アロエベラ液汁
別名 | アロエベラ |
学名 | Alie L. |
アロエベラは医者いらず
アロエベラ液汁は、アロエ属に属する多肉植物の一種であるアロエベラの葉肉から抽出して得られたエキスです。
アロエベラの属する科は、以前はユリ科と言われていましたが、今はススキノ科に分類されています。
原産地は、アラビア半島南部、北アフリカ、カナリア諸島、カーボベルデだと考えられており、乾燥地帯でも育ち、アフリカ、インドやその他の地域に広く分布しているようですね。
アロエとはアラビア語で「苦い」という意味。
ずばり!というネーミングですね。
アロエベラのベラとは、ラテン語で「真実」という意味があるのだそうです。
つまり、アロエベラは「これぞ真のアロエだ!」と言えますね。
ちなみに、アロエベラはキダチアロエほど苦くありません。特に葉肉のところは無味無臭に近いでしょう。
ですので、食用として使われているのですね。
また、日本でアロエというと、「医者いらず」のことを指しますが、それは「キダチアロエ」という種類でアロエベラとは異なるものです。間違えやすいので注意しましょう!
アロエベラは乾燥地帯でも育ちますし、観賞用のものの育て方を見ても、水はあえすぎてはいけないと書かれています。つまり、あまり水分がなくても十分育つし、乾いたりしないということ。
厚い葉の中には、「葉肉」と呼ばれる透明で柔らかいゼリー状物質がありますが、ここに水分がたっぷりと含まれているのです。ここに含まれる成分としては、粘液質の多糖類、ビタミン類、ミネラル類、酵素、アミノ酸など。
以下の表には、アロエベラに含まれる成分とその効果(あると言われている効果ですが)をまとめてみました。
アロイン | 胃の活動を活発にする作用、腸の働きを活発にする作用 |
アロエウルシン | 組織の再形成を促進する作用 |
アロエエモジン | 健胃作用、腸の活性化作用 |
アロエシン | 殺菌効果、抗菌作用 |
アロエチン | 殺菌効果、解毒作用 |
アロミチン | 有効成分の一種で、抗ウイルス作用、抗腫瘍作用 |
アルボラン | 多糖類の一種で、血糖値を下げる効果 |
アロエマンナン | 有効成分の一種で、皮ふの老化防止作用、抗腫瘍作用 |
サポニン | エグミの原因となる成分で、血中のコレステロールや中性脂肪を減少させる作用 |
アミノ酸・タンパク質 | 体を構成する上で重要な成分。体内で合成できないアミノ酸を必須アミノ酸という |
ムコ多糖 | 細胞と細胞を結合するゲル状物質で、関節や皮ふなど体内のいたるところに存在する。保湿性に優れ、肌の健康や関節痛の緩和などの作用もある。 |
その他 | ミネラル、植物ホルモン、葉緑素など |
アロエと聞いてピンとくるもの
アロエと聞いてもう一つピンとくるものに、「アロエヨーグルト」がありますよね。
某有名メーカーから発売されている、20年ものロングセラーの、あのアロエヨーグルトです。
あれに使われているのも、アロエベラの葉肉です。
その中にアロエステロールという健康成分が含まれていることも発見されています。
(アロエステロールは、森永乳業株式会社の登録商標です)
つまり、アロエベラの葉肉は食用として重宝されているということですね。
もちろん、生薬や化粧品、日用品に至るまで幅広く用いられています。
さて、ではどんな効果が知られているのでしょうか?
アロエベラの効果と言えば、保湿
外面は頑丈な表皮に覆われていますが、内部には極めて豊富な水を貯える組織が発達しています。
先ほどご紹介した葉肉の部分ですね。
太陽のめぐみをいっぱいに浴び、乾燥地帯でも負けずに育ったアロエベラは、粘性物質を多く含み、高い保湿効果を持っています。
また、最近の研究では細胞賦活作用やコラーゲン産生促進作用も報告されています。
その他にも、鎮静効果、治癒効果、健康増進、美容効果などについて研究報告がされています。一方でほとんど効果がないとする学者もいて、その議論に決着はついていないのが現状です。
しかし、クレオパトラがその美貌を保つために使ったと言い伝えられるぐらいにアロエの保湿効果、美容効果には期待がされていることは間違いないでしょう。
もう一回。
やっぱりアロエベラと言ったら、保湿効果。
アロエベラの葉肉には貯水組織がいっぱい含まれています。
植物の貯蔵組織の一種で、水分をたくわえて乾燥を防ぐもの。
この効果は絶大ですよね。
アロエベラが配合されている商品
そんなアロエベラですが、下記のリトル商品にも配合しています。
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