課題:カラー①
■テーマ
カラー課題①
■施術前の髪(や肌)の状態
硬毛 多毛 撥水毛 白髪が点在している
DL1~3
半年に一回カラーをくりかえしている
■目指す仕上がり
浸透促進剤や還元剤、カラプロを使うことでカラー剤の力だけに頼らず、
かつダメージを抑えながら要望の明度(11lv)を目指す
全体に散らばった白髪もなじませていく
■施術前の髪(や肌)の状態から考えた施術工程
①シャンプー(リマサリ)
②シャンプーを泡立てて、その上からCA:浸透促進剤(1:4)、かるくもみこむ
③前処理 全体にβミスト、毛先に3種β5倍少量
④カラー塗布(カラプロ5%混合)
⑤水洗→中間処理(φベータ、ヘマヘマ、βエマルジョン、キトキト)
⑥水洗→後処理(ヘマヘマ、キトキト、パワードベータ)
⑦CV仕上げ
■各施術工程の意図
②根元から均等に処理剤を効かせたい
そこで、シャンプーの泡の上から薬剤を混ぜ込んで界面活性剤の力を借りながらじっくりと浸透させる
手触りがやわらかくなったのを確認してから軽くチェンジリンス
④カラプロを混ぜると粘性が落ちるため塗布量がうすくならないように注意する
⑤ヘマヘマで酸化重合促進、βエマルジョンでCMC補給と収斂、キトキトでph調整
⑥ヘマヘマで過酸化水素除去、キトキトでアルカリ除去、パワードベータで収斂、擬似キューティクルを作る
■修正を加えた施術箇所
前処理時にさらに浸透促進剤:βミスト(9:1)を根元付近に軽く吹きつける
■修正の理由
新生部の手触りに若干硬さ(染まりづらさ)を感じたため
■結果および考察
もともと染まりづらい髪であること、白髪が急に増えたこと、来店サイクルが長いため高い明度での白髪のカバーがしづらいなどから今回は還元剤を使用しました
仕上がりに対してお客様は喜んでくださいましたが、自分としてはもう少し明度が欲しいところでした
次回はカラー剤の選定はもちろん、各処理剤の濃度や放置時間を変えていきたいと思います
遠山さん
チュートリアル開始いたします。よろしくお願いいたします。
第1回目はカラーですね、仕上がりが美しいです!
カラー施術とトリートメントが絶妙に決まったように思えます。
今回のモデルさんは撥水毛で新生部が5〜6㎝といったところでしょうか…
カラー施術を成功させるために素材コントロールが不可欠なパターンですね。
このチュートリアルでは「人に伝える力」も重視させていただきますので、その角度からみた細かい質問もさせていただきます。
Q1
カラー剤はグレーシェードを使用したということでよろしいですか?
Q2
①、②の工程では新生毛(撥水毛)に対しての前処理ですね?
浸透促進原液にシステアミンをチョイ足しはさすがですね。
②の工程で泡の上からもみこむということですが、均等に付けるのが難しそうですが使用量はどのくらいでしたか?
Q3
④のカラープロモーション5%混合とはカラー剤1剤+2剤の総量にたいして5%ですか?
またカラープロモーション混合の目的はなんですか?
よろしくお願いします。
中村さん、ご質問ありがとうございます
「伝える力」が身につくよう頑張ります!
以下、回答です
Q1
カラー剤はグレーシェードを使用したということでよろしいですか?
はい、グレーシェードも使用しています
新生部 5lv低彩度グレイ:8lv中彩度グレイ:13lvファッション=1:1:6 ox6%
既染部 8lv中彩度グレイ:13lvファッション=1:4 ox6%
中彩度グレイを混ぜたのは、白髪をなじませるための保険と、既染部とのつながりを求めるためです
色味はすべてナチュラル系に統一しています
Q2
①、②の工程では新生毛(撥水毛)に対しての前処理ですね?
浸透促進原液にシステアミンをチョイ足しはさすがですね。
②の工程で泡の上からもみこむということですが、均等に付けるのが難しそうですが使用量はどのくらいでしたか?
浸透促進剤:CA=9:1=18g:2g くらいです
お湯で2倍に希釈してアプリケーターで塗布しています
シャンプーでふっくらと泡立てて、その上から剤を少しづつ落としていきます
シャンプーの泡に包まれているので剤は落ちてきません
たった2gのCAですが、意外とよく効きます
放置時間は約10分です
いつもは5~7分放置が多いですが、今回は硬毛、撥水毛、白髪ということで長めに放置しました
Q3
④のカラープロモーション5%混合とはカラー剤1剤+2剤の総量にたいして5%ですか?
またカラープロモーション混合の目的はなんですか?
カラー1剤に対して5%です
カラープロモーションは撥水毛、白髪を均一に染めるのに効果的です
今回は撥水毛でかつ白髪を染めたいので使用しました
ただ、カラプロは剤の粘性をゆるめてしまう性質があります。
塗布量がうすくなり過ぎないように1剤の5%までに留めています
既染部には逆に剤がゆるくなるのを利用してコーミングによる髪へのストレスを軽減するのにも一役買っています
ただ、染料の定着がいいだけに思ったより染料が定着して明度が暗く見えてしまったかもしれません
ストランドでみると11lvなのですが、全体でみると9lvくらいにみえてしまいます
次回は、質感調整や色味の変化もつけてみようと思います
よろしくお願いします。
カラーのレシピまでありがとうございます。
最初のレシピで浸促が濃いな…と思ったのですが浸透促進原液+ソニルCAはお湯で2倍希釈なんですね!
画像ではキレイな仕上がりですが、遠山さんの考察には「もう少し明度がほしい」ということでした。
十分な前処理とカラプロの使用で染料の浸透、発色が予測を上回ったのかもしれませんね…。
最初の狙いに対して結果がどのようにズレたのかの考察もよく出来ていると思います。
この調子で次にいってみましょう!
ありがとうございました。
課題:パーマ①
■テーマ
パーマ課題①
■施術前の髪の状態
硬毛 多毛
DL3
ノンカラー、パーマを4ヶ月に一度かけている
中間から毛先にかけてざらつき
パーマはかかりにくくとれやすい
■目指す仕上がり
リッジをしっかり出しながら柔らかいカールを目指す
デジタルパーマを使用
■施術前の髪の状態から考えた施術工程
①シャンプー(トイシャン)→浸透促進剤
②βエマルジョン→チェンジリンス
③前処理 全体にβミスト、毛先に3種β5倍少量
④S:H(2:3)6分放置
⑤水洗→中間処理(ヘマヘマ20倍)
⑥中間処理(3種βミスト5倍)ごく少量
⑦加温:キャップをして45℃15分、キャップを外して110℃5分
⑧クーリング→2剤
⑨流し→後処理(ヘマヘマ、キトキト、パワードベータ)
⑩仕上げ
■各施術工程の意図
②熱処理を行うのでCMCをしっかりと補給
チェンジリンスをして処理剤が表面堆積をしないようにする
⑤ヘマヘマ20倍で還元剤の封鎖
⑥ナノ化CMCでコルテックスのズレの促進、疎水型PPTでウェーブの安定
⑦高温過程にいく前に余分な水分をすばやく取り除く(取りすぎない)
⑨ヘマヘマで過酸化水素除去、キトキトでアルカリ除去、パワードベータで収斂、擬似キューティクルを作る
■修正を加えた施術箇所
前処理時の浸透促進剤を省く
■修正の理由
ウェット時にハリコシ感がそこまでなかったので浸透はするだろうと判断したため
■結果および考察
毛髪強度を損ねることなく弾力のあるカールにすることができたと思います
毛先のざらつきはCMC補給と擬似キューティクルでおさえることができ、ホットパーマ特有の大きくしっかりしたカールが再現できたと思います
各工程の水分量に注意をはらいました
加温工程終了時は少し水分を少し残し、余熱でちょうど髪が乾くくらいに施術しました
ここで乾きすぎるとパサつきや撥水化してしまって次のパーマがかからなくなってしまうからです
ここからは質感調整のトリートメントをさせてもらいながら経過をみていきたいと思います
遠山さん、パーマ課題①よろしくお願いします。
ホット系パーマ施術ですね。
ドライした時のウェーブのダレもなさそうですし良い仕上がりですね!
