バコパ
別名 | ブラーミ(つぼくさ)/バコパモンニエラ/バコパモンニエリ/オトメアゼリ(和名)/ゴマノハグサ(科名)/ブラーミ |
化粧品表示名称 | バコパモンニエリエキス |
INCI名称 | BACOPA MONNIERI EXTRACT |
原産国 | インド/パキスタン |
バコパの基本
バコパは、ヨーロッパ・北アフリカ・アジア・南北アメリカに分布する
ゴマノハグサ科の湿性の多年草で、
茎の長さは30cm程度になります。
日本に自生種はなく、在来種との競合の恐れがあるため
【要注意外来生物】 に指定されています。
沖縄あたりでは一部野生化しているそうです。
葉をちぎるとレモンのような独特な香りがして、
インドの伝承医学であるアーユルヴェーダでは3,000年もの間、
「思考力」や「判断力」を高め、「記憶力が改善する」「不安が軽減する」効果があるとされ、
脳の強壮剤として古くから使用されてきました。
インドでは理解力、学習力、記憶力を授かるために新生児にバコパの精油をかける儀式や、
試験前になると学校でバコパティーを飲む習慣があり、
毎日の暮らしにバコパはいろいろな形で利用されています。
バコパに含まれる成分
バコパに含まれる成分は、
- スティグマステロール
- サポゲニン
- フラボノイド
- ブラーミン
- バコサイドA、B
であることが判っており、
- 「学習能力向上」
- 「精神安定作用、抗うつ作用」
- 「けいれん抑制作用」
- 「抗酸化作用」
などの作用が報告されています。
また、近年ではてんかんや記憶能力の改善にも寄与する作用として、
GABA受容体の抑制作用も確認されています。
抗不安薬として使用されることもあるそうですが、
集中力欠如などの副作用を示すことなく精神を安定させ、
記憶力向上作用なども認められ注目を浴びています。
バコサイドA、Bのはたらき
脳内のアセチルコリンエステラーゼという酵素は、
記憶や学習、神経などに関与している神経伝達物質アセチルコリンを分解してしまい、
「ウッカリ」が激しくなったり、痴呆症などの原因となります。
バコパに含まれる有効成分
『バコサイド』は、
脳内のアセチルコリンエステラーゼの活性を抑制する効果があり、
また、脳細胞の再生時に働くリン酸化酵素を助ける効果もあるとされています。
期待される効果
抗ストレス、セロトニン増加により
- 記憶力や集中力を高める
- ストレスを和らげる
- 精神を落ち着かせる
- 疲労回復
などが期待されています。
化粧品としては、刺激緩和・抗炎症効果が期待されています。
こんなものに含まれています
- サプリメント、健康食品(記憶力、不眠、不安、認知症など)
- 化粧品(ボディソープ、ボディローション、ヘアケア、パックなど)
などに含まれています。
ヘアケアでは・・・あまり聞いたことがないですよね。
ですが、
リトルではバコパを配合した商品があるんですよ!
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