課題:トリートメント①
■テーマ
トリートメント
■施術前の髪(や肌)の状態
ブリーチ毛。ダメージ Lv5 以上
所々切れ毛。超親水毛
地毛はかなり黒めの太い髪。キューティクル多め。
ブリーチは当店ではないので処理などは不明。
処理はされてないという課程で工程を考える。
クセもうねり毛があるが・・・ブリーチによりわからない
■目指す仕上がり
今回は 1 回目のトリートメント工程ですので、媚薬を使わせて頂き疎水毛に近づけることが第一の目的。
ドライでの仕上がり時間短縮
油分ののった感じでウルツヤ。
★このモデルだけでトリートメントはしていきたいと思います。
■施術前の髪(や肌)の状態から考えた施術工程
SP→ヘマ 20→流す→タオルドライ→3 種β割 1:2→
ポリK7 倍→特トリ→蒸し加温 10 分(髪の強化)→流す
(媚薬+βエマ+特トリ 2:5:3) 塗布 10 分加温→ 流す
→イキイキβ割 1:3→ポリk5 倍→パワエマ→キト 20→2分放置→流す
→ブロム酸 7 分→流す→ヘマチェンジリンス→キトチェンジリンス→裏ワザオイル→キト 10→アジアンムーン→キト 10→アジアンムーン→ドライ
■各施術工程の意図
まず媚薬を使う前に髪を還元剤を使っても大丈夫な強化。
そしてリターンの時のことも考え媚薬は薄めさせてもらいました。(油分のりすぎないようにも)中間処理では超親水毛ということもありケラチンで補強。その後ポリkでの芯の強さとパワエマでの滑らかさ。キトでうっすらコートとブロムの前工程。裏技オイルでのしっとり感とアジアンムーンでの調整。
■修正を加えた施術箇所
裏技オイル・・・アジアンムーンに変更
アジアンムーン・・・ジェルエッセンスに変更
■修正の理由
キトのチェンジリンスが終わった時点でべたつく?と思ったので変えました。
■結果および考察
ドライにかかる時間は短縮できました。
やはり仕上がりの質感・・・びびって軽めにしたのがそのままの結果として現れました。
媚薬は正直使いどころが難しいのですが・・・今まで単品で勝負してリターンのときの劣化がひどかったので、最近はトリートメントと混ぜてます。問題あればご指摘ください。
次は油分をもっと載せれる髪にするための条件できましたのでしっとりウルっと仕上げを目指します。
谷さんが何を考えていたのかをもっと知りたいと思いますので、よろしくお願い致します。
谷さんが講師だったら、という目線でチェックさせて頂きますね。
●シャンプー後のヘマヘマ20倍には、どんな目的がありますか?
●タオルドライ→3種β3倍→ポリK7倍とありますが、この時のポリKの狙いは何ですか?また7倍が良いのですか?
よろしくおねがいします。
●シャンプー後のヘマヘマ20倍には、どんな目的がありますか?
こちらに関しては、ブリーチを行ったのが他店ですので残留物がのこっているかな?という疑念のため除去の目的がメインです。それとシャンプーに入ってるケラチンなどとの反応による強化目的です。
●タオルドライ→3種β3倍→ポリK7倍とありますが、この時のポリKの狙いは何ですか?また7倍が良いのですか?
この時のポリKは一発目のポリKですので薄いものからじわじわと収斂させる目的です。ブリーチ毛をストローにたとえさせていただきますと、まさに空洞です。健康毛などはストローに砂が埋まってますので多少強めの収斂を狙っても中身が詰まってますので心配は必要ないと思うのですが、空洞ですと3種B割の栄養を入れたとしても埋まりきらなければ過度の収斂になりえますので7倍の薄めで最初に投入させてもらいました。PPTをもっと反応させれば5倍からでもいいのでしょうが・・・まずは薄めから徐々にしっかりとがダメージ毛へのアプローチだと思ってますので、その時の手の触感で7倍とさせて貰ったと思います。
ポリKの使い方が独特でおもしろいです。
内部は芯づくり、外部は風合いづくりといった組み立て方といった印象を受けます。
外部の風合いが落ちやすそうな感じもしましたが、回数重ねて徐々に改善していく計画ですから、内部補強を優先で良いですね。
BYAC塗布後の加温が気になりました。
多少ですが、加温により還元力が上がるので、その対策で薄めているとは思いますが、ここのひと工夫でより良くなるかなと感じました。
加温は促進がねらいではあるんですが・・・
演出も・・・かねてますね。
ただローラーボールの熱はすごくおさえてあります。
ポリKは10倍くらいから入るときもあります。
外のコートははがれるの早いイメージでして。
感覚的には中8外2の割合で重要視しております
熱をすごくおさえた加温で促進というのは、疎水結合を促すということではなく、薬剤の浸透を促進させるということでしょうか?
ポリKは10倍くらいから入るときは、具体的にどんな時ですか?
熱抑えるのは促進メインですね。
ポリK10倍はそれこそブリーチ毛とかです。
今回は7倍でしたけど。
ポリKのところですが、同じダメージLV5でも軟毛の5と硬毛の5では違うと考えています
それにより軟毛でのテロ毛(ダメージLV5)とかですと10倍から攻めていきじわじわと締め上げていくイメージです。急激な収斂はびびりにつながるイメージがありますので。
硬い毛の場合はまだ中身が残っていたりするイメージですので7~8倍とかで対応したほうが結果が早いとおもっております
いいですね、よく分かりました。
では次の課題に行きましょう!
課題:ストレート①
■テーマ
ストレート W 還元
■施術前の髪(や肌)の状態
波状毛とうねり毛。
3 か月前までホームカラー(コンブ系)現在はヘナ毛
白髪も多く、ヘナもしているしマスカラの白髪ぼかしで超撥水毛。
ストレートは過去 2 年失敗されたらしくしていない。
50 代女性
■目指す仕上がり
ストレートしましたは嫌ですので普通の髪を目指します
ナチュラルにさらっと。
いつもより広がらないし手触りいいよね。です
■施術前の髪(や肌)の状態から考えた施術工程
SP 流す→新生部 EXP+尿素 20%→加温 10 分→流す
3 種 B 割 3:1→毛先特トリ→ソニルチオ→7 分→流す→ヘマ20
→軽くキトチェンジリンス。セット面タオルドライ
→3 種B 割 3:1→B エマ→ブロー→ワンスルーアイロン(180 度)
→過水 2 液→ヘマ 20→キト 20→流す→SP→ヘマチェンジリンス
→キトチェンジリンス→P エマ→P ベータ→流す
■各施術工程の意図
撥水ですので EXP を選択それに尿素を混ぜて還元剤を気持ち弱めて思わぬトラブルにならないように配慮。
今までのホームカラーなどの不安もあり様子見。
かといって CAですと・・・結合きりにくいしなと。
中間処理などは修復メインが理念ですのでほぼ変わりません。
過水使うのにキトを少し使うのは PH さげすぎないけど、アルカリにも偏ってなく熱を持たせないため。
■修正を加えた施術箇所
今回はイメージ通りで修正なかったです。
■結果および考察
やはり・・・アルカリに反応して・・・コンブが発揮されました・・
若干中間が青く(緑)?出てます。
このコンブ系のカラーはもはや・・・なにをやっても無理なんでしょうか?
中間は少し仕上がりが甘くは見えますが・・・
まぁこれくらいなら個人的には許容範囲です。
アイロンはワンスルー以外は滅多にしません。
熱によるダメージが嫌いですし、修復というレベルを超えるからです。
谷さん、2つ目のレポートですね。よろしくお願い致します。
まずは、
>撥水ですので EXP を選択それに尿素を混ぜて還元剤を気
持ち弱めて思わぬトラブルにならないように配慮。今まで
のホームカラーなどの不安もあり様子見ですが、
様子見なのでしたら、まずはいきなり還元剤ではなく、浸透促進単独での処理が妥当だと思いますが、そのあたりどうでしょうか?
よろしくお願いします。
撥水ですので EXP を選択それに尿素を混ぜて還元剤を気持ち弱めて思わぬトラブルにならないように配慮。今までのホームカラーなどの不安もあり様子見ですが、
様子見なのでしたら、まずはいきなり還元剤ではなく、浸透促進単独での処理が妥当だと思いますが、そのあたりどうでしょうか?
まったくその通りとおもいます。
実はこの施術する3週間前に浸透促進液で一度トリートメント処理を行っております。さらにはホームケアでトイトイに浸透促進液を少し添加させてもらったのを使っていただいてます。
さらに髪の条件がヘナでの撥水になってますので、EXPのアルカリの力と還元力+浸透促進液でS2を緩めながら次の還元剤の反応をよくするために一発目にいきました。
熱などによる撥水ですと浸透促進液で処理のほうが向いてると思うのですが、ヘナやホームカラー(マニキュア系?)の場合は表面にてんこもりで水を吸うとかのレベルではなくなっている場合が多いのでアルカリを借りました。
ヘアカラー毛のダメージ毛の場合ですと、浸透促進→前処理→還元剤が理想だと思います。
ヘナは私が3回ほどしております(根本ケミカル毛先ナチュラル)。その前はマニキュア系の利尻昆布をご自分で。これらの条件+3週間前に尿素で処理をおこなっているといことで、還元剤+浸透促進液で様子見しました。
それと昆布系の色素が浮いてくるのは消せるのですか?