工程もシンプルで無駄のないお手本のような施術です。
何も突っ込むところがないので(笑)今回の施術時間は?
施術時間は全体で3時間です。
カットの時間を除けば2時間半くらいです。
中間水洗と加温後のクーリング、後処理には特に時間をかけてしっかりやっています。
よろしくお願いします。
遠山さん
ありがとうございました。
次の課題にいってみましょう!
課題:パーマ②
■テーマ
パーマ課題②
■施術前の髪の状態
男性 軟毛 細毛
DL3
セルフカラー
どこにいってもパーマがかからない
すぐとれてしまう
■目指す仕上がり
顔まわりはゆるく、バックはしっかりとカールがほしい
トップがぺちゃんこになるのがいやなので、ボリュームをだしてほしい
アストクリープでくっきりとしたパーマを目指す
■施術前の髪の状態から考えた施術工程
①シャンプー(トイシャン)
②βエマルジョン→チェンジリンス
③前処理 全体にβミスト、毛先に3種β5倍ごく少量
④ソニルチオ5分→1剤と同量の微温水5分
⑤中間水洗→中間処理(ヘマヘマ20倍)
⑥中間処理(3種βミスト5倍)ごく少量
⑦加温:キャップをしてスチーマー45°15分、
⑧クーリング→ポリK5倍→キッチンペーパーでドライ→2剤
⑨流し→後処理(ヘマヘマ、キトキト、パワードベータ)
■各施術工程の意図
②セルフカラーをされているのでCMCが足りないと判断、
1剤の浸透を阻害しないようにチェンジリンスをし、表面堆積を防ぐ
③しっかりとクリープさせたいのでナノ化CMCを全体にたっぷりと塗布
3種β5倍は毛先2センチにうすくつける
⑤ヘマヘマ20倍で還元剤の封鎖
⑥ナノ化CMCでコルテックスのズレの促進、疎水型PPTでウェーブの安定
⑧ポリKをつける前に余分な水分を取り除く→2剤前も余分な水分を取り除く
⑨ヘマヘマで過酸化水素除去、キトキトでアルカリ除去、パワードベータで収斂、
擬似キューティクルを作る
■結果および考察
アストクリープ特有の弾力のあるカールにすることができたと思います
乾かしたあともしっかりとカールが再現できました
もし、2剤前に一本はずして、カールが安定していないようでしたら、キトキト→乾燥→ブロムをしていたと思います
これはアルカリに傾いたままでポリKの反応が鈍っているからと考えているからです
今回はしっかりとかかっていたのでそのまま2剤処理としました
モデルの方もこんなにパーマがかかったのは初めてだとおっしゃってくださいました
パーマ課題②
よろしくお願いします。
モデルさん、喜んで頂けたようで良かったですね!
質問です。
Q1
「どこにいってもパーマがかからない」
「 すぐとれてしまう」
というお客様の声に対しての今回のレシピだと思いますが、遠山さんが実際に見て、触ってみてどんな見解を持ったのでしょうか?
やはりパーマがかかりにくくとれやすい髪と思いましたか?
Q2
前処理のマニュアルでは3種β5倍→特トリとなりますが、先にβエマルジョンを使うことでどんな違いがありますか?
Q3
ワインディングはどこで行ったのでしょうか?
Q4
クリープ施術の際、均等軟化を目指し還元剤はシステアミンを使用することが多いと思いますが、今回はチオグリコール酸のソニルTIO単品ですね。
システアミンであるクリープS、Hを選択もしくはミックスしなかったのはなぜでしょう?
中村さん、よろしくお願いします
するどい質問ばかりで緊張します
それでは回答です
Q1
「どこにいってもパーマがかからない」
「 すぐとれてしまう」
というお客様の声に対しての今回のレシピだと思いますが、遠山さんが実際に見て、触ってみてどんな見解を持ったのでしょうか?
やはりパーマがかかりにくくとれやすい髪と思いましたか?
A1
毛髪診断時、パーマがかからないとは正直そこまで感じませんでした
では、なぜ今までパーマがかからかったのでしょうか?
最初にカウンセリングで感じたのが
⑴過去の施術で薬剤選定や技術工程になんらかのミスがあった→毛髪診断ミス
⑵日々のスタイリングのやり方、ホームケアに問題があった
と診断し、すすめていきました
軟毛対策やアストクリープはいままでされたことはないと判断し、工程に組み込みました
Q2
前処理のマニュアルでは3種β5倍→特トリとなりますが、先にβエマルジョンを使うことでどんな違いがありますか?
A2
先にβエマルジョンでチェンジリンスをおこなうと、その後の前処理の食いつきがよくなると思います
前処理をつけたあとは浸透させるためにもみこみますが、βエマルジョンでチェンジリンスをしたあとの髪は「ネチャリ感」をはやく感じることができると思います
Q3
ワインディングはどこで行ったのでしょうか?
A3
失礼しました、③のあとです
水巻きをして、その後ソニルチオを塗布しています
ソニルチオは粘性が高いので、全体に浸透させるように一本づつ丁寧に塗布しています
その後の微温水も薬剤の押し込みによいと判断しました
Q4
クリープ施術の際、均等軟化を目指し還元剤はシステアミンを使用することが多いと思いますが、今回はチオグリコール酸のソニルTIO単品ですね。
システアミンであるクリープS、Hを選択もしくはミックスしなかったのはなぜでしょう?
A4
ワインディングをする前に、後頭部にシステアミン単品、システアミンとチオmix、チオ単品で一本づつ試し巻きをさせてもらっています
ソニルチオにしたのは単純にそのときのチオのカールが今回のデザインにしっくりきたからです
どういうわけかシステアミンがあまり効かない髪質でした、これには驚きました
おそらく以前のパーマも、システアミンでかけたために「かからない」「すぐとれた」の原因だったのかもしれません
毛髪診断を含めカウンセリングがとても良いですね!
それと今回薬剤のテストを事前に行ったことによって確実に成功へとつながっています。
私も大変勉強になりました。
このシステアミンが効かない髪はどういうことでしょうね?
後でリトルの方にも登場して頂きましょう笑
最初のβエマルジョンでのチェンジリンスはプチ疎水処理といことですね!
βエマルジョンの優しい収斂を利用し、徐々に疎水毛へと持っていく狙いですね。
微温水は「ハマ水」ですね。笑
特にカラー毛で細毛にはもってこいの手法ですね。
ではリトルのスタッフさんの登場を待ちましょう!
はい、リトルの人です(笑
では、失礼いたします!
