大豆イソフラボン
別名 | ダイズ種子エキス、ダイズエキス、豆乳発酵液、ダイズ発酵エキス 大豆イソフラボン、ダイズプラセンタエキス、ダイズ胎座エキス |
学名 | Glycine max |
大豆は日本の食生活には欠かせない
大豆と言えば、日本の食生活には欠かすことのできない食品です。
もやし、枝豆、大豆油、きな粉、醤油、味噌、納豆、豆乳、おから、湯葉、豆腐、油揚げ、厚揚げ。
これ、すべて大豆が原料になっている日本を代表する食品ばかりです。
大豆を英語で言うとSoybean。Soy=醤油、bean=豆。
大豆から醤油ができているのに、大豆という英語に「醤油」の名が入っているのって不思議ですよね。
これは、日本の醤油がオランダ経由で世界に知れ渡った後に、大豆が広がったためと言われています。
それぐらい、醤油は大豆を象徴する食品なのですね。
さて、大豆やその加工食品をよく食べている日本人とアメリカ人とで健康に関する調査をした結果があります。
それによりますと、
- (1)日本人の心臓病による死亡率は、欧米に比べて非常に低い。
- (2)日本人の骨粗しょう症による骨折率は、アメリカ人の約半分。
- (3)アメリカ人女性の乳がんによる死亡率は、日本人女性の約4倍。
- (4)アメリカ人男性の前立腺がんによる死亡率は、日本人男性の約5倍。
- (5)アメリカ人の更年期女性の約半分は顔のほてりなどの症状を訴えるが、日本人女性には少ない。
など。
これらのことから、大豆に含まれるイソフラボンが大きく影響しているとして、世界各国で研究が盛んに行われ、様々なデータが取られています。
イソフラボンはポリフェノール
ここで、本題のイソフラボンの話に移りましょう。
イソフラボンとは、植物に含まれている色素や苦味、辛味成分である「フラボノイド」の一種で、ポリフェノールに分類される成分の一つです。
特に、ダイズやクズなどのマメ科の植物に多く含まれています。
言い換えると、マメ科の植物に多く含まれるポリフェノールが「イソフラボン」ということになります。
さらに、その中でも大豆由来のものを「大豆イソフラボン」と言います。
大豆イソフラボンはポリフェノールなので、活性酸素を抑制する働き=抗酸化作用があります。
これにより、体調の様々な不調を予防・改善してくれると期待されています。
また、イソフラボンは女性ホルモンの一つである「エストロゲン」とよく似た働き=女性ホルモン様作用を示すと言われています。ホルモンバランスを改善したり、イライラを抑えたり、月経前症候群(PMS)や更年期障害といった女性特有の症状を緩和してくれる効果で注目されています。
その結果、ニキビや肌荒れの改善、美肌効果、豊胸効果、更年期障害の改善などが期待されています。
このように、植物由来でエストロゲン(女性ホルモン)様作用をするものは「植物エストロゲン」と呼ばれています。先ほど示した日本人女性とアメリカ女性の健康状態の違いは、その食生活で大豆製品を多く食べているかどうかの違いと言ってよいでしょう。
イソフラボンは女性ホルモンに似ている
こんなエストロゲン様作用をする大豆イソフラボンですが、実は「ダイゼイン」「ゲニステイン」「グリシテイン」という3種類があります。
これらは、ダイゼイン 約50%、ゲニステイン 約10~20%、グリシテイン 約30~40%の割合で含まれています。
これら3種類の分子構造が、女性ホルモンであるエストロゲンによく似ていることから、女性ホルモン様作用をする言われているのです。
下の図を見ると、エストロゲンと3種類のイソフラボンの分子構造がよく似ていることがわかりますね。
イソフラボンは貴重
さて、そんなイソフラボンですが、大豆からはどのぐらい取れるのでしょうか?
さぞ、たくさん取れるとおもいきや、なんと大豆から取れるイソフラボンはおよそ0.2%しかありません。
つまり、大豆100gあたりのイソフラボンの含有量は200mgです。
大豆を200~300粒食べて、やっと200mg摂取できるぐらいでしょうか。
とても貴重な成分です。
しかし、豆腐などの加工度の高い食品は、イソフラボンがほとんど損なわれずに維持しているそうです。
発酵食品である味噌では、逆にイソフラボンのレベルが増加しているという報告もあるようです。
こういう話を聞くと、日本食・和食って素晴らしいなぁって、ますます感心してしまいますね。
大豆に含まれるイソフラボンの量は全体の0.2%しかないとお話しましたが、大豆の中でもどの部位に一番多く含まれているかというと実は「胚芽」、いわゆる「プラセンタ」と呼ばれる部分です。
胚芽って種子の中にあって、芽となって成長する部分ですよね。
ですので、アミノ酸、ビタミン、ミネラルなどがたっぷりと、ぎっしりと詰め込まれているのです。
大豆の胚芽には、それらの栄養素の他にイソフラボンが豊富に含まれていますので、ここから抽出したエキスには大豆イソフラボンがたっぷりと入っているということになります。
ちなみに、「プラセンタ」というのは「胎盤」を意味する言葉ですが、植物は動物とは異なるので、もちろん胎盤は存在しません。が、植物には動物の胎盤と同じ役割をしている部位があって、それが「胎座」です。
ですので、プラセンタ=胎盤ですが、植物プラセンタの場合は胎座ということを表します。
女性を美しくする魔法がいっぱい詰め込まれている大豆ってすばらしいですね。
大豆イソフラボンが配合されたリトル粧剤
そんなダイズプラセンタから抽出した貴重なイソフラボンを豊富に配合したヘアケアが、リトルにはあったのです。
それは、リマサリです。
リニューアル前のスキャルプクレンジング リマサリにもダイズエキスが配合されていましたが、今回リニューアルしたスキャルプクレンジング リマサリには、その約100倍の大豆イソフラボンが配合されています。
これは、ダイズの実から抽出したエキスではなく、ダイズ胎座エキスをあらたに配合したためです。
また、贅沢にもヘアトリートメントにも配合しています。
こんな凄いダイズプラセンタエキス配合のリマサリで、頭皮をキレイに髪にうるおいを与えて、美しい髪が育つ頭皮環境を整えましょうね。
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