なるほど分かりました。
それらの経緯がありませんでしたので、疑問に思ってました。
その素晴らしい発想や思考を、人に伝えるという事を意識されると、より一層良くなると思いますし、プロフェッサー試験においては、かなり重要なポイントになりますよ。
コンブ系カラーについてですが、基本的にはトリートメントカラーとして、塩基性染料とHC染料のコンビで処方されていると思います。
HC染料は分子量が小さいので、入りやすく抜けやすいのが基本ですが、配合量や使用回数・頻度により蓄積され抜けにくくなります。
ヘナの収斂もそれらを助長しているかもしれませんが、ここではそれは置いておいて、
HC染料を力技で抜くには、エタノールなどの溶剤と呼ばれるもので、CMCや染料を緩めたり溶かしたりが必要になってくると思います。
マニキュアや整髪料のジェルなどに含まれてますね。
酸化寒色系カラーを抜く時にジェルを良く使うのですが、原理は同じです。
塩基性染料の場合は、髪のマイナスと染料のプラスがイオン結合でくっつくものですね。
髪をプラスに帯電させれば切断できますので、酸などを使うと良いでしょうね。
ただ、複合的にいろいろな処理が重なっていると一筋縄ではいかないとは思いますが・・
コンブの返信ありがとうございます。
ジェルもいままでいろいろためしたんですが・・・やはりそこまでの効果もなかったので。条件が複合化されるときびしそうですね。
最近いろんな所で同じような質問をされます。
皆さん悩んでいらっしゃいますね。
対処法を考えると同時に、お客様へのご理解も広めていく必要がありますね。
では、次のレポートに行きましょう!
課題:ストレート②
■テーマ
ストレート
■施術前の髪(や肌)の状態
太めの髪質。脂性。撥水毛(油分の過剰分泌のため)
ダメージ LV3~4
油分が多いためそこまでひどいダメージを感じさせないが…毛先はコテにより熱のダメージもある。
クラウンから下の髪はうねりが強い。トップはそこまで癖が気になるほどでもない。
うねり毛のくせ毛。ウェット時はのびている。
■目指す仕上がり
矯正って感じを出さない
普通の髪の毛を目指します。
■施術前の髪(や肌)の状態から考えた施術工程
SP→タオルドライ→フォーマーポンプ尿素 4 倍新生部 5 分→流す
3 種 B 割 3:1→特トリ→少し放置→ (EXP+尿素 10%)新生部塗布→ローラーボール 8 分→毛先(CA+媚薬 2:1)塗布→放置 5 分→水洗→3 種 B 割→特トリ→ソニルチオ→軟化したら水洗→ヘマ20→3 種 B 割 3:1→〇〇→キト 20 軽く→ブロー→アイロン 180°ワンスルー→過水2液5分→ヘマ20→キト20→水洗→ヘマチェンジリンス→キトチェンジリンス→トリートメント→水洗→仕上げ。
■各施術工程の意図
シャンプーはリマサリ。
うねり毛に対してのアプローチでシステアミンを持っていくのですが尿素で様子見から・・・脂性で浸透が悪そうなので EXP で攻めます。
前処理はベーシックにボイドを埋める、接着。
ただ・・・べったりやりすぎると・・・油分でべたつくし薬剤が入らなくなりそうなのであっさりめに。
中間処理は毎度のことながらケア主体ですので。修復です。
中間のキト 20 は少し PHが下がって加水で熱反応を起こさせないためです。PH75 くらいになればいいかな?くらいです
■修正を加えた施術箇所
EXP が思ったよりも効いたのでシングル工程になりました。
チオを使ってないのでその一連の工程がなくなりました
他は一緒です
■修正の理由
上に書いた通り EXP で軟化がほぼいけたので、シングル工程にしました。
■結果および考察
普通の髪にはなりました。アイロンもワンスルーですので熱変性も少ないと思われます。
ただ・・・もう少し薬剤をクラウンから下と上で変えてもよかったかと思いました。
収まるのですが・・・戻りが少し心配です。クラウンから下はダブル還元すれば理想だったかもしれません。
やはり毛髪診断と軟化チェック、見極めが非常に大事だと感じた今回でした
薬剤の詳細が分かりましたので、チュートリアル再開しましょう!
それでは、あらためてよろしくお願い致します!
結果に普通の髪になったとありますが、自然な仕上がりで良いですね。
アイロンと軟化のバランスが良いので、ナチュラルに落とし込めるのだと思いますが、持続性というところで、本当のバランス感が分かりそうですね。
その後の経過はどうなんでしょうか?
EXP+浸促10%と、CA(2:1)BYACなんですが、これらをそれぞれ組み合わせた理由と、それぞれの混合比の理由を教えて下さい。
感覚とか勘みたいなところでの選択とかもあるとは思いますが、よろしくお願い致します。
改めましてよろしくお願いします。
その後の経過はどうなんでしょうか?
EXP+浸促10%と、CA(2:1)BYACなんですが、これらをそれぞれ組み合わせた理由と、それぞれの混合比の理由を教えて下さい。
上記に関しましては、元の目的がW還元で行こうという目的でして、新生部に関してはダメージの様子見での浸透10%添加でやりました。脂性での薬剤の浸透の不安もあったので前処理で浸透で放置して、薬剤の効きを高めた感覚もあり、浸透促進液でのS2の緩みも少し期待して10%たしました。もしかしたらいらなかったかなと、今見れば思うのですが・・・。ただ浸透促進液での質感の調整は難しいですが楽しいので好きなのです。←答えになってないかもしれませんが。
毛先に関してはCAにBYACを足すことにより一番の理由は少し膨潤を弱める(アルカリによる)。2番目尚且つSSを切りすぎずに切る?みたいな。それと矛盾するんですが・・・CAで切断なんですがBYACでの弱ってるところの保護みたいな意味合いもふくみます。後々疎水に持っていきやすいイメージをもっていまして・・・昔はベタベタにしたりで苦戦したのですが・・・ミックスしたりハイダメージに持っていったりで何かと工夫しながら試行錯誤で使ってます。
感覚とか勘みたいなところでの選択とかもあるとは思いますが、よろしくお願い致します。
感覚と勘も大事だと自負しております(笑)
シングル還元?になったのはある程度ドライでクセ戻りとピンポイントでの薬剤塗布をねらいたかったのでドライしてみたところ、ドライに近づいてもクセ戻りがなかったのでそのままいきました。
それと毛先のCAとBYACはPH調整のイメージもあります。
癒着している髪にアルカリが強すぎると判断したためです。
経過が・・・見れてないんです・・・結婚されて引っ越ししてしまいまして・・・またこっちに帰ってきたときに確認したいのですが・・・いつになるのでしょうか・・・
>浸透促進液での質感の調整は難しいですが楽しいので好きなのです。
いいですね、その楽しいと感じる感じ。凄くよく分かりますよ。
試行錯誤くりかえして得た経験を、次代の美容師さんたちに伝えて頂けたら嬉しいです。
良い機会なので、同じマニアック仲間として(笑)少しお話しましょう。
なかなか話があう人がいないもので(笑)
EXP+浸促をミックスした場合、ミックスから使用するまでの時間の違いによって、どうも効果が違うような気がするんですけど、そんな感じ無いですか?
>感覚と勘も大事だと自負しております(笑)
そうですね、美容の仕事においては、ほぼこれらが関わってきますのでとても大切ですよね。
試行錯誤した人の感覚や勘は、単なる思いつきでは無いですね。
その感覚を皆さんに分かって貰いたくて、試行錯誤しています(笑
EXP+浸促をミックスした場合、ミックスから使用するまでの時間の違いによって、どうも効果が違うような気がするんですけど、そんな感じ無いですか?
ミックスしてから塗布終わるまでに時間ってことでいいんでしょうか?
時間置きすぎるとなんか弱くなる気がするんですよね。
と・・・例えば他メーカーさんの粘性の強いクリームタイプとかと混ぜると(20%ほど)最初は柔らかいのに少し時間がたつと元の粘度に近い位にもどってるんですよねー。
それも関係あるのかなぁ?とか
浸透促進液の成分(ケラチン)とチオとかが反応したりとか、色々おこってるんだろうなぁとか。それで減力もできるし、S2もゆるむよなぁとか。
色々考えたりはするんですが・・・見えないものは解らないのでイメージの世界で広げてます(笑)
そうですよね、相手が粘性が強いと、じわじわ引っ張られます。
これも関係していると思います。
例えば午前に作って余ったので午後に使うと、いつもと感じが違うとか。
施術者により浸促の使用感が違うのは、これらも関係しているはずなんですよね。
>見えないものは解らないのでイメージの世界で広げてます(笑)
これ凄く大切ですよね!