理論的なところでは、
①もともと親水寄りのコルテックスが多いため、親水寄りの還元剤が相性が良かった。
②親水寄りのコルテックスは、マクロフィブリルが少なく、それらを取り囲んでいる吸水性のマクロマトリックスが多いため、薬剤がそこでほぼ吸い取られ、SSがあるマクロフィブリルまで届きにくい。
それが、高いアルカリの力でマクロマトリックスが膨潤し、還元剤がマクロフィブリルまで届きやすくなった。
または、チオはマイナスの電荷を持つので、髪にマイナスの電荷がさらに増え、高膨潤し、その結果マクロフィブリルまで届きやすくなった。
③髪にパーマをかけるとは、髪を引き伸ばし曲げることなので、髪が伸長しやすいチオのほうがそういう意味では、髪に負担をかけるが、髪を強力に変形させやすい。
特に今回のケースはSSが少なく、その少ないSSで髪の曲がりを維持させるには、そこにあるほぼ全てのSSに働きかけないといけない。
④今度こそ、きちんとパーマをかけて喜んでもらいたい!という思い。
こんな感じでしょうか。
個人的には、④が最大の理由だと思います!(笑
リトルの人、ありがとうございました!笑
たしかに④ははずせませんね…
リトルの人に質問です。
今回ソニルチオというアルカリ度の低い還元剤で上手くいきましたが、もう少しアルカリ度の高い還元剤でもチオならば同じように上手くいったでしょうか?
またクリープHにBYACなどを添加してpHを下げたらシステアミンでも親水部に働くようになるのでしょうか?
よろしくお願いします。
失礼します!リトルの人です!
>もう少しアルカリ度の高い還元剤でもチオならば同じように上手くいったでしょうか?
かかりはすると思いますが、ケアを含めた質の高いかかり方になるかどうかは疑問ですよね。
>クリープHにBYACなどを添加してpHを下げたらシステアミンでも親水部に働くようになるのでしょうか?
そうですね、システアミンはpHが低くなるとプラスの電荷が増えますよね。
プラスでもマイナスでも電荷を持つと、深部までは浸透しにくいと言われてますから、そういう意味では親水部止まり、もしくは親水部に馴染みが良いと言えると思います。
混合比率にもよりますが、pHが下がると膨潤も穏やかになるので、余計に親水部へのアプローチが大きくなると思います。
逆にBYAC側からしたら、pHがあがりカチオン性が弱くなるかもしれず、そうなるとシステインでの補修が弱くなるかもしれないですね。
リトルの人…
お忙しいところご回答頂きありがとうございました!
遠山さん、特に何かなければ次の課題にいきましょう!
ありがとうございました!
課題:パーマ③
■テーマ
パーマ課題③
■施術前の髪の状態
普通毛 中間から毛先がやや撥水
DL3~4
半年前に他店でデジタルパーマ
すぐにとれてしまったらしい
■目指す仕上がり
顔まわりはゆるく、毛先にはしっかりとカールがほしい
髪は伸ばしていくので、毛先のダメージを最小限に施術を行う
アストクリープでふんわりとしたパーマを目指す
■施術前の髪の状態から考えた施術工程
①シャンプー(トイシャン)
②βミスト:浸透促進剤:CA(6:3:1)を中間から毛先に塗布→5分放置後チェンジリンス
③前処理 全体にβミスト、毛先に3種β5倍ごく少量
④ワインディングS:H(1:1)3分→1剤と同量の微温水5分
⑤中間水洗→中間処理(ヘマヘマ20倍)
⑥中間処理(3種βミスト5倍)ごく少量
⑦加温:キャップをしてスチーマー45℃10分、
⑧クーリング→ポリK5倍→キッチンペーパーでドライ→2剤
⑨流し→後処理(ヘマヘマ、キトキト、パワードベータ)
■各施術工程の意図
②熱変性しているのと判断し、浸透促進剤と還元剤で撥水毛処理を行う
1剤の浸透を阻害しないようにチェンジリンスをし、表面堆積を防ぐ
③髪を伸ばし中なので毛先はしっかりと保護しておく
3種β5倍を毛先4センチにうすくつける
⑤ヘマヘマ20倍で還元剤の封鎖
⑥ナノ化CMCでコルテックスのズレの促進、疎水型PPTでウェーブの安定
⑧ポリKをつける前に余分な水分を取り除く→2剤前も余分な水分を取り除く
⑨ヘマヘマで過酸化水素除去、キトキトでアルカリ除去、パワードベータで収斂、
擬似キューティクルを作る→仕上げ(CV)
■修正を加えた施術箇所
前処理で毛先2センチに特トリごく少量
■修正の理由
毛先にダメージを感じたため
■結果および考察
来店時は中間から毛先までパサつきや固さを感じましたが、施術後は質感をやわらかく弾力のあるカールにすることができたと思います
乾かしたあともリッジの深い、ぷるんとしたカールが再現できたと思います
デジタルパーマの失敗でホットパーマに抵抗があるようだったので今回はアストクリープで施術しました
経過をみてデジタルパーマもすすめてみたいと思います
パーマ③よろしくお願いします。
今回も成功しているようですね!
デジタルパーマでのダメージを修復しながらの施術ですね。
今回も特に問題なさそうなのですが…汗
Q1
還元剤の選択ですが、クリープS単品でもいけるような気がしますが、微温水を使用することを考慮してのクリープHとのブレンドでしょうか?
中村さん、よろしくお願いします!
還元剤の選定についてです
今回も初めて担当するお客様でしたので、ワインディングの前に試し巻きをしています
クリープS単品とS:H(1:1)の2束
確かにクリープSでもリッジは出ていたのですが、もう少し深めのリッジが欲しいと思い、S:H(1:1)でのぞみました
あと、微温水ですぐに洗い流すので多少強めの還元剤でも毛髪強度はそこまで損なわれないかと思います
それにしても浸透促進剤ってほんとにいい商材ですね!
これがなければ薬剤が髪に届かず、もっとてこずっていたと思います
よろしくお願いします
なるほど!
今回も薬剤のテストを行っていたのですね。
ほんとに浸透促進原液の存在は心強いですよね!
遠山さんの使い方もまた素晴らしいと思います。
もしセミナーをする場合はその“下ごしらえ”したときの髪の触感を上手く伝えられると良いですね。
では次の課題に行きましょう!
