 1剤選定、時間設定の目安やチャートなどはありますか?

    #7168
    アバター画像山中麻莉菜
    モデレーター

    私も手技をとても大切にしているので、しっかり伝えられるようにしていこうと思います。ありがとうございます。

    1剤選定、時間設定の目安・チャートについて答えさせていただきます。
    基本的には検証に基づいて感覚的に掴んだものではありますが、短時間で水洗したいというところがベースにあります。
    放置時間に関しましてはもちろん髪の毛の状態により前後しますが、営業ベース、またアシスタントにヘルプをお願いする場合1分でチェック、1分半で水洗するように設定しています。
    チェックの時点でかかりが優しい場合は時間をプラスし、再度チェックします。

    放置時間【30秒〜3分】
    1剤選定 【硬毛・かかりにくいとされる髪:クリープH】
    【軟毛・かかりやすい・ダメージのある髪:クリープS】
    これを目安にしています。

    #7178
    アバター画像lsbrain-sakaki
    モデレーター

    ありがとうございます。シンプルでわかりやすくて良いですね。しっかりとした検証と経験があるが故ですね。

    ③髪の毛の形を変えやすい環境を整える これをもう少し具体的に解説、プレゼンしていただけますか?

    #7199
    アバター画像山中麻莉菜
    モデレーター

    ③髪の毛の形を変えやすい環境を整える
    について答えさせていただきます。

    髪の毛の形を変えるためには【保温・保湿】が大切だと思っています。②の工程で髪の毛の結合を切り、中間水洗や還元剤封鎖等の処理をしっかりした後は髪の毛の中のCMCや、中に入れた処理剤に分子振動を起こし、形を変えやすい(動きやすい)環境にすることが重要です。
    それには水分と温度が必要です。
    滴り落ちない程度の水分を保ったまま、ラップやヘアキャップで乾かないように包みます。温度は高ければ高いほど動きは活発になりますが、同時にダメージの原因にもなるため低温で行うことが重要です。遠赤外線照射機や、スチーム、蒸しタオル、ドライヤー等で蒸していくイメージで行います。
    この際、還元剤が残っていたり、アルカリ状態で行うとダメージが進んでしまうため中間水洗、還元剤封鎖は念入りに行います。
    また、CMCやケラチンが不足している状態では分子振動がうまく起こせないため、保温保湿状態にする前に補給する必要があります。

    #7200
    アバター画像lsbrain-sakaki
    モデレーター

    ありがとうございます。とてもわかりやすい回答です。
    この 1剤短時間放置の施術はパーマのスキルアップを図りたい方には素晴らしいプレゼンになると思います。
    還元剤だけに頼らず、処理剤の効果効能を使ってダメージレスを目指すこのパーマ行程は、①〜③がこの施術の軸になると思うので、しっかりたっぷりお伝えしていただきたいです。
    パーマチュートリアルお疲れ様でした。
    次に進みましょう。

    #7201
    アバター画像山中麻莉菜
    モデレーター

    1剤の短時間放置施術はダメージが抑えられ、パーマを施した日だけでなく次回来店時の髪の毛の状態もとても良いのでこれからも極めていこうと思います。
    ありがとうございます。次回もよろしくお願いいたします。

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