新しい使い方などのアイデアは、これがベースになりますからね。
では、特になければ、次に行きましょう!
次もよろしくお願いします。
それと、先ほどの話はマスダさんは質感が、どう違うとかんじるのですか?
>それと、先ほどの話はマスダさんは質感が、どう違うとかんじるのですか?
すみません、そうでした。
ミックス直後に塗布したものは、還元的な速さはたしかに感じます。
でも、質感が良くないですね。潤いが足りないというか。
いや、良いのは良いんですけど、欲を言えば良くない(笑
時間が少し経ったものは、1剤のコンディショニング成分が前に出てくるのか良い感じがします。
ちょうど良い頃合いは探せてません。。
中間処理で質感足せば済む話ですけども。
確かに・・・w
中間処理で質感調整しちゃうとわからないですねw
今度気にしてやってみます。
ありがとうございます
面白くなってきました。
ではでは次にいきましょう!
よろしくお願いします
課題:ストレート③
■テーマ
ストレート
■施術前の髪(や肌)の状態
ダメージ LV3
カラーのみの履歴。過去にパーマ液の使用はない
毛先はコテによる熱変性が多少あり。
そのためカラーが毛先部分少しくすんでいる。
軟毛~普通毛。キューティクルは開きにくそう。
後頭部にうねり。骨格によるものと思われます。
■目指す仕上がり
普段巻いたりするようなので、矯正しました!にはしません。ニュアンスでのびればいいです。
乾かしただけで普通の毛に。
巻いてもそこまでとれないように。
サラツヤ
■施術前の髪(や肌)の状態から考えた施術工程
SP→流す→浸透促進液 5 倍加湿 7 分→流す→ 水分調整→3 種 B 割(1:3)→B エマ(毛先重点)
EXP+CA(3:1)ワンタッチ→放置 10 分
中間水洗→ヘマチェンジリンス→タオルドライ
3 種 B 割(1:3)→パワードエマ→キト20少し→ブロー
アイロン 180 度ワンスルー丸く
過水 5 分→ヘマ 20→キト 20→水洗→ヘマチェンジリンス→キトチェンジリンス→パワードベータ→流す
ドライ仕上げ
■各施術工程の意図
浸透促進液により毛先の癒着部分の反応を良くする
前処理は普通に。還元剤のバランスで勝負
うねりが取れて収まればいいので S2 メインの還元
アイロンは毎回ですがワンスルー180℃
中間後のキト 20 は過水つかいますが・・・軽く PH 下げるためだけです。(熱反応予防)
■修正を加えた施術箇所
EXP+CA(4:1) にしました
■修正の理由
ウェットでの癖も少しあったので。還元力を少し高めた。
■結果および考察
今回の結果はプロセスに関しても、仕上がりに関してもものすごく満足いった質感とのび具合でした。
特に後頭部のクセのとれ具合。(写真・・・撮り忘れ・・・)全体の写真しかなく・・・すいません・・・うれしすぎて・・・わすれてました・・・
前処理を力入れすぎても薬剤の反応をわるくさせますし・・・
手を抜きすぎてもダメージにつながります。
ハイダメージでもなかったのでシンプルにできましたし、ややこしい反応もなかったのでモデル勝ちということで・・・
やはりストレートは継続するならば熱の管理が重要と思っていますので、よほどの縮毛でない限りワンスルーのみです。
ウェットでの癖も少しあったので。還元力を少し高めた。
谷さん今回もよろしくお願い致します。
今回は何も言うことないですね!素晴らしいです。
と言ってしまってはお仕事無くなっちゃいますので(笑
中間水洗後のキトキト20倍希釈のところだけ聞かせて下さい。
「キト20少し」となっていますが、だいたい塗布量はどの程度でしょうか?
また放置時間的なものは無かったですか?
よろしくお願いします
キト20ですがスプレイヤーで全体にほんのりです。
ほんのりなじませてブロー準備したりしてる時間くらいですかね。
1分くらいですかね。
塗布量は・・・どれくらいなんでしょ?サイド2バック4でパネルごとに1回スプレーです。
軽くって感じですよね。
ドライ・アイロン前のpH調整についてを、ちょうど検証し直さないとな、と考えていたので参考にしたかったんです(笑
ベストのバランスを探し出します。
ありがとうございました。
では、何もなければ次に行きましょう!
去年にリトマス紙で何度かPHチェックしたことありますよ。
でも・・・あくまで表面の問題ですので・・・
データとしてはキトチェンジリンスキャップ2杯ですと、手触りかわるくらいですと、PHはかなりさがってます。たしかチェンジリンスしてから放置して3分くらいで7~6,5くらいになってました。
でキト10でスプレイヤー20ccくらいですとつけた当初は当然酸性示すんですが・・・3分くらいたつとパーマ液のPHにもよりますが8くらいをしめしてました。
のでアルカリ剤が少ないような商材ですとキト20でそこそこ下がりそうなイメージはあるのですが・・・これも内部まではかれないので・・・感覚・・・w
そして明日の朝に新たに送らせていただきます。
よろしくお願いします
課題:カラー①
■テーマ
カラー
■施術前の髪(や肌)の状態
少し脂性
髪は太め。キューティクルもそこそこ。
熱による変性などはなし。
ダメージレベル根本2 毛先3~4
本人曰く、毛先の明るい所はブリーチをしたとか・・・
そうは感じない質感(ライトナー?とまちがってる?)
毛先は弾力もある。ここらへんが怪しいので施術経過みながらで。
赤味が出やすい髪
根本あがりにくそう。先との色の違いで。
■目指す仕上がり
アッシュ 9LV
赤味が出やすいらしですが・・・どうしてもアッシュの色味が欲しいとのことでそれに応えて。
サラツヤ
元の髪が艶は出やすそうなので手触り上げる感じで。
■施術前の髪(や肌)の状態から考えた施術工程
リマサリSP→流す→しっかりタオルドライ
毛先特トリ軽くうっすらと→侵促4倍フォーマー塗布→湿熱5分→チェック→流す→しっかりタオルドライ
3種B割1:3毛先メイン揉みこみ→(中間は軽め)→Bエマ揉みこみ毛先のブリーチ疑惑のところメインで→裏ワザオイル少し毛先
カラー塗布根本アッシュ9LV OX6% 放置7分→毛先アッシュ8LV OX2% 放置15分→チェック
ヘマ20パネル取りながらパッテイング(重合)→SP台→ヘマ800ccボトルに10cc(重合)流す→ポリk500CCボトルに10CC(緩やかに収斂)→キト800ccボトルに10cc(徐々に引き締め&中間処理乗りやすく)→タオルドライ
サラサラシードB割1:4→Pエマ→ポリK7倍→キト20→少し放置→流す
SP2回→ヘマチェンジリンス→キトチェンジリンス→Bエマ少し→Pベータ→流す→ブロードライ
■各施術工程の意図
脂性用にリマサリ
毛先はブリーチ疑惑があるので先に特トリで侵促の過剰反応予防
毛先メインにトリートメント処理。裏技オイルで保護しやすく。
アッシュの色味をしっかり残したいので中間処理前にポリK使用からのキト
ペットボトルヘマキトポリKは中間処理のための前準備
SP2回はアルカリや表面にういたいらないカラーなどの除去目的とトリートメント効果を狙った処理(トイシャン)2回洗っても落ちないようにポリKやキトでしっかりと収斂とキューティクルねかせておく。
後処理は過酸化水素除去とPH調整。
BエマPベータは質感最終調整。疎水へ
■結果および考察
前処理の3種B割の後・・・特トリのほうが裏技が反応良かったかもしれないと反省
尿素のまえにBエマだとブリーチ疑惑の場所への反応が緩やかだったのかな?と・・・カシスの効果にあとで考えてみて思いました。
尿素の膨潤に対して抑えたいので特トリと・・・考えたんですが。
結果としては色も綺麗にいってますし・・・
中間処理でしっかりと収斂できたのはいい結果(色味)に結びつくと感じますね
尿素のまえにBエマだとブリーチ疑惑の場所への反応が緩やかだったのかな?と・・・カシスの効果にあとで考えてみて思いました。
尿素の膨潤に対して抑えたいので特トリと・・・考えたんですが。
そうですね、過膨潤をカシスポリフェノールの収れんで防ぐということですよね?
もうひとつ考えるとすると、pHでしょうか。
浸透促進:7.8
βエマルジョン:6.2
特トリ:3.8
このpHの綱引きを単純に考えると、特トリが抑制には適している感じしますよね。
個人の考えとしてβエマルジョンは、
簡単に良い風合いを出せて便利だとは思いますが、それがかえって中間処理あたりでの髪の素のコンデションを感じ取れなくさせることがありますから、
例えば修行中の美容師さんは、便利だからと常用していると確実に技術力が伸びませんからね。
前処理の3種B割の後・・・特トリのほうが裏技が反応良かったかもしれないと反省
ツヤ感が少し足りませんでしたか?
裏技オイルのノリがいまいちでしたか?