ありがとうございました。
課題:カラー②
■テーマ
カラー課題②
■施術前の髪の状態
普通毛 ややくせ毛
DL3~4
1年前にセルフカラーで黒染め
その後、美容室で明るくしたところムラになってしまった
さらに他店で直してもらおうとしてもっとムラになってしまった
中間に激しい色むらと毛先に色素沈着がある
■目指す仕上がり
要望の明度はアッシュ系13lv
中間の激しいムラをなじませる
ブリーチを使用するが最小限のダメージにおさえる
■施術前の髪の状態から考えた施術工程
①シャンプー(トイシャン)
②前処理 全体にβミスト、中間~毛先のダメージ部分に3種β5倍少量塗布
③毛先の染料沈着している部分にパウダーブリーチ:ox3%:水(1:1:2)を塗布
④シャンプー→キトキト20倍たっぷりじっくりチェンジリンス→βエマルジョンチェンジリンス
⑤前処理(3種βミスト5倍)ダメージ部分にごく少量塗布
⑥根元13lv ox6%毛先11lv:クリア(1:1)ox3%、アッシュ系
⑦カラーチェック後、φベータをカラー剤の上から塗布
⑧シャンプー→中間処理(ヘマヘマ、βエマルジョン、ポリK、キトキト)
⑨後処理(ヘマヘマ、キトキト、パワードベータ)
■各施術工程の意図
②ブリーチでキューティクルが過剰に立ち上がるのを防ぐとともに間充物質の流出を防ぐ
④次のカラーをする前にアルカリ除去をしっかりとしておく
⑧DLが高いのでキトキトだけでは髪を元の太さに戻すのには不十分、なのでポリKの強い収斂効果を利用してしっかりと引き締める
⑨ヘマヘマで過酸化水素除去、キトキトでアルカリ除去、パワードベータで収斂、擬似キューティクルを作る
■修正を加えた施術箇所
なし
■修正の理由
なし
■結果および考察
最低限のダメージで要望の色にできたと思います
注意したところは、ダメージを気にするあまり前処理をやり過ぎてかえってデザインを損なってしまわないようにしたところです
また、一回目のカラーの後にアルカリ除去をしっかりしました
これは残留アルカリが次のカラーをするときの計算の邪魔になるからです
褪色過程でまたムラが浮き出てくることを伝えて、ケアをしながら次回のカラー提案をしていきます
カラー課題② よろしくお願いします。
黒染めのムラですね…
最初に上手くいかなかった時点でお直ししてもらえなかったのですかね…
各工程でヘアケアをしっかりと行っておりますね。
相当高額な施術料金になったことでしょう(笑
画像を見てふと思ったのですが、ストレートパーマ(縮毛矯正)の履歴もありますか?
脱染ですが一般的にはブリーチ剤で寒色系の色素が分解され、界面活性剤で暖色系の色素が脱落し脱染できるようです。
俗にいうブリーチシャンプーはこの理論ですね。
ですが最近?は酸性の脱染剤がありますので、カラーの染料の脱染にはこちらがおススメです。
この場にはあまり相応しくない話題ですかね…汗
中村さん、今回もよろしくお願いします!
今回はやや特別な施術で、ムラを取り除くことに相当苦心しました
矯正履歴はありましたが、DLが高いので浸透の阻害はないだろうと思い、あまり考えずに進めていきました
今回も見えない部分の毛束でどの位で脱染できるかチェックしてあります
ここの手間を惜しんで今まで幾度となく失敗してきたので慎重に進める習慣がついたようです
次回は酸性のブリーチも使ってみたいと思います
ブリーチではなく酸性の脱染剤です。
過酸化水素水も使用していないので、ダメージさせることなくティントを削ることができます。
髪の状態、カラーの履歴にもよりますが、まずこれで脱染するとかなり脱染できます。メラニンは削らず、ティントのみ削るのでこの後のカラーがやり易いです。
酸性脱染剤でググってみると色んな情報が出てきます。
割と高い商材(汗)なのでウチのサロンではカラーオフの料金をしっかり頂いてます。
中間処理ですが、今回のようなダメージレベルの高い髪などにはカラー剤を流す前にシャンプー台でポリKの50〜70倍ペットボトルシャワーを行い、髪の膨潤を軽く引き締めることで染料が髪に定着します。
その後、酸リンスで乳化する工程に入ります。
特に寒色系の染料はpHで発色が変化し易いですが、その前にポリフェノールで引き締めることで酸による発色の変化を防ぐことができます。
ブリーチではなくて酸性の脱染剤だったんですね⁉
わかりました!
いままで寒色系のカラーは流した後に思っていたのと違う色になることがしばしばあります
その後、ハイダメージの髪にポリKで少し引き締めたところ、うまく色味がのりました
今までカラーのレシピだけで何とかしようと思っていたので、やはりケミカルは奥がふかいですね
これからもよろしくお願いします‼
成功体験も失敗体験も伝えながらお互い高め合っていきましょう!
では次の課題に移りたいと思います。
課題:トリートメント①
■テーマ
トリートメント課題①
■施術前の髪の状態
普通毛
中間DL2毛先DL2~3
半年前にクリープパーマ
2~3ヶ月ごとにリタッチ
毛先に強いパサつき
■目指す仕上がり
しっとりさせたい
毛先のからまりが気になる
全体にツヤが欲しい
■施術前の髪の状態から考えた施術工程
①シャンプー(トイシャン)→タオルドライ
②しっとりシードβ3倍を中間~毛先に塗布
③3種β5倍を塗布→毛先にうすく特トリ
④水洗→βエマルジョンチェンジリンス→ヘマヘマ、キトキトチェンジリンス
⑤ドライして疎水結合をうながす
⑥キトキト→アジアンムーンをうすづけで2回繰り返す、最後はキトキト→ジェルエッセンス
⑦水洗→トイトイトリートメント
⑧ドライ→アイロン80℃で軽くスルー→仕上げ
■各施術工程の意図
②最初にしっとりシード塗布、一番最初に塗布した処理剤が仕上がりの質感を表現する
③しっとりシードは親水性なので髪に定着しづらい、しっとりシードをくるむように3種β5倍をしっかり浸透させて疎水にしていく
⑤今回の施術で最も大切な工程、ウェットでそのまま工程を進めてもトリートメントの定着がしづらく、その後の処理剤も入りづらい、ここでドライをして処理剤の定着をうながしていく
⑥~⑧擬似キューティクルつくり→しっとりシードでかなりみずみずしい仕上がりになっているので、アジアンムーンとジェルエッセンスでツヤを重点に処理していく
アイロンはパネルを厚めにとり、テンションに気をつけてスルーしていく
■修正を加えた施術箇所
βエマルジョンの後にポリK5倍を軽く塗布
■修正の理由
ウェット時に弾力のなさが気になったので
■結果および考察
仕上がりはしっとり&ツヤをだすことができました
注意したところは、内部補修のあとに乾燥工程をいれて、しっかり疎水に戻すところです
ここをとばすと仕上がりはもちろん、トリートメントの持ちも悪くなってしまいます
擬似キューティクルをつくる過程でも軽くアイロンをいれることによって定着をうながします
アイロンをいれる前に余分な水分をドライヤーでとばし、アイロンをいれてちょうど髪が適度に乾くようにします
全体にツヤを得ることができました
本来、3種β5倍で疎水に戻してからしっとりシードが基本ですが、そこまでDLが高いわけではなく、しっとりシードはある程度定着できると判断しました
最初にしっとりシードをいくことによって、一番しっとりシードを髪に吸わせることができました
パワードベータや裏オイルを使うと重たくなりすぎてしまうので今回は使っていません
ツヤをだしつつ、しっとりした仕上がりにできたと思います
トリートメント課題①
よろしくお願いします。
ダメージレベルを見極めた上での質感コントロール
ここまで出来たらトリートメントもデザインですね!
仕上がりも良い感じですね。
質問です。
今回の工程で加温(スチームや遠赤外線)はしましたか?
したとしたら、もしくはするとしたらどのタイミングでしょう?
パワードβ、裏オイルを使う場合はどんな髪に対してですか?もしくはどんな質感を目指す場合ですか?
中村さん、今回もよろしくお願いします!
今回のトリートメントはひとつひとつ確認しながらの施術を心がけました
「今回の工程で加温(スチームや遠赤外線)はしましたか?」
→今回は①~④までシャンプー台で行っているので、加温工程をいれることはしませんでした
「したとしたら、もしくはするとしたらどのタイミングでしょう?」
→③のあとに加温をするのがいいと思います
もしくはしっとりシードのあと、加温しながら様子をみて3種5倍、特トリを塗布してもいいと思います
パワードβ、裏オイルを使う場合はどんな髪に対してですか?もしくはどんな質感を目指す場合ですか?
