メニュー
\リトル大学院は登録無料! こちらから/

パーマ① 【山中さんのチュートリアル】

12件の投稿を表示中 - 1 - 12件目 (全12件中)
  • 投稿者
    投稿
  • #5972
    アバター画像リトル大学院 事務局
    キーマスター

    パーマ① 【山中さんのチュートリアル】です。

    #6735
    アバター画像山中麻莉菜
    モデレーター

    ●施術前の髪(や肌)の状態
    ・20代男性 猫っ毛でボリュームが出にくい
    ・遠方にお住いのため、半年に1度のご来店 その間他店でカットパーマ
    ・毛先ダメージレベル2程度(カットしました)
    ・通勤時の日焼け、職業柄、頭皮にエイジング傾向あり

    ●目指す仕上がり
    ・立ち上がりをつけたパーマスタイル

    ●施術前の髪(や肌)の状態から考えた施術工程
    ・トイトイトーイシャンプーバブリング→タオルドライ

    ・前処理
    いきいき:neoミスト(5倍希釈)塗布

    ・1剤
    ソニルクリープSを塗布し1分放置後カールチェック

    ・中間水洗
    シブミンEX(5倍希釈)→シャンプー台にて水洗

    ・中間処理
    ヘマヘマ(5倍希釈)塗布→リケラプラス3Dリノベーターローション塗布

    ・クリープ
    ラップで乾燥を防ぎ遠赤外線照射器6分

    ・中間処理
    ポリK(10倍希釈)塗布2分放置

    ・2剤
    過水塗布後2分半放置→ロッドアウト→シャンプー台にて2回目の2剤塗布→2分放置

    ・後処理
    ヘマヘマ(10倍希釈)→シブミンEX(5倍希釈)→キトキト(10倍希釈)→チェンジリンス

    ・シャンプー
    トイトイトーイシャンプー→念のためもう1度ヘマヘマ(10倍希釈)→ハイエマルジョン少量塗 布→キトキト(10倍希釈)

    ・トリートメント
    トイトイトーイトリートメント

    (リマサリクリームバス)

    ・アウトバス
    ボリュームアップミスト、ガルバCMCエマルジョン

    ●各施術工程の意図
    ・前処理
    いきいき:neoミスト(5倍希釈)→ハリコシアップ。

    ・1剤
    クリープS→比較的かかりやすい髪質なため、クリープSを使用 1分半ほどで水洗に移りたいので1分でカールチェック。

    ・中間水洗
    シブミンEX(5倍希釈)→消臭。

    ・中間処理
    ヘマヘマ(5倍希釈)塗布→還元剤封鎖。
    リケラプラス3Dリノベーターローション→ケラチン、CMC骨格補強。

    ・クリープ
    遠赤外線照射器6分→分子振動を促進し、クリープを促す。処理剤の浸透促進。

    ・中間処理
    ポリK(10倍希釈)→収斂。

    ・2剤
    シャンプー台にて2回目の2剤塗布→全ての髪の毛に2剤を確実に行き渡らせるための保険。

    ・後処理
    ヘマヘマ(10倍希釈)→カール定着。残留過水除去。
    シブミンEX(5倍希釈)→消臭。
    キトキト(10倍希釈)→等電点に戻す。

    ・シャンプー
    シャンプー後のヘマキト→念のためもう一度。
    ハイエマルジョン→CMC補給。

    ●修正を加えた箇所
    なし

    ●修正の理由
    なし

    ●結果及び考察
    狙った通りの動きで質感も落とさずに仕上げることができました。全ての後処理は毛髪のみに対してでなく、頭皮への処理でもあると改めて意識させられました。

    Attachments:
    You must be logged in to view attached files.
    #6779
    アバター画像lsbrain-sakaki
    モデレーター

    今回もよろしくお願いします。
    では先ず、前処理の目的はハリコシアップという事ですが、いきいきもneoミストも使った事が無い人に向けて、粧剤の成分や特徴などを交えてもう少し詳しく説明してみて下さい。

    #6807
    アバター画像山中麻莉菜
    モデレーター

    榊さん、パーマ課題もどうぞよろしくお願いします。

    2つの粧剤についてお話しさせていただきます。

    ・neoミスト
    【ナノ化CMC】と【液晶性セラミド】がたっぷりと含まれた液体です。CMCは髪の毛の水分コントロールや、油分・薬剤の通り路になる部分ですが、髪の毛がダメージするとその路が破損されます。neoミストはその路となる部分を補修してくれるため、他の剤がスムーズに髪の毛内部に浸透するのを手伝ってくれる粧剤です。neoミスト単品でも髪の毛をしっとりさせてくれますが、他の粧剤の希釈液としても使用できます。

    ・いきいき
    【羊毛抽出】のケラチンタンパク質で、髪の毛にハリコシを与えてくれます。高分子・低分子のケラチンタンパク質が配合されているため、浸透・定着の良いという特徴があります。リトルサイエンティストには様々な種類のタンパク質粧剤がありますが、私はしっかりとしたハリが欲しい場合や元々コシがない猫っ毛、エイジング毛気味でくたっとしやすい髪の毛をプリんっと活き活きさせたいときには、こちらのいきいきを選択します。

    もちろんそれぞれを効かせながらの重ねづけも可能です。
    今回は、この2つをミックスして【路の補修】【浸透】【ケラチンタンパク質の定着】を、より効率よく効かせました。