写真では良い感じですけれども。
尿素のまえにBエマだとブリーチ疑惑の場所への反応が緩やかだったのかな?と・・・カシスの効果にあとで考えてみて思いました。
尿素の膨潤に対して抑えたいので特トリと・・・考えたんですが。
そうですね、過膨潤をカシスポリフェノールの収れんで防ぐということですよね?
もうひとつ考えるとすると、pHでしょうか。
浸透促進:7.8
βエマルジョン:6.2
特トリ:3.8
このpHの綱引きを単純に考えると、特トリが抑制には適している感じしますよね。
個人の考えとしてβエマルジョンは、
簡単に良い風合いを出せて便利だとは思いますが、それがかえって中間処理あたりでの髪の素のコンデションを感じ取れなくさせることがありますから、
例えば修行中の美容師さんは、便利だからと常用していると確実に技術力が伸びませんからね。
たしかにそうなんですよね。
ただ、全体のバランスで見たときに変更してもおもしろかったよなぁ・・・とか思ったのです。
PHの綱引き面白い表現なので、パクらせていただきますw
前処理の3種B割の後・・・特トリのほうが裏技が反応良かったかもしれないと反省
ツヤ感が少し足りませんでしたか?
裏技オイルのノリがいまいちでしたか?
写真では良い感じですけれども。
これも、少し工程いじるだけで変わってくるので面白かったよなぁ。みたいなところなんです。
全体の工程のバランスで見たときに綺麗にはいってますので、良かったとは思うのですが・・・面白みで考えたときに、工夫できるなぁとか。もっとこっちのがよかったかな?とかいろいろ考えると楽しくなるので、引出という深みをもっと作るにはいろいろやってみないと面白くないですよねと思いました。
たしかに、引き出しは多ければ多いほど良いですよね。
パワードベータ→アジアンムーン
これどうですかね?
勘ですけど(笑
パワードB→アジアンムーンは、割と使いますw
外の補修にもってこいで楽ですからね。
つけすぎると質感わるくなりますが・・・
やはり(笑
混ぜるのと重ねづけでも、また全然違いますしね。
逆に他に何かないですか?
浸透促進液がついたまま・・・カラーすると・・・どうなるのでしょう?
これ・・・(時短で考えた物)例えばなんですが浸促5倍くらいとかでなかなか促浸がすすまない髪に対して、そのままそこから前処理していき、そのままカラー塗布をしていきば・・・染まり具合などはどうなるのでしょう?結構気になる疑問なんですが・・・(まぁ反応させてから流してやれよと言われたら、それもそうなんですがw)
予想としては・・・前処理などで浸促も効果が無くなりそうなので変わらないのかな?とかもしくは正反対で浸促の尿素の反応がすすんでいき・・・変性がひどくなるか・・・
気になりますね。
それと各種PPTやCMC系処理剤のPHとその時の髪の状態・・・これらも気になります。前にあったように得トリ、BエマでもPH違いますが・・・染まりなどにはどこまで影響を及ぼすのか・・・もちろん塗布量もあるのですが、そこは抜きにして。
個人的には処理剤系のPHよりも分子の大きさを優先に考えて、ハイダメージには埋め込みやすい物、ローダメージには質感とそこそこ穴埋めるもの。という具合にある程度考えます。
で・・・PHなんですが、酸度のあるようなキトキトとかでない限りすごく意識することはすくないのですが・・・ただ、イメージとしてはPHがばらつくと髪は驚くのじゃなかろうか?とかは考えます。もともとアルカリが残ってる状態ですとキトキトなどは抜きに考え、CMCクリーム系で考えたら得トリなんてすばらしく使いやすい物になりますし、ローダメージにアルカリがあまり残っていなければ得トリは邪魔なだけな気もします。毎回仕事で考えるのはそこらへんですかねぇ。
長くなってすいません。
意外といろいろ考えてるでしょ?w
まず浸促ですが、浸促は若干ですが還元性があるので、濃度にもよりますが、カラーの時はきちんと膨潤させたあと一度水洗し、それからカラー施術が、本当は良いと個人的には感じています。
浸促の濃度が濃いと、還元がカラーの酸化を遅らせたり阻害したりしますし、ケラチンPPTも入っているので、濃度が濃いとPPTの過剰補給となり、それもまた阻害などにつながります。
浸促で膨潤しきる前にカラー施術に入ると、単純に膨潤前なので、カラー入りが鈍くなりますね。
ポイントは、尿素だけではなくケラチンPPTも入っていることとと還元性があることでしょうか。
次は、
>染まりなどにはどこまで影響を及ぼすのか・・・もちろん塗布量もあるのですが、そこは抜きにして。
個人的には処理剤系のPHよりも分子の大きさを優先に考えて、ハイダメージには埋め込みやすい物、ローダメージには質感とそこそこ穴埋めるもの。という具合にある程度考えます。
埋め込みやすい物とは、低分子という意味ですか?それとも耐水性が高く流出が少ない定着性が高いものということですか?
逆に、そこそこ穴埋めるものとは、穴に入りきらない高分子ということですか?
私は、アルカリ薬剤のパワーを弱めるほどの酸であれば話は別ですが、剤の粘性や粘着性による物理的阻害はかなり大きいと感じています。
>PHなんですが、酸度のあるようなキトキトとかでない限りすごく意識することはすくないのですが・・・ただ、イメージとしてはPHがばらつくと髪は驚くのじゃなかろうか?とかは考えます。もともとアルカリが残ってる状態ですとキトキトなどは抜きに考え、CMCクリーム系で考えたら得トリなんてすばらしく使いやすい物になりますし、ローダメージにアルカリがあまり残っていなければ得トリは邪魔なだけな気もします。
そうですよね、残留アルカリ状態であれば髪が膨らんでいる状態なので、そこに強い酸を使うのは過収斂の関係から気をつかいます。
さらにアルカリで髪が開いているので、特トリみたいな補修効果は高いが中に入りにくいものは特に良いですね。
ローダメージには基本的には特トリは必要ないですしね。
よし、やっと書けた!(笑
埋め込みやすい物とは、低分子という意味ですか?それとも耐水性が高く流出が少ない定着性が高いものということですか?
逆に、そこそこ穴埋めるものとは、穴に入りきらない高分子ということですか?
埋め込みやすいものとは、髪の状態で最善と思える油分の大きさの意味です。そういう意味合いでは定着性も入ってきます。低分子とかではないです。
浸促の件ありがとうございます。
これでモヤモヤがwなくなりました。
ただ・・・浸促で膨潤まで効かせたとして、流してからある程度自然に膨らみが締まるまでにはどれくらいの時間がかかるんでしょうね?タイムリミットみたいなのあるんですかね?
と思ってみたりしました。
>浸促で膨潤まで効かせたとして、流してからある程度自然に膨らみが締まるまでにはどれくらいの時間がかかるんでしょうね?タイムリミットみたいなのあるんですかね?
そうですね、正確な時間みたいなものは検証するのもなかなか難しいのですが、
髪が水分を含んでいる(濡れている・乾いていない)ということ = 膨らんでいるということですので、
表現は良くないですが、ハイダメージ毛は多量に水分を含むので、濡れた状態でしばらく自然放置してもなかなか乾きませんよね。
その間はずっと髪は膨らんでいる、ということですね。
このように、濡れ具合と膨らみ具合は比例していると考えると、何となく見えてきますね。
時間の問題了解です
ありがとうございます。
こちらこそ、では、次に行きましょう!
課題:パーマ①
■テーマ
パーマ クリープ
■施術前の髪(や肌)の状態
30 代女性
ダメージ LV3
カラーは 2 か月に一度くらい
EEP から前と後ろで髪の状態(細さ)が違う
後は硬毛
■目指す仕上がり
毛先にカールで動きをだす
手触りも良く
サイドの髪を昔(10 年前)大失敗した経験あり
★カラーリタッチをパーマ前に行ってます
■施術前の髪(や肌)の状態から考えた施術工程
① トイシャン揉みこみ→流す
② EEP からバックの硬毛を浸促 4 倍加湿 7 分→流す
③ B3 種割 3:1→サイドの髪毛先 B エマ
④ ワインディング→サイドクリープ S(10cc)
バッククリープ H(30cc)→7 分→中間水洗
⑤ ヘマ 20→B3 種割→加湿 10 分→ポリk5→キト 20(3分)
→ブロム酸 7 分 2 回→ロッドアウト
⑥ 流す→ヘマチェンジリンス→ポリ Kチェンジリンス→キトチェンジリンス→トイトリ→流す
⑦ CV→風防ドライ
■各施術工程の意図
②パーマ液の浸透具合を統一させるため
③サイドの髪弱いので B エマで保護
④薬剤も分けます
⑤クリープ
⑥後処理。デトックス&ブロム除去&酸処理
■結果および考察
今回初めてこの方で満足いく仕上がりでした
今までも年末に一度パーマしているのですが・・・あたらず・・・(GMT 使用)2 回目で少しあたりましたが・・・それでもビフォアの写真のようにパーマとれてます。(作業の時間と料金の問題あり)
クリープ H&S の相性の良さ(本人さんの髪質とクリープと両方)を実感しました。クリープの工程も良かったのかと思われます。
10 年ほど前は薬剤も会社勤めのため選択の余地なしでしたが(それによりアルカリでのダメージ大)今回の工程でもう昔のような失敗はないと思われます。
谷さん、よろしくお願い致します。
今までいろいろと諸事情があったと思いますが、今回良い結果が出せて良かったですね。
工程もシンプルで目的が明確で無駄がなくて良いですね。
⑥の工程のヘマ・ポリ・キトのチェンジリンスは、お湯は毎回変えていますか?