→ツヤが欲しいときや毛先にまとまり(重み)が欲しいときに使います
今回は途中段階でだいぶまとまりやツヤがでてきたので、さらり仕上げで整えました
パワードβと裏オイルとでは質感は大きく異なると思います
やや重めのサラツヤ感がパワードβ、全体つけてもOK
かなり重めのツヤツヤ感が裏オイル、基本毛先のみ
例えるなら、パワードβがサラダ油なら裏オイルがバターのようなかんじでしょうか?
よろしくお願いします
裏オイルはバターですか…
ニュアンスは分かりますが、リトルのセミナーではCMCオイルをバターに例えることが多いので、この表現、ちょっとゴチャゴチャしますね。
重いということであれば重油?
う〜ん、難しい…
また上手い表現の仕方が見つかったら共有しましょう。
では、次の課題に移りましょう!
お疲れ様でした。
「CMCオイル=バター」の表現のほうがしっくりきます
パワードβの表現はまた考えてみます
次回もよろしくお願いします!
課題:ストレート①
■テーマ
ストレート課題①
■施術前の髪の状態
軟毛 細毛 乾燥毛
DL3
ここ一年髪は伸ばし中
3ヶ月に一度フロントにストレート
出産してから前髪のクセが強くなったらしく産後の脱毛と重なって気になっている
■目指す仕上がり
日によって顔まわりにクセがでるらしくなんとかしたい
今回もフロントのストレートパーマのみの施術
■施術前の髪の状態から考えた施術工程
①シャンプー(トイシャン)
②泡の上から、浸透促進剤:CA:お湯(2:1:3)全体で20g程度をフロントを中心に塗布10分放置
③βエマルジョンチェンジリンス
④前処理:フロント毛先にφベータ、特トリを毛先に塗布
⑤ソニルチオ塗布約15分放置
⑥中間水洗→ヘマヘマチェンジリンス→βエマルジョン→ポリK→キトキトチェンジリンス
⑦冷風ドライ→アイロン
⑧2剤処理→後処理(ヘマヘマ、キトキト、パワードベータ)
■各施術工程の意図
②ウェットでまっすぐ、乾くとクセがでるという典型的なうねり毛
CAと浸透促進剤でじっくりと疎水部をゆるめていく
④ここでの前処理の目的は毛先の保護、過膨潤しないように毛2~3センチに特トリをやや厚めに塗布する
⑥ここでポリKを使うのは、過収斂を防ぐのと、アイロンワーク前のドライで芯に水分を残すことができるため
⑦温風でドライをしてしまうと乾きすぎてしまうので、冷風で髪表面をゆっくりと乾かす
⑧ヘマヘマで過酸化水素除去、キトキトでアルカリ除去、パワードベータで収斂、擬似キューティクルを作る
■修正を加えた施術箇所
アイロン前のドライでクセがもどってきた部分に浸透促進剤:お湯(1:2)を塗布
■修正の理由
浸透促進剤は濃度が高いと還元作用があるので、クセが残った部分に少量塗布して2~3分放置、ドライをしてクセがとれたことを確認してアイロンワーク
■結果および考察
今回は産後の影響なのかクセが一律ではなく、中間水洗後、左は伸びているが右にはクセが大きく残っていました
今回に限らず、部分的にクセが残りアイロンでなんとかするケースが多々あると思います
そんなときに薬剤の塗り分けや放置時間のコントロールだけでなく、中間水洗後にクセが残る部分に浸透促進剤を塗布してクセを取り除くことはアイロンからのストレスを軽減することにつながると思います
ただ、今回はたまたまうまくいきましたが、本来は前処理や薬剤選定や放置時間で均一軟化を目指すのがいいと思います
あまり工程を増やすと技術設計の計算がしづらくなるのと、施術が長時間になりお客様に負担がかかってしまうと思うからです
写真左から
ドライ時:1剤塗布:中間水洗後:浸透促進塗布後ドライ:仕上がり
ストレート課題①よろしくお願いします。
今回はウェットアイロンは封印ですか?笑
アイロン前のリカバリーはさすがですね!
質問です。
本軟化でのソニルチオに対しプレ軟化として浸透促進と微量のシステアミンですが、結果から判断するとシステアミンをもう少し動員したほうが良かったのでしょうか?
また、産後の脱毛が気になっているということでしたが、今回伸びにくかった箇所はそのことと関係がありそうですか?
中村さん、今回もよろしくお願いします!
本軟化でのソニルチオに対しプレ軟化として浸透促進と微量のシステアミンですが、結果から判断するとシステアミンをもう少し動員したほうが良かったのでしょうか?
→確かに増やしていたほうがよかったかもしれません
そうすればアイロン前の状態ももう少し改善できていたと思います
前髪のストレートは慎重になりがちで攻めるのにはいつも勇気がいります(笑)
また、産後の脱毛が気になっているということでしたが、今回伸びにくかった箇所はそのことと関係がありそうですか?
→おそらくは妊娠中は血流がお腹に集中して、毛髪への血流不足からパラとオルソが部分的に入り乱れているのではないかと考えています
中間水洗してみないとわからないことが多くいつもてこずっています
今回はたまたま浸透促進剤で助かりました
(ほんとにたまたまでした…硬毛の方には効きませんでした…)
よろしくお願いします!
そうですね、出産前後の髪は難しいですね。しかも大事な前髪ということですし…
浸透促進から緩やかに軟化をスタートしたのは正解だと思いますし、今回のようなケースではパーフェクトを求めるより、カウンセリングでお客様にきちんと説明して状況を理解して頂くことも重要ですよね。
リトルの新しいクリームタイプのシステアミンも楽しみですね。
施術の幅が広がりそうです。
では次の課題に移りましょう!
ありがとうございました。
新しいシステアミンクリームも今いろいろと試しています
特に中間水洗後の仕上がりは絶品です
あとはアイロンでどう料理するかが今の課題です
また機会があればアップします
次回もよろしくお願いします
課題:トリートメント②
■テーマ
トリートメント課題②
■施術前の髪の状態
やや硬毛 ややくせ毛 多毛
ノンカラー ノンパーマ
毎日アイロン使用
雨の日はひろがりやすい
毛先に極度の固さ、枝毛
■目指す仕上がり
ボリュームをおさえてサラサラにしたい
毛先のパサつき(固さ)を抑えたい
■施術前の髪の状態から考えた施術工程
①浸透促進剤:三種混合:βレイヤー(1:1:4)を中間~毛先に塗布
②トイシャン→タオルドライ
③しっとりシード:βレイヤー(1:4)塗布
④水洗→ヘマヘマチェンジリンス→βエマルジョン→キトキトチェンジリンス
⑤軽くドライ
⑥擬似キューティクルつくり (キトキト→アジアンムーン)×3 80℃アイロンスルー
⑦水洗→トイトリ
⑧CV→ドライ仕上げ
■各施術工程の意図
①毛先に極度の固さがあるのでシャンプー前に浸透促進剤でじっくりとゆるめていく
③ボリュームをおさえるためにしっとりシード塗布
④ヘマヘマ(架橋)βエマルジョン(CMC補給)キトキト(収れん)
⑤ドライをして疎水結合をうながす
⑥擬似キューティクルつくり
■修正を加えた施術箇所
③しっとりシードのあとに毛先にうすく特トリ
④βエマルジョン→パワードエマルジョンに変更
⑥(キトキト→アジアンムーン)×2を毛先数センチのみ、(キトキト→ジェルエッセンス)×1を中間~毛先に塗布
■修正の理由
③しっとりシードを塗布したあとでも毛先に固さが残っていたので特トリ(接着CMC)を使用
④毛先数センチはDLが極端に高いが、残りの部分はDLが低かったのでβエマルジョンでは少し重いと判断、パワードエマルジョンに変更してサラサラに仕上げていく
⑥⑤のドライ時にボリュームは落ちていたので、あまり重たくなり過ぎないようにジェルエッセンスに変更
■結果および考察
ボリュームをおさえてしっとりさせつつも手触りはサラサラにすることができました
乾燥によるパサつきも解消できました
枝毛はカットしてあります
今回のお客様には、アイロンの正しい使い方と、熱処理から髪を守るホームケアをお伝えしました
写真①来店時の毛先の状態
写真②トリートメント前
写真③トリートメント後
遠山さん
トリートメント課題②
よろしくお願いします。
バサツキがキレイなってますね!
