コレステロール
![](https://little-grad-school.com/wp-content/uploads/2020/07/b448385249837ea86909bcccd2ce7962-1024x786-1.jpg)
表示名称 | コレステロール |
INCI名 | Cholesterol |
コレステロールとは
コレステロールという言葉は、
普段の生活でも耳にすることは多いのではないのでしょうか。
コレステロールは、脂質やビタミン、女性・男性ホルモンなどの材料になったり、
代謝を助けたりする働きがあります。
また、ヒトの細胞1つ1つは細胞膜で包まれ、
この細胞膜を形作るためにも重要な働きを持っています。
体内で必要なコレステロールの約7割が肝臓などの体内で合成され、
残りの3割を食事から摂り入れています。
体が正常な時は、コレステロールを一定量に調整する機能が働いているため、
食事で多くのコレステロールをとると、体内で合成する分を減らしてくれます。
しかし、あまりにも過剰にコレステロールを摂取したり、
高齢になるについてコレステロールを一定量に調整する機能が働かなくなったりすると、
血液中のコレステロールが増加してしまいます。
コレステロールゼロと謳っているマーガリンやマヨネーズも売られており、
コレステロールは悪者とされがちですが、
人はコレステロールなしには生きていくことはできません。
体内のコレステロールの4分の1程は脳にあり、
毛髪にも数パーセントあると言われています。
では、毛髪においてコレステロールには、
どんな働きをしているのでしょうか?
毛髪を保護するコレステロール
![](https://little-grad-school.com/wp-content/uploads/2020/07/80f6085aeca84041f309e96efca93ade.png)
主な働きは、髪を乾燥や摩擦などのダメージから守る、
保湿・保護作用です。
そして、毛髪内のケラチン繊維(コルテックス)の間、
キューティクル間に存在するCMCを構成するためには欠かせないものなのです。
CMCは、コルテックスやキューティクル同士をつなぎ、髪の構造を保持し、
また、髪の水分コントロールのためにとても重要です。
髪のCMCは、セラミド、脂肪酸を
主としてコレステロールが支える形で形成されています。
セラミド分子は、脂質としては大きく、そして長いため、
セラミドだけを並べると隙間が出来てしまいます。
コレステロールは、その隙間を埋めるように存在します。
セラミドとセラミドをしっかり固定することが
コレステロールの機能であり、
接着CMCとも言えますね。
つまり、コレステロールが失われると、
セラミドのみではCMCを形成することが出来ず、
隙間から過剰な水分や油分、そして栄養分が通り抜け、
髪のダメージを促進させてしまうのです。
コレステロールが失われる原因は様々ですが、
アルカリなどによるケミカルダメージ、
シャンプーによるCMCの流出などが挙げられます。
日々のケアの中でCMCの流出を完全に防ぐことはできませんので、
セラミドだけでなくコレステロールを補い、
髪の中にしっかりとCMCを維持させることがとても重要になります。
CMCのことを考え、コレステロールが配合された製品
ベータレイヤーCMCシャンプー・トリートメント
リケラミスト・エマルジョン
ガルバミスト・エマルジョン
グレイスプリエシャンプー・トリートメント
スキャルプクレンジング リマサリ
トリートメント リマサリ
アジアンムーン
ジャムゥレーベル スキャルプクレンジング