写真・・・大変ですいませんでした・・・
チェンジリンスは毎回変えるようにしております。
ヘマ、ポリをそのままでやると・・・せっかくの効果が水の中で反応してるようなきがして・・・
なので毎回変えてます。
よほどの急ぎでない限りはw
追加ですいません。
どうしても自分のアイテムの使い方の枠が・・・決まってくるというか、パターンになるというか・・・
で・・・もっとこうすればおもしろいかも?とかいろいろあればお願いしたいです
了解しました。
いろいろと考えてみましたが範囲が広いので、残りのレポートを活用しながら、その時々で考えて行きましょうか。
ということで、次にレポートに進みましょう!
よろしくお願いします
広い話題すぎてすいません。
「ナオさんの 俺ならこうするっ!」
みたいなのが聞きたかったもので。
>「ナオさんの 俺ならこうするっ!」
了解しました(笑
いろんな人の悩みを解決していくには、いろんな引き出しが必要ですからね。
それとやっぱり美容師さんをワクワクさせたいので。
ただし変化球メインにならないように進めていきましょうね。
肘、故障しちゃうので(笑
では、次のレポートに進みますね。
課題:カラー②
■テーマ
カラー
■施術前の髪(や肌)の状態
20 代 女性
毛先ウィービングによる退色と回数によるダメージ
プツプツとした髪のゆがみがあり。
根本ダメージ LV1 毛先 4
3 か月前くらいにカラー。ずっとアッシュ系
少し熱による癒着あり。
■目指す仕上がり
今回は春らしくオレンジ系がいいとのこと
色も時間経過でほぼ・・・抜けてるだろうと期待
サラサラ
今の色よりも明るさを抑える
10LV~9LV
■施術前の髪(や肌)の状態から考えた施術工程
① トイシャン揉み込み→流す→タオルドライ
② 根本フォーマー浸促 3 倍。毛先 B ミスト+浸促 6:1→加湿 5 分→流す
③ 3 種Β割 1:3 毛先メイン揉み込み→B エマ→ポリ K5
④ 10LV オレンジ B OX6% 7 分→毛先8LVオレンジ B OX2% 15 分
⑤ ヘマ 20 毛先揉み込み→3 分
⑥ キト10cc添加乳化→水分調整→サラサラシード B 割 1:4→パワード B→キト 20→3 分
⑦ トイシャン×2
⑧ ヘマチェンジリンス→キトチェンジリンス→トイトリ→流す
⑨ CV→ドライ
■各施術工程の意図
②元の毛が黒く明るくなりにくいので浸促で入りやすい
環境作りとナオさんの浸促 B 割をパクらしてもらいました。
③毛先はブリーチ毛が多数ありますのでポリ K で締め直し。ただ・・キト使うとカラーでまた広げるので使わず
⑤重合メイン
⑥今回はシンプルに酸性乳化から中間処理サラサラ活かすからの閉める
⑧過水除去→酸性処理
⑨CV でキューティクル調整
■結果および考察
今回はシンプルにやってみようということでやりました。
毛先は明るさが12LV 位にはなっていたので・・・グレイ系10%ほど添加して色の深みを出してもよかったかなと感じました。
★毛先はカラプロ小指の爪半分くらい混ぜてます
髪のゆがみもあるのっで・・・本来は前処理で CA+トリートメント 1:1 とかでゆがみとってから、カラーしても面白かったと反省しました。
理想としては
③B3 種割 3:1→CA+特トリ 1:1 10 分程放置→流す→ヘマチェンジリンス→B3 種割→毛先Bエマにしてみてもよかったかもと思いました。
谷さん、よろしくお願い致します。
浸促β割りはどうでしたか? なかなか良いでしょ?
浸促については、いま検証中の事があるので結果良ければまた。
さすがに良く仕上がっていますね。
毛先用の薬剤にカラプロを混ぜた理由は何ですか?
よろしくお願いします
浸促B割・・・はまりました(笑)おかげでBミストが減りまくりでw質感調整や熱変性のほぞ毛とかもう使いやすすぎて、困っております(笑)
毛先のカラプロを入れた理由は、毛先のハイトーン?13LV近い明るさにしっかりカラーのブラウンの色味っていうんですかね?クリアに入るのを防ぐためです。薄く染まりすぎないっていう言葉でいいんですかね?根本にカラプロ入れてないのはその逆の理由でクリアな明るさ・・・ブリーチ力に期待したためです。毛先のも一つの理由が質感です。糖の影響なんですかね?モチッとした質感出やすい気がしてまして。その2点が理由です。
も一つありました。ダメージ軽減・・・質感と近いのでまぁ3つめの軽い理由です。
毛先用のカラプロのミックス、了解しました。
さすがによく理解されていますね。
>毛先は明るさが12LV 位にはなっていたので・・・グレイ系10%ほど添加して色の深みを出してもよかったかなと感じました。
★毛先はカラプロ小指の爪半分くらい混ぜてます
ケアや質感を抜きにして考えると、染まり具合はカラプロ無しが良かったのかもしれないですね。
何も無ければ、次に行きますか?
そうですねぇ
質感ぬきにしたらグレイ混ぜるほうが色持ちはよかったと思います。色素量がふえますからね。
でも自然に退色するのもまた一興とおもうので、こっちでもよかったかなとかも思うのです。
次のまた朝に送ります
よろしくお願いします
課題:トリートメント②
■テーマ
トリートメント
■施術前の髪(や肌)の状態
ブリーチ毛。ダメージ Lv5 以上
所々切れ毛。超親水毛
地毛はかなり黒めの太い髪。キューティクル多め。現在はキューティクルどうこうの問題でもない。
ブリーチは当店ではないので処理などは不明。
処理はされてないという課程で工程を考える。
クセもうねり毛があるが・・・ブリーチによりわからない
■目指す仕上がり
今回 2 回目のトリートメント工程ですので、媚薬をつかわずに質感と補強をしていきます。
ドライでの仕上がり時間短縮
油分ののった感じでウルツヤ。
★このモデルだけでトリートメントはしていきたいと思います。
■施術前の髪(や肌)の状態から考えた施術工程
① トイシャン揉み込み→流す
② B3 種割 1:1→特トリ→ポリ K5→キト20→加温 8分
③ ヘマチェンジリンス→水分調整
④ サラサラ B 割 1:3→P エマ→パワード B→加温 8分
⑤ キトチェンジリンス→パワード B→流す
⑥ アジアンムーン→キト 10→ジェルエッセンス→キト10→ジェルエッセンス→ブロー仕上げ
■各施術工程の意図
②中身補強から引き締め
③表面の余分な物を取る&ヘマによる次の工程の入りを良くする。
④質感調整&髪の中間補強のイメージ
⑤表面の馴染ませ&次の工程への馴染ませ
⑥擬似キューティクル→ブローによる定着
■結果および考察
今回は 2 回目ということで。
髪の芯→中間→表面という形のイメージでトリートメントを行いました。
ハイダメージ毛ですので②で埋まりきらない(物足りない)状態でも④で補う。
質問コーナーにあったような・・・僕なりのハイダメージへの処理でやってみました。
写真の手が入ってるのは揉み込みによるトリートメントの入った時の反応の写真です。
②ポリK10からはいってもよかったのですが・・・2 回目ってことで 5 から入りました。
④Pエマ→ポリK5→パワードBでもよかったかもですね。そうするなら②は10倍でいけましたね。
⑥ハイダメージ毛ですし・・・アジアンムーンだけでもよかったかもです。アイロンは3回目に入れますので、入れた時と入れてない時の違いを確認したいために入れてません。
谷さん、よろしくお願いします。
>写真の手が入ってるのは揉み込みによるトリートメントの入った時の反応の写真です。
この時の反応としては、どういった手応えみたいなものがありますか?よろしくお願いします。
>⑥ハイダメージ毛ですし・・・アジアンムーンだけでもよかったかもです。アイロンは3回目に入れますので、入れた時と入れてない時の違いを確認したいために入れてません。
アジアンムーンだけでもよかったかも?思った理由は何ですか?
それと、アイロンは使った?のでしょうか??