    塗布する際は、揉み込み・タッピング等で手で感じながら行ったり、圧縮蒸気や超音波アイロンを用いることでさらに効果的に効かせることができます。

    • この返信は9ヶ月、 4週前にアバター画像山中麻莉菜が編集しました。
    #6809
    アバター画像lsbrain-sakaki
    モデレーター

    ありがとうございます。
    使用感や効かせ方などを交えていただけているので良い回答だと思います。

    それでは、1剤についてですが、放置時間が 1分というのは中々目を引くところです。
    この放置時間について詳しく説明して下さい。

    #6812
    アバター画像山中麻莉菜
    モデレーター

    放置時間について答えさせていただきます。

    1剤で髪の毛の形状を変えるのではなく、後のクリープタイムで形を変えていくため、1剤はクリープするためのスイッチを押す役割と捉えています。ですので、形が変わりきるまでの放置時間は必要ありません。

    チェック時に毛先が少しだけ曲がっていたら水洗に移ります。
    水洗後、段階を踏んでカールがついていくイメージです。
    それまでの時間をサロンワークでは約1分半を目安にしています。1分半で水洗に移るために、チェック→巻き直しの時間も込みで1分でチェックしました。1分かからないくらい(30秒程)でもOKだと思いますが、塗布時のタイムラグ等を加味して1分間放置とします。

    最初のチェック時と、仕上がりのカールではかなりギャップが大きくなるのでその点は注意が必要です。

    #6814
    アバター画像lsbrain-sakaki
    モデレーター

    ありがとうございます。
    では、三つ質問させて下さい
    ①1分放置後のチェックは毛先が少しだけ曲がっている事のチェックと考えて良いですか?

    ②最初のチェック時と仕上がりのカールではかなりギャップがあると言う事ですが、ロッド選定は通常通りで良いですか?もし目安とか選定のコツがあれば教えて下さい。

    ③クリープ後のチェックでカールもしくはウェーブが足らなかったり甘かった場合どうすれば良いですか?

    実技講習後の受講者さんからの質問だと思ってお答え下さい。
    一つづつでも構いません。
    宜しくお願いします。

    #6817
    アバター画像山中麻莉菜
    モデレーター

    ご質問にお答えいたします。

    ①1分放置後のチェックは毛先が少しだけ曲がっている事のチェックと考えて良いですか?

    はい、その通りです。髪の毛が曲がり始めているかどうかのチェックです。水分を含んだ状態でロッドを外すと、結合が切れ始めていることに関わらず毛先が曲がって見えてしまうことがあります。チェックする際はロッドの上からタオルを握り込むように水分を取ってからロッドアウト・チェックがおすすめです。

    ②最初のチェック時と仕上がりのカールではかなりギャップがあると言う事ですが、ロッド選定は通常通りで良いですか?もし目安とか選定のコツがあれば教えて下さい

    ロッド選定は通常通りです。最終の仕上がりを想定したロッド選定ですので、最初のチェック時にこのカールが出るわけではありません。このギャップを理解するには、やはり回数をこなす必要があると思います。

    ③クリープ後のチェックでカールもしくはウェーブが足らなかったり甘かった場合どうすれば良いですか?

    クリープタイムをもう少し設けてみる。
    または、ポリKの濃度を5倍希釈・場合によっては原液で塗布し、髪の毛を引き締めることでカール感を出す。
    このような場合は、クリープ前のどこかにミスがあると思いますので、クリープに入るまでの段階でカールやウェーブの具合を細かくチェックしながら工程を進めていくのがおすすめです。

    #6824
    アバター画像lsbrain-sakaki
    モデレーター

    ③さんの回答についてお尋ねします。
    クリープ前のどこかにミスがあると思うとの事ですが①のカールチェック以外にミスが出るとしたらどの行程のどのようなミスが考えられますか?

    #6829
    アバター画像山中麻莉菜
    モデレーター

    パーマが弱かった際のミスについてですが、第一に【毛髪診断のミス】が挙げられます。髪質・強度・ダメージ度合い等の毛髪診断ミスにより、【前処理】【ロッド選定】【薬剤選定】【中間処理】にズレが生じ、思ったカール・ウェーブが出ない場合があります。

    上記のミスがない場合【各工程処理剤の塗布・効かせムラ】が考えられます。施術に使用するすべての薬剤・処理剤は必要な箇所に必要な分“効かせる”ことを前提に考えています。そのため、素材に適した剤でも効かせられていなければ効果が発揮されません。特に、パーマの場合はロッドに巻かれた状態の髪の毛へのアプローチになるため注意が必要です。髪の毛1本1本に行き渡るように塗布し、必要な場合は握り込むように浸透させる等の工夫をすると良いと思います。

    #6855
    アバター画像lsbrain-sakaki
    モデレーター

    ありがとうございます。
    1剤放置時間が短いだけにそれを考慮した処理や判断がキモになりそうですね。
    1剤放置時間が短いこの行程を初めて学ぶ受講者さんは戸惑う場合があるかも知れません、ケーススタディにご自身の失敗談などを盛り込むとわかりやすくなると思います。
    パーマ①お疲れ様でした。
    パーマ②に進みましょう。

    #6857
    アバター画像山中麻莉菜
    モデレーター

    榊さん、ありがとうございます。
    次回もよろしくお願いいたします。

12件の投稿を表示中 - 1 - 12件目 (全12件中)
  • このトピックに返信するにはログインが必要です。
目次