Q1
今回の施術の所要時間はどのくらいでしょうか?
Q2
圧縮蒸気や遠赤外線などの器具での加温はしていないということでしょうか?
Q3
シャンプー前の浸透促進の工程ですが、シャンプーの前と後ではどのような違いが あるのでしょうか?
トリートメント課題②
よろしくお願いします。
Q1
今回の施術の所要時間はどのくらいでしょうか?
→1時間少々です
シャンプー前に多めに時間をかけています(10分)
あとは特トリをつけた後にも時間をかけています(7〜10分)
Q2
圧縮蒸気や遠赤外線などの器具での加温はしていないということでしょうか?
→特トリの後に圧縮蒸気をしています
その後冷ましながら毛先部分を指でなめすように整えました
Q3
シャンプー前の浸透促進の工程ですが、シャンプーの前と後ではどのような違いが あるのでしょうか?
シャンプー前にした場合、シャンプーした後の薬剤がなにものにも邪魔されず、よく入るように思います
もちろん、シャンプー前の処理剤の効果は残っています
シャンプー後に重ねてつけた場合、どうしても薬剤の重なりで入りが鈍かったり、効果がわかりづらいときがあるように感じます
シャンプーをしてせっかくつけた処理剤がもったいない気がしますが、中間から毛先へのダメージの差異が大きいときにはこの方法をよく使います
シャンプー後にそのまました場合、途中でうまくできたと思っても、最後の仕上がりで毛先だけぱさつきや固さが残るときがあります
シャンプー前の浸透促進での処理はまさにこの一手間のこだわりですね。
私も試したことないので試してみます。
では次の課題に移りましょう!
ありがとうございました。
中村さん
ありがとうございます!
次回もよろしくお願いします。
課題:ストレート②
■テーマ
ストレート課題②
■施術前の髪の状態
軟毛 細毛
ダメージに敏感でホームケアに気を配っている
毎日アイロンを使用している
■目指す仕上がり
お客様の要望として
「毛先までまっすぐになりすぎるのはいや」
「前髪がペタンコになるのはいや」
■施術前の髪の状態から考えた施術工程
①ウェット時とドライ時の髪の状態を確認
②シャンプー→泡の上から、浸透促進剤:お湯(1:3)
③βエマルジョンチェンジリンス
④前処理:毛先にφベータ、特トリを毛先にうすく塗布
⑤ソニルチオ塗布(クセの強い部分はチオH)既ストレート部分には剤はつけない
⑥中間水洗→ヘマヘマチェンジリンス→βエマルジョン→ポリK→キトキトチェンジリンス
⑦冷風ドライ→アイロン
⑧2剤処理→後処理(ヘマヘマ、キトキト、パワードベータ)
⑨CV→仕上げ
■各施術工程の意図
①ウェットでもドライでもクセが変わらない波状毛と診断
②ブースター軟化を選択、浸透促進剤でじっくりとゆるめていく
④ここでの前処理の目的は毛先の保護、過膨潤しないように毛2~3センチに特トリをやや厚めに塗布する
⑦温風でドライをしてしまうと乾きすぎてしまうので、冷風で髪表面をゆっくりと乾かす
⑧ヘマヘマで過酸化水素除去、キトキトでアルカリ除去、パワードベータで収斂、擬似キューティクルを作る
■修正を加えた施術箇所
特になし
■結果および考察
クリーム系の縮毛矯正剤だと油分の重みでペタンコになってしまうのですが、ソニルチオはジェル状なので風合いが軽くサラサラに仕上げることができたと思います
施術時間はカットこみで3時間半でした
写真①施術前ウェット時
写真②施術前ドライ時
写真③施術中
写真④⑤仕上がり
訂正箇所がひとつあります
④の工程で、「特トリをうすく塗布」、「厚めに塗布」と矛盾しているかと思います
「厚めに塗布」が正しいです
今回は接着CMCとしての特トリというより、濃度の濃い剤をつかって過膨潤を防ぐ意味合いのほうが強いです
塗布量こそ「うすい(少ない)」のですが、もみこまず表面に「厚め」にのせている感じです
わかりにくい表現をしてしまってすみません
よろしくお願いします!
のせている、ということです
ストレート課題②
よろしくおねがいします。
仕上がり とてもキレイです!
毛先のナチュラル感がすばらしい!
Q1
今回の還元タイムは何分でしょうか?
Q2
アイロンの温度は?
またスルーの回数など、
Q3
ペタンコにしないために還元剤をジェル状のソニルを選択とありますが、ペタンコにしないための対策は他に何かありますか?
Q1
今回の還元タイムは何分でしょうか?
→15分です
今回に限らず、ストレートの放置時間はよほどの理由がない限り固定です
15分で均一軟化ができるような髪を前処理でつくりあげるという考え方です
Q2
アイロンの温度は?
またスルーの回数など、
→アイロンは160℃、新生部2スルー、既ストレート部1スルーです
Q3
ペタンコにしないために還元剤をジェル状のソニルを選択とありますが、ペタンコにしないための対策は他に何かありますか?
→根元ギリギリまで薬剤をつけないこともひとつの方法だと思います
(今回のモデルはトップにクセが少なかったので)
ボリュームの出やすいハチまわりはやや根元よりに、分け目に近い部分は根元から3〜4センチはなして剤の塗布をしています
よろしくお願いします‼︎
今回の還元タイムは何分でしょうか?
〉→15分です
〉今回に限らず、ストレートの放置時間はよほどの理由がない限り固定です
〉15分で均一軟化ができるような髪を前処理でつくりあげるという考え方です
ここ大事ですね。
過膨潤しにくいリトルの還元剤といえど軟化のコントロールは一番気を使う行程です。足りないと伸びないし…
また、お客様の要望を形にするためのひと手間も欠かせませんね。
プロの仕事だと思います。
リトルのチームで究極のストレートパーマを目指しましょう!
では次の課題に移ります。
ありがとうございました。
ありがとうございます!