すみません、少し分かりにくかったので詳細をよろしくお願いします。
>写真の手が入ってるのは揉み込みによるトリートメントの入った時の反応の写真です。
この時の反応としては、どういった手応えみたいなものがありますか?よろしくお願いします。
これに関しては、写真の左はまだ入りが甘い状態です。理由は水気が多すぎる。右の写真はトリートメントが髪にしっかりと浸透した状態です。
見極めとしては水分の出方と、油分?クリームの出方の違いです。しっかり入った状態だと右の写真のように軽くもみこむとクリーム状のトリートメントがジンワリ出てきますので目安になります。それとネチャ感。これも解りやすい感触ですね。明らかに水っぽい髪が強くなったような質感に変わります。
>⑥ハイダメージ毛ですし・・・アジアンムーンだけでもよかったかもです。アイロンは3回目に入れますので、入れた時と入れてない時の違いを確認したいために入れてません。
アジアンムーンだけでもよかったかも?思った理由は何ですか?
それと、アイロンは使った?のでしょうか??
すみません、少し分かりにくかったので詳細をよろしくお願いします。
アイロンは通してません。次回の3回目のトリートメントの時に使う予定です。その3回目ですね。ややこしくてすいません。
アジアンムーンだけで擬似キューティクル作りにおいてはべたつかずできたかもしれないという意味での言葉でした。
油分によるべたつきをびびってジェルエッセンスに切り替えたのですが・・・少し軽かった気がしまして。それでアジアンムーン→キトx3でよかったかなと感じました
写真の反応については、良く分かりました。
非常に良い答えだと思いました。
アジアンムーンについても理解できましたので、大丈夫です。
では、何もなければ、次に行きましょう!
目安としては解りやすいと思います
次回もよろしくお願いします
課題:パーマ②
■テーマ
パーマ クリープ 乾燥
■施術前の髪(や肌)の状態
20 代女性子供 2 人
細毛(少しハリコシあり)
ダメージ LV4 毛先 5
カラーなどの後処理などは全くされてないと思われる
パーマ失敗によるダメージ
■目指す仕上がり
全体的に大きめのカールスタイル
尚且つ手触りも上げる
★カラーをパーマ前に施しております。工程などは省かせて頂きます
■施術前の髪(や肌)の状態から考えた施術工程
① トイシャン揉みこみ→流す
② 侵促 5 倍 7 分蒸しタオル加温→流す
③ B3 種割 3:1→パワードエマ毛先メイン塗布
④ ワインディング→クリープ H+S(1:1)2 分→はま水→5 分→中間水洗
⑤ ヘマ 20→B3 種割→加湿 10 分→ポリ K5→キト 20→乾燥 7 分→ブロム酸 7 分 2 回→ロッドアウト
⑥ ヘマ 10→ポリ K5→キト 10→パワード B→流す
⑦ ヘマチェンジリンス→キトチェンジリンス→パワードエマ→パワード B→流す
⑧ CV→風防ドライ(スタイラー使用)
■各施術工程の意図
②軟毛のため浸透を上げておく
③前処理は阻害しすぎない程度に
④はまさんパクらせていただきました。すいません。水分調整済
⑤細毛のため水分調整メインの乾燥工程(完全に乾燥はしていない)少し触ると水分感じる程度まで
⑥保険的意味合い(質感調整含む)
⑦デトックス&ブロム除去&質感調整
■結果および考察
割と綺麗にいってると思われます。ネープがだれました・・・すこし。それ以外はまぁ及第点ではないでしょうか?
髪のSS結合が少ない髪は本当に悩みます
アルカリも怖いですし、髪のs2の残り?っていうのかな?あとどれくらいいける?みたいな。それらを踏まえて一番いい還元剤はなんだろう?ってのが醍醐味なんでしょうけども、心臓に悪いです(笑) PH8,5くらいでアルカリ度の低いクリープSとHには助けられます。
質問です・・・毎回ネープの生え際から2センチほどの幅の髪が当たりにくい方が何人かいます。
原因はなんなのでしょうか?それにW還元で攻めても、絡みやすくなってリターンされます・・・あれが一番わかりません。個人的な見解は「タオルがパーマ液を吸う」。と「S1S2の異常毛でちゃんと浸透しない」なんですけども・・・
ご意見お願いしたいです。よろしくお願いします
谷さん、よろしくお願い致します。
ハマ水を使ったパーマですね。どうでしたか?ハマ水。
さて、今回の結果と質問にもあるように、ネープがかかりにくいという事ですが、これは美容師さん共通のお悩みでしょうね。
まずは今回のケースから考えると、フード式の乾燥機を使用し乾燥を行なっていますので、必然的に頭頂部よりネープ部が乾きにくい + 少し触ると水分感じる程度までの乾燥なので、特にネープ部は乾きがあまくなり、かかりがゆるくなった。
と単純に思ったんですけど、どうですか?
それと、このネープ部がかかりにくい方達というのは、レングスが肩あたりで、猫背の方では無いですか?
ハマ水・・・個人的にはダメージ毛にとても使いやすいです。パーマで攻めるの怖いなっていう髪に使うようにしています。少しでもダメージ軽減できたほうがいいと思いしています。
ネープの髪なんですが・・・今回のも水分は結構気にしたんである程度は大丈夫かなとおもってたんですが・・・そうもいきませんでした。普段のコールドパーマでもダレて仕上がってくるので謎だったんです。レングスは肩あたりの人ですね。猫背かどうかは・・・覚えてなかったです・・・すいません。
かなり関係があるのですね?
さて、ひとつの可能性としてです。
今回は該当しないかもしれませんが、実はよくある話なので、今後どこかで役立つかもしれません。
髪が肩に当たり、ウェーブが伸びてしまうというのがあります。
なので、ちょうど肩あたりの長さや、姿勢が悪い人(背中が丸くなっている人)などは乾かすときに注意が必要です。
そうでは無くて、もう元々のかかりが弱い場合は、別の原因でしょう。
未だにネープの髪は・・・謎です
とりあえず要注意で観察してみます。
ありがとうございます
それと・・・今回これがⅧではなく
Ⅸだとおもうのですが・・・
おはようございます。
ですね、Ⅶがかぶっていたようです。
すみませんでした。
修正してもらいました。
では!次に行きましょうか!?
ありがとうございます。
よろしくお願いします。
送らせてもらいます
課題:トリートメント③
■テーマ
トリートメント
■施術前の髪(や肌)の状態
ブリーチ毛。ダメージ Lv5 以上
所々切れ毛。超親水毛
地毛はかなり黒めの太い髪。キューティクル多め。
ブリーチは当店ではないので処理などは不明。
処理はされてないという課程で工程を考える。
クセもうねり毛があるが・・・ブリーチによりわからない
■目指す仕上がり
3 回目のトリートメントです
今回は使用アイテムを制限させていただきました。
制限をかけることによる風合いをみたかったので
★このモデルだけでトリートメントはしていきたいと思います。
■施術前の髪(や肌)の状態から考えた施術工程
① トイシャン→流す→ヘマチェンジリンス1ℓ2 杯
② ウルトラタオルドライ→B3種割 1:1
③ カクテル(特トリ+パワエマ 1:1)アジアンムーン1プッシュ ポリK5%カラプロ 05g→蒸し加温10分
④ クーリング2分→ポリk5 倍→キト 10→放置5分
⑤ 流す→パワード B→キト 10→パワード B→流す
⑥ アジアンムーン→キト 10→アジアンムーン→キト 10→アジアンムーン
⑦ 8割ドライ→アイロン 80℃→冷風仕上げ
■各施術工程の意図
① ヘマで今後の架橋のため
② 水分調整から中身補充
③ 遊び心のカクテル(混ぜるのと、各々使うの違いを再認識したいがため。カラプロは柔らかさでないかな?という期待
④ カクテルを少しでも中に
⑤ 質感でパワード B 縛り
⑥ 疑似キューティクル
⑦ アイロンによる定着 (普段ブローのがおおいですが)
■結果および考察
今回は・・・遊び心半分、3回での持続力の違いを見たいが半分でさせていただきました
カクテルと各アイテムを効かせながらの違いをもう一度これを機会に感じたかったため
カクテル以外は、パワード B とポリ K、キトキトこれらのみで質感をつくりました。
カクテルのみが内部、パワード B などはすべて外側のイメージでさせて頂きました。
個人的には・・・やはりハイダメージ毛ですし、各アイテムを効かせながら確認して次、次と工程を進めていくほうが対処しやすいかもとおもいました。
意外と重くなるかな?という予想を外し、すごく軽いサラサラの質感になったのが、謎です。濡れてるときはかなり重かったのですが・・・これがカクテルの面白みであり、計算がしにくいという問題点?とも思いました。
3 回を通して解ったのが持続力においては 1 回目と 3 回目が優秀でした←理由として、1 回目は媚薬。3 回目は擬似キューティクルのアイロンでの定着だと思われます。
★持続力はモデルさんの意見です。一週間もちが違うとの意見からです
谷さん、よろしくお願い致します。
おもしろいレポートですね。とても良いと思います。
カクテル(混ぜもの)で1工程で済ませるのと、混ぜずに1工程ずつ施術していくこととの違いを知ることはとても大切ですね。
それぞれメリット・デメリットがあると思いますが、髪の状態を少しずつ確認しながら進められるため失敗が少ないのが、ノーカクテルでしょうね。手間ですけど、ハイダメージ毛のような成功率が低いシビアな髪には、この方が向いていると思いますね。
カクテルの場合は、手間はかかりませんけど、何が効いたのか?何が効かなかったのかが分かりにくいですよね。
さて、仕上がりが軽くなったのは、カラプロかポリKが原因かなと。
カラプロは薬剤の浸透を促しますが、クリーム系薬剤の粘性をゆるめやすいので、落ちやすいとも言えると思います。
ポリKは油分を自分の方に引きこんでしまっている可能性もありますね。
谷さん的には原因は何だと思いましたか?
本当に今回は美容師の探究心でさせていただきました。
軽くなった原因なんですが・・・
個人的なイメージではカラプロかなと。
その・・・くわしくまでは解らないんですが、毛束で実験してカラーに混ぜたときの何も処理をしなかったときの質感に近いような感覚だったのでカラプロなのかな?と思いました。
ただポリKも入れたし、パワードB攻めでしたのでもっとネチっとすると思ったんですがw意外でした。
あと、やはり擬似キューティクルは偉大だと確認できました。
当店では別料金でさせてもらってます。
こういうテスト?的なものは営業で生きるというか確信を持って伝えることが出来るので美容師としてサービス業として重要だなと思います
それにわりと美容師さん全体的に言えるのですが技術や質感を求めるにあたりお客さんどうこうよりも、美容師としての職人気質にどっぷりはまりがちで、お客さんに伝わってないって事が大いにあると思うんです。でも実際にデータとして取ってみてお客さんに伝えることが出来れば美容師だけの職人気質(自己満足)だけでは終らないと思うんですよね。
どうせこだわるならゲストと美容師共に共有出来たらお互いに幸せなんだと思います。それに別価格取れる自信や理由にもなりますし。
・・・
話逸れましたね・・・すいません。
でも疎水にして疎水で帰す
内部の充実と外壁の強化。
これが大事だなと非常に感じました
なるほど、カラプロですね。
でもその感覚はあっていると思います。
例えばその昔、リトルにソニルCAしか無かった時、どうしてもクリーム系薬剤ゆえに中間水洗後も薬剤残留しやすいという時に、カラプロ水(カラプロを水で希釈したもの)で中間水洗を行うと、薬剤の粘性がゆるまり薬剤が落ちやすくなります。
まぁシャワー水洗の方がより良いですけどね(笑
クリーム系薬剤に含まれる油分が落ちやすくなるので、自然な軽さが出やすいです。
シブミンにも同じような効果があります。
私も実際に自分で検証することは、本当に大切だと思います。
説明の深みが違いますから、そういうことって必ず相手に伝わります。
黙々と作業を行うのではなく、きちんと説明することで、このようにお客様の髪を大切に扱ってますよって伝えることができますね。
お客様もそっちのほうが安心できるし、嬉しく思うはずです。
あと自己満足というところで、少し私も(笑
美容師というある種アーティスティックな仕事ですから、よくデザインデザインという話が出てきますが、デザインとアートは違います。
これはデザイナーを育成する時に出てくる思想ですが、自分の思いを形にするのがアートであり、相手の思いを形にするのがデザインということですが、デザインとアートは同じだと思われがちです。
お客様ありきのサービス業において、自己満足的な仕事は、単なる押し付けだと思います。
谷さんの思い、とても良いと思います!
美容師さんはマイワールドに入りがちですからねw
僕もですけどw
なるべく仕事を振り返り、気を付けるようにしています。
カラプロ水の情報ありがとうございます。
他にもいろいろ使ってみます。
課題:カラー③
■テーマ
カラー グレイ
■施術前の髪(や肌)の状態
40代。
ダメージLV3
硬毛。多少のうねりあり。
キューティクル多め
乾燥。
■目指す仕上がり
ダメージLVを4にさせないためのカラー
普段顔まわりの白髪は6LVで染めるが、今回は浸促の力を存分に発揮させてから染めたいので7LVのグレイカラーで。
カラー剤7LVグレイココア。
■施術前の髪(や肌)の状態から考えた施術工程
① トイシャン揉み込み→流す→タオルドライ
② 浸促4倍+B ミスト10%(フォーマー仕様)加湿7分→流す→タオルドライ
③ 3種+B割 1:4→特トリ→裏技オイルうっすら毛先
④ カラー塗布 新生部6%10分放置後→毛先3%15分→チェック
⑤ ヘマペットボトル800ccにヘマ10cc→ポリk500ccに10cc→キト800ccに10cc
⑥ 3種+B割 1:4→B エマ→パワード B→3 分放置
⑦ トイシャン×2回
⑧ ヘマチェンジリンス→キトチェンジリンス→パワード B→流す
⑨ アジアンムーン→キト× 3 回
⑩ 簡単ブロー仕上げ
■各施術工程の意図
②泡で毛に留めたかったので B ミストを添加だけに。
③前処理→カラーに負けないように。
④毛先のカラーにポリ K5%添加してます。③で使いたかったのですが、浸促の様子も見たかったのでカラーに混ぜました。根本、毛先ともにカラプロ1%ほどですが添加。
⑤重合、PH 調整、ポリ K による退色防止。
⑥ケアメインのトリートメント処理。
⑧最終的に残り物無いようにと、酸処理。
⑨擬似キューティクル 乾燥気になったのでオイルで。
⑩アイロン使ったほうがよかったのですが、嘘くさい毛先になるので、家でも違いが少ないように。
■結果および考察
浸促の実力がでたのでは?と思っています。
効いてるか効いてないか解りにくいときもありますが、流した時の感じなどで判断して、怪しいなと思えばもう一度チェンジリンスなどでやってあげれば楽しめるアイテムだと思います。
普段の6LV よりも7LV で遜色ない染まりになってると思います。
色だけでこだわるなら、中間処理ももう少し簡単でもよかったかなと思いましたがダメージ LV の問題もありますし、何よりもダメージが出てくるほうが、ウネリもでて手入れしにくいと思うので中間処理を 3 ステップではめ込みました。
個人的な白髪対策の簡単度?染める限定でまとめると・・・
①浸促→圧縮蒸気→流す→カラー
②圧縮蒸気→カラー
③浸促→流す→カラー
④そのままカラー
となってます。
よろしくお願い致します。
>普段の6LV よりも7LV で遜色ない染まりになってると思います。
1LV明るいものでも染まりがほぼ同等ということで、内部への浸透がよくなった結果なのだろうと思われますね。
>色だけでこだわるなら、中間処理ももう少し簡単でもよかったかなと思いましたが
中間処理が軽いほうが、染まりが良かったのでは?ということですか?
>何よりもダメージが出てくるほうが、ウネリもでて手入れしにくいと思うので中間処理を 3 ステップではめ込みました。
中間処理時は癒やしの時間なので、とても良い判断だと思います。
>普段の6LV よりも7LV で遜色ない染まりになってると思います。
1LV明るいものでも染まりがほぼ同等ということで、内部への浸透がよくなった結果なのだろうと思われますね。
↑そうですよね。7Lvで通常よりもしっかり染まれば無問題かと思われます。
>色だけでこだわるなら、中間処理ももう少し簡単でもよかったかなと思いましたが
中間処理が軽いほうが、染まりが良かったのでは?ということですか?
↑中間処理による退色を軽減したかったのです。
髪の毛というHDDに色身が入り、中間処理という栄養がHDDを圧迫する。そして少し色味がぬける。というイメージです。
>何よりもダメージが出てくるほうが、ウネリもでて手入れしにくいと思うので中間処理を 3 ステップではめ込みました。
中間処理時は癒やしの時間なので、とても良い判断だと思います。
↑ありがとうございます。
>中間処理による退色を軽減したかったのです。
髪の毛というHDDに色身が入り、中間処理という栄養がHDDを圧迫する。そして少し色味がぬける。というイメージです。
なるほど、分かりました。
本当の意味での色素定着は、乾燥させた時に起こると思うので、たしかに気が抜けませんね。
>個人的な白髪対策の簡単度?染める限定でまとめると・・・
①浸促→圧縮蒸気→流す→カラー
②圧縮蒸気→カラー
③浸促→流す→カラー
④そのままカラー
これは簡単に染まる度合いということでしょうか?
>個人的な白髪対策の簡単度?染める限定でまとめると・・・
①浸促→圧縮蒸気→流す→カラー
②圧縮蒸気→カラー
③浸促→流す→カラー
④そのままカラー
これは簡単に染まる度合いということでしょうか?
はい。そうです。
現場における、実用的で且つ手抜き?(時短、少し手を掛けている)という印象操作と、染まり具合での個人的な順位です。
質感にしていくと
蒸気→侵促→施術ほど結果、風合いの満足度の高いものはないと思っています。髪質によりますが。
クセもコントロールでき、質感も調整できる。
侵促はとても便利です。
染まり具合だけでいくと、蒸気のほうが時短しやすく上記のように位置づけしています。
では、最後にひとつですが、
以前もお聞きしたかもしれませんが、谷さんは、浸促後は水洗を入れる派ですか?