次回もよろしくお願いします‼
課題:ストレート③
■テーマ
ストレート課題③
■施術前の髪の状態
硬毛 多毛
中間~毛先DL3~4
1年前にストレート
かなりくせが強くボリュームが出てしまう
トップはそうでもないがもネープに激しいクセがある
■目指す仕上がり
前回のストレートでクセが伸びてなかったらしいので、しっかりとクセを伸ばしていく
撥水毛にしないように施術をしていく
■施術前の髪の状態から考えた施術工程
①トイシャン→タオルドライ
②浸透促進剤3倍希釈をクセのある部分に塗布、手触りが変わるまで放置
③②の上からEXPをクセのある部分に塗布、その他の部分は3種β5倍→毛先に特トリ
④水洗→βエマルジョンチェンジリンス
⑤しっかりとタオルドライのあと、クセの強い後頭部にハードチオ(縮毛矯正剤)を塗布、その他の部分にはソニルチオを塗布、毛先にはβエマルジョンで保護、毛先には1剤はつけない
⑥水洗→軽くシャンプー→ヘマヘマ→βエマルジョン→ポリK→キトキト
⑦しっかりとタオルドライ→アイロンワーク
⑧2剤→流し→ヘマヘマ→キトキト→パワードベータ
⑨CV→仕上げ
■各施術工程の意図
②浸透促進剤をクセのある部分を狙って塗布、じっくりとゆるめていく
③EXPで疎水部をじっくりゆるめていく
⑤前と後ろでクセの出方が違うので、剤を使い分ける
⑦今回のアイロンは水分をかなり残した状態(触ると手が濡れるくらい)から始める
⑧クセがもどらないように丁寧にアルカリ除去→擬似キューティクルつくり
■修正を加えた施術箇所
特になし
■結果および考察
施術時間が5時間を超える行程となりました
アイロンに入るまでで2時間経過しています
②③が今回の施術で最も大切な工程だと思います
常々、薬剤が効いてから次の工程に進めるように意識しているので、浸透促進剤の場面でも15分もみ込みながら放置、プレ還元時にも15分放置しています
プレ還元後に残ったクセはS1のクセとみなし、チオ単品でせめています
アイロンは100℃と160℃を2本用意し、100℃で水分をとばしたあと、160℃を2スルーしています
過度な熱によるダメージをやわらげてくれました
ボリュームをおさえてしっかりとストレートにすることができました
写真①施術前(後頭部)
写真②施術前(トップ部分)
写真③プレ還元中
写真④仕上がり
このときのストレートはとても難しかったです
履歴がわからないので、みたまま感じたことでの工程でのぞみました
訂正があるとすれば
①浸透促進剤を新生部に塗布
②トイシャン→流し→軽くタオルドライ
③ビヤク:ポリK(1:4)15cc中間〜毛先にゆっくり塗布
④4〜5分かけてゆっくり塗布したらチェンジリンス
⑤前処理〜
でいけば、もっと安全にキレイに仕上げることができたかもしれません
先日、同じようなお客様でとてもいい仕上がりができました
新生部にポリKがつかないように細心の注意をはらいました
どうでしょうか?
よろしくお願いします‼︎
遠山さん、ストレート課題③ よろしくお願いします。
このモデルさんのような履歴が読み切れず、複雑なクセの混在しているケースではブースター軟化とプレ軟化はをしっかりと行うことで様々なリスクを回避できますね。
Q1
ネープの強いウェーブはどうでしたか?
本軟化でウェーブをとるところまでもっていけましたか?
私もこのモデルさんに似たクセの方の施術を経験しておりますが、強いウェーブ部分は結局はアイロンの熱で強引に伸ばすことになってしまいます…
Q2
訂正案でビヤク処理とありますが、このモデルさんは髪の強度がかなり低下していたということでしょうか?
Q1
ネープの強いウェーブはどうでしたか?
本軟化でウェーブをとるところまでもっていけましたか?
→ネープ部分は本軟化後もクセがかなり残っていました
おそらくはくくりグセであろう部分は特にです
やはり高温で2〜3回、アイロンを通してあります
ダメージケアを優先するか見た目を重視するか
相談しながら施術を進めていきました
Q2
訂正案でビヤク処理とありますが、このモデルさんは髪の強度がかなり低下していたということでしょうか?
→おそらく以前のアルカリ履歴は相当ハードな様子でした
吸水毛一歩手前な感じです
最近ビヤクとポリKの組み合わせの検証をしています
毛髪強度をあげるのに最高の処理剤のひとつだと思います
ヤナドリさんのおかげです
よろしくお願いします‼︎
ビヤクはここぞという時に頼りになりますね。
剤も大事ですが、リトルを通じて素晴らしいテクニックにも出会えました。
今回のアイロン100℃での水抜きとは榊流のウェットアイロンのような使い方ですか?
今回のアイロン100℃での水抜きとは榊流のウェットアイロンのような使い方ですか?
→いえいえ、榊流は神テクです
真似してもなかなか体得できないです(笑)
私がおこなったのは、一本目で髪の内側と外側の水分量の差が
なるべくでないように、低温アイロンで1〜2回スルー、
さらに高温アイロンで髪表面を1〜2回スルーを基本にやりました
テクニックではなく器具に頼るやり方なので、比較的誰でもできると思います
ただし、クセの強い部分は高温アイロン多めにせざるを得なかったです…
まだまだストレートには課題がたくさんあります
よろしくお願いします!
神テク?笑
そうですね…
簡単にはマネできないですね。
でも私自身見よう見まねでウェットアイロンやってますが、少しずつ分かってきました。
マスター出来てませんが結果が良いですね。
リトル講師陣で技術の開発もやっていきたいのでいろんなご意見お聞かせください。
では次の課題にいきましょう。
ありがとうございました。
課題:トリートメント③
■テーマ
トリートメント課題③
■施術前の髪の状態
普通毛 直毛
半年前にパーマ
ボリュームがなくペタっとなるのが気になる
■目指す仕上がり
根元をフワッとさせて毛先はサラサラにしたい
毛先のパサつき(固さ)を抑えたい
■施術前の髪の状態から考えた施術工程
①トイシャン→タオルドライ
②中間~毛先三種β5倍→毛先にうすく特トリ→パワードベータ少量
③チェンジリンス→タオルドライ
④髪質改善(さらさらシード)→ヘマヘマ10倍→擬似キューティクルつくり (キトキト10倍→アジアンムーン)×3
⑤トイトリ→水洗→タオルドライ
⑥根元にジャムゥ→ドライ→仕上げ(アイロン80℃ワンスルー)
■各施術工程の意図
②ひとつひとつ感触が変わるのを確かめてから次に進む、ここをあせっちゃダメ
③タオルドライはしっかりと行う
④それぞれの剤塗布の注意点で、濃度よりもどれだけの量をつけたかーこれで仕上がりはだいぶ変わると思われる
一回一回、剤をつけるたびに軽くタオルドライをして次の剤がはいるスキマをつくる
⑥アイロンスルーをおこない、トリートメントの定着をうながす
■修正を加えた施術箇所
④ジェルエッセンス→アジアンムーンに変更
■修正の理由
毛先に少し重みがあったほうが根元~中間のふんわりさらさらが際立つと思ったため
■結果および考察
基本に忠実なベーシックトリートメントをおこないました
ベーシックは何度も何度も繰り返してきたので、細かい質感のコントロールもだいぶ身についてきました(最初はさっぱりわかりませんでしたが…)
使う薬剤は同じでも、濃度、量、時間、含水量、順番などで結果は大きく違ってくると思います
根元はふんわり、中間から毛先はさらさら、そして毛先には少しまとまり(重み)をだすことができました
いままでの失敗の原因は、含水量が多すぎて重ねたものが入りきらなかった、または入るまでの時間を考えていなかった、などが挙げられます(仕上がりがあまり変わらなかったり、ベタベタになってしまったり)
今回は一回一回、含水量のチェックや剤がはいる感触を確かめながら施術しています
時間がかかるように思われますが、シャンプーからブロー仕上がりまで1時間かかっていないです
写真①施術前
写真②施術後
遠山さん、トリートメント課題③ よろしくお願いします。
今回もキレイな仕上がりですね!
Q1
今回はアイロンの他に遠赤外線やスチームなどの加温器は使用しましたか?
また使用した(するとしたら)どのタイミングでしょうか?
Q2
トリートメント施術で根元ふんわり仕上げるという狙いに対して、今回はどのような処置を行いましたか?
毛先のアジアンムーン以外で何か施したのであれば教えてください。
ナカムラさん
今回もよろしくお願いします!
Q1
今回はアイロンの他に遠赤外線やスチームなどの加温器は使用しましたか?
またしようした(するとしたら)どのタイミングでしょうか?
→遠赤外線、スチームは使っていません
①〜⑤まですべてシャンプー台で施術しています
加温をするとすれば、特トリの後とさらさらシードの後がいいと思います
Q2
トリートメント施術で根元ふんわり仕上げるという狙いに対して、今回はどのような処置を行いましたか?
毛先のアジアンムーン以外で何か施したのであれば教えてください。
→今回のモデルさんは仕事がら普段から髪をくくらなければならないので、トップがぺちゃんこになっていました
頭皮のマッサージをしっかり行い、さらにジャムウをつけてブローをすることで、じゅうぶんボリュームをだすことができたと思います
根元のふんわりは毛穴の立ち上がり次第なので、モデルさんには普段からのケアの方法をお伝えしました
加温なしということは、施術者の技量が試されますね。
さすがです。
根元のボリュームアップではヘッドマッサージは効果的ですね。
ジャムウのボリュームアップミストも素晴らしい効果をだします。ヘアスタイルが長持ちするので個人でも使ってます。
では次の課題に移りましょう。
ありがとうございました。
ナカムラさん、ありがとうございます!
次回もよろしくお願いします。
課題:カラー③
■テーマ
カラー課題③
■施術前の髪の状態
普通毛
毛先DL3~4
定期的にパーマ、カラーを繰り返されている
毛先にかなりの褪色がある
■目指す仕上がり
要望の明度はアッシュ系8レベル
根元から毛先にかけて色がつながるように施術する
最小限のダメージにおさえる
■施術前の髪の状態から考えた施術工程
①シャンプー(トイシャン)
②前処理 全体にβミスト、中間~毛先のダメージ部分に3種β5倍少量塗布
③根元から毛先まで全体に浸透促進剤10倍希釈をスプレイヤーで塗布→圧縮蒸気
④タオルドライ→カラー塗布(新生部はOX4.5%、既染部はOX1.5%、8lvアッシュ系)じっくり15分放置
⑤カラーチェック後、シャンプー前にΦベータをカラー剤の上から塗布
⑥ヘマヘマ、キトキトで乳化したあとシャンプー
⑦後処理ヘマヘマ、キトキト、パワードベータ
⑧タオルドライ→キューティクルベール→仕上げ
■各施術工程の意図
②キューティクルが過剰に立ち上がるのを防ぐとともに間充物質の流出を防ぐ→正しい発色のための下地作り
③色のつながりをよくするために全体に塗布
⑤色をさらに深く浸透させるためにケラチンを導入
⑦ヘマヘマで過酸化水素除去、キトキトでアルカリ除去、パワードベータで収斂、擬似キューティクルを作る
■修正を加えた施術箇所とその理由
⑤のあとに毛先のカラーのはいりがもう一歩だったのでポリK7倍を少量塗布
■結果および考察
最低限のダメージで要望の色にできたと思います
今回は明度差が大きいので、均一にカラーが浸透するように直前に浸透促進剤を施しました
最近、アンチエイジングに注目していて、活性酸素を除去してくれるヘマヘマはマストアイテムになっています
さらに意識して使用するようになりました
写真①施術前
写真②塗布後
写真③φベータ塗布
写真④仕上がり
遠山さん
いよいよ最後の課題です。
カラー課題③
よろしくお願いします。
相変わらず処理剤の使い方が的確で良いですね。
リカバリーの時の対処法もスムーズです。
さて、仕上がりですが画像で見ると毛先のトーンが沈んでいるようにも見えます。
光の加減でしょうか?
Q1
2剤のオキシが4.5%で使用されてます。
この狙いと効果を教えてください。
(一般的には6%使用が多いと思いますが…)
Q2
修正点で⑤のあとにポリK7倍を少量塗布とありますが、このタイミングでのポリK7倍はどんな役割を果たしていますか?
ナカムラさん
今回もよろしくお願いします!
Q1
2剤のオキシが4.5%で使用されてます。
この狙いと効果を教えてください。
(一般的には6%使用が多いと思いますが…)
→ひとつはA系のカラーなので、じっくり時間をかけれるように
酸化重合のスピードを遅くしたかったからということと、
狙いが8lv程度なので、そんなにメラニンを削る必要もないと判断したからです
普段から11lv以上のカラーは6%をつかいますが、それ以下なら4.5%を多用することが多いです
Q2
修正点で⑤のあとにポリK7倍を少量塗布とありますが、このタイミングでのポリK7倍はどんな役割を果たしていますか?
→φベータがケラチン導入で染色量を増やすのが目的としたら、
ポリKは、ひきしめることによって色が濃くみえるようにすることを目的としています
個人的には、ムラのある髪にはφベータ、褪色しやすそうな髪(明度の高い髪)にはポリKが向いていると思います
いよいよ最後の課題となりました
よろしくお願いします‼︎
>ひとつはA系のカラーなので、じっくり時間をかけれるように酸化重合のスピードを遅くしたかった
そうですね。
アッシュ系は髪表面で発色して退色も早いので発色スピードを遅らせて髪内部で発色させるためにはオキシ濃度を若干下げるのは効果的ですね。
>狙いが8lv程度なので、そんなにメラニンを削る必要もない
髪質によっては3%でも十分狙い通りのリフトをすることもありますね。
必要以上に明度を上げないことで新生毛が伸びてきた際の違和感を最小限に抑えられますね。
>褪色しやすそうな髪(明度の高い髪)にはポリK
アルカリ膨潤した髪に発色した染料を定着させるためには疎水結合により髪と染料をしっかり定着させることが必要です。
ポリKで膨潤した髪を引き締めることによって染料を定着させ退色を防ぐことにもつながります。
また、酸リンスで発色の変化を起こし易いアッシュ系の色は、酸リンスでの乳化前にポリKで染料を定着させてから乳化を行うと効果的です。
アルカリ膨潤した髪に発色した染料を定着させるためには疎水結合により髪と染料をしっかり定着させることが必要です。
ポリKで膨潤した髪を引き締めることによって染料を定着させ退色を防ぐことにもつながります。
→φベータでも太刀打ちできないほどの親水(吸水)毛にポリKは必須アイテムだと思います
乳化時に30〜50倍でもじゅうぶん効果を得ることができるんですね
ストレートやパーマの中間水洗にも活用しています
あらためて疎水の大切さを痛感しました
ありがとうございます!
これで課題がすべて終わりました。
お疲れ様でした。
私自身もたくさん勉強させて頂きました。
ありがとうございました。
来月はプロフェッサー試験ですね。
頑張ってください!
応援しております。
ナカムラさん
こちらこそ長い期間ありがとうございました!
「写真と文章だけでどれだけ伝えることができるのか?」
まずこれが第一の課題でした
失敗の連続でしたが、こういった経験を積むことは自分にはとても勉強になりました
本試験に向けて頑張りたいと思います!