その理由だけお聞かせ頂いて、最終レポートに進みましょう!
以前もお聞きしたかもしれませんが、谷さんは、浸促後は水洗を入れる派ですか?
ケースバイケースにはなります。
前回カラー?でも質問させてもらいました。
で・・・答えはカラーですと、水洗します。尿素が還元があると聞いて完全に流しております。染まりもわるくなるでしょうし。
ですがパーマの場合は流さずに行く場合もあります。
それはワインディング前のプレローション的な意味合いで巻いた場合です。ハイダメージ対策には有効だともおもいますし、硬毛なども質感の調整で便利だと思います。
ですのでカラーですと流しますし、パーマだと流さないで工程を進めていくこともあります。
いいですね、ありがとうございました。
特に問題ないと思います。
では、最終課題に行きましょう!
よろしくお願いします。
ありがとうございます。
課題:パーマ③
■テーマ
パーマ コールド
■施術前の髪(や肌)の状態
60代 女性
ヘアマニキュア毛
元の髪はパラ、オルト共に持ってる普通毛だがトップの髪は若干薄くなってきて毛も少し細くなっている。ここに関してはオルトメインと考えたほうがいいかもしれない。
DL2~3
■目指す仕上がり
パーマの後でマニキュアもするのでダレすぎないように
ハリ、コシ。ボリュームアップ
クリッとパーマ。
手入れ簡単楽ちんコース
ハンドブローでOKなように。且、持続も求む
マニキュアというパーマを阻害する髪を攻略する
■施術前の髪(や肌)の状態から考えた施術工程
① Bレイヤシャンプー→浸促4倍Bミスト10%フォーマーポンプ仕様→加温様子見→流す
② B3種割3:1→ワインディング→クリープH+ソニルチオ3:1→8分テストカール→中間水洗
③ ヘマ20→B3種割3:1→キト20→ブロム7分×2
④ 流す→ヘマチェンジリンス→キトチェンジリンス
⑤ CV→ブロー
■各施術工程の意図
① トイトイだと重いし・・・Bシャンプーで。侵促でマニキュア毛に対し還元剤を入りやすくする。
② 浸促効いた過程で3種Bミスト割で前処理。クリーム系はなし。邪魔になるので
③ 中間処理です。時間は1分3分2分の順番です
④ 後処理。
⑤ 仕上げです
■修正を加えた施術箇所
① 浸促つけてプレカットしました。加温ないです
② 浸促つけたまま処理入りました。還元剤もハイブリッド止めて。
クリープH塗布7分→水洗→B3種割→ソニルチオ4分→水洗
■修正の理由
① カットしながら様子見することで時短。
② 浸促3種B割巻き。巻きながら還元が少し進むというちょっと便利な技ですので熱止めました。還元剤はハイブリッドすると正直どこに効いてるかイメージしにくいので分けました。最終的にはW還元になってますが。コントロールしやすいですよね。時間少しかかるだけで・・・そこが問題ですけども。
■結果および考察
マニキュア毛に対してのアプローチとしては様子見ながらで良かったのではと思っています。
どれだけ還元されるかとか、正直わからないので・・・マニキュア、ヘナは。
仕上がりもプリッとカールですし髪の中の反応もちゃんと出来てると思います。
クリープHでの様子見は中間水洗後のパーマリッヂでの判断です。それと個人的にはマニキュアとかヘナは人工的S2だと思っていますのでどれだけ元の髪がオルトよりの親水毛でもシステアミンで様子見します。(ヘナ、マニキュアしてる髪にたいして)
今回の工程ですとW還元になってますので普通にコールドパーマするよりはブローで伸びにくいかもですね。まぁ水分量の調整もかなり気を使いましたが…そっちのが大事かもですし。
12課題目ですね、よろしくお願いします。
浸促3種B割巻きの、巻きながら還元が少し進むというちょっと便利な技というのに、いろんな可能性を感じます。
浸透促進の使いこなしは、美容師さんの強力な武器になるはずです。
様子見で、クリープH単品というのも、とても良いなぁと思いました。
では、
・浸促3種B割のそれぞれの比率はどのような感じですか?
・中間処理の放置時間は1分3分2分となってますが、何かこだわりありますか?
・浸促3種B割のそれぞれの比率はどのような感じですか?
浸透3:3種2:Bミスト5です。
これはマニキュア用の対策としてやっています。
浸透のケラチンと3種のハイブリッドのケラチン、シルク、コラーゲンの質感への期待とBミストの浸透力へのトリートメント効果を期待しました。
浸促3倍→カット→3種B割1:4でも同じかと思われます。
・中間処理の放置時間は1分3分2分となってますが、何かこだわりありますか?
ある程度は感覚なんですが・・・w
ヘマは1分置けば水洗もしっかりしているので問題ないというイメージと、3種B割は髪の栄養の再補給なのでじっくり置いて3分ってイメージです。キトの2分もW還元でアルカリにさらす時間も多くなりますのでしっかりブロムが反応しやすいように、PHを下げれるイメージで2分です。でもそこまでアルカリがおおい粧剤じゃないので不安もほとんどないんですけど、念には念をです。
>浸透3:3種2:Bミスト5です。
PPT濃度、相当濃いですね。PPT系とCMC系が1:1の比率になってますね。
結果出てるのでOKだと思いますが、PPT濃度を少し減らすことで、還元時間の短縮は考えられませんか?
いわゆる「たられば」の話になってしまいますが。
>ある程度は感覚なんですが・・・w
ヘマは1分置けば水洗もしっかりしているので問題ないというイメージと、3種B割は髪の栄養の再補給なのでじっくり置いて3分ってイメージです。キトの2分もW還元でアルカリにさらす時間も多くなりますのでしっかりブロムが反応しやすいように、PHを下げれるイメージで2分です。でもそこまでアルカリがおおい粧剤じゃないので不安もほとんどないんですけど、念には念をです。
なるほど、分かりました。
誰も髪の中を見ながら施術できないので、感覚大切です。しかもその感覚は、理論を知っているからこその発想ですからね。
とても良いと思います。
少し余談ですが、ブロムは7分2回のみですか?他にバリエーションないですか?
例えば髪質によっては、5分+9分とか。例えばですけど。
>浸透3:3種2:Bミスト5です。
PPT濃度、相当濃いですね。PPT系とCMC系が1:1の比率になってますね。
結果出てるのでOKだと思いますが、PPT濃度を少し減らすことで、還元時間の短縮は考えられませんか?
いわゆる「たられば」の話になってしまいますが。
そうなんですよwカットの時間が7分ほどと、巻いてる時間から還元剤つけ終わるまで約15分~20分。トータル長いと30分くらいなのでそんな感じにしてみました。
3種10%程度でよかったのかもですね。ありがとうございます。
少し余談ですが、ブロムは7分2回のみですか?他にバリエーションないですか?
例えば髪質によっては、5分+9分とか。例えばですけど。
とりあえずブロムに関してはトータル15分から20分弱あれば良いかなという感覚でして。
特にバリエーションと捉えたことはないんですけども。酸化不足は避けたいとは考えています。
5分9分だと違いが出てきますか?
>例えば髪質によっては、5分+9分とか。例えばですけど。
とりあえずブロムに関してはトータル15分から20分弱あれば良いかなという感覚でして。
特にバリエーションと捉えたことはないんですけども。酸化不足は避けたいとは考えています。
5分9分だと違いが出てきますか?
おはようございます。
理論は7分2回なんでしょうけどね、
現実どうなんだ?
疑いもなくそういうもんなんだで終わってていいのかなって思うので、検証してます。
この件に関しては、別途連絡しますね。
さて、では最後に質問です。
谷さんにとってケミカルとは何ですか?
また、今後チュートリアルにチャレンジする人に向けて何かメッセージを下さい。
ケミカルとは何ですか?
ケミカルは個人にとっては趣味であります。
店にとっては武器であり、他店との差別化のためのオプションみたいなものです。
そして出口のないトンネルだとも捉えていますし、絶対的なものでもないとも認識しています。
もし仮に明日、髪に新発見があれば理論は覆るかもしれないものだから「疑い」「実験」「経験」「納得」「反復」「信頼」
という風に育てていく物だとも感じてます。
一番大事なのはケミカルを勉強することにより、人に喜んでもらう。頼りにしてもらう。信頼してもらう。笑顔にあふれる。
が理想だとは思います。
ですがここで難しいのが価値観の教育と共有ですよね。
そして美容業と美容師。プロですのでお金ももちろん頂かなければなりません。だからケミカルを勉強して個人で納得して、それをアウトプットして対価を頂く。
書いてるうちに衣食住と同じ感覚に陥ってきましたw
とにかく・・・美容師のスキルとして最低限は知っておかないといけないケミカルはありますよね。
ケミカルを追いかけすぎると個人的には美容師としての幅が狭くなりそうなので理論半分、感覚半分。そして美容師としての遊び心。この3つが大事だと思います。
また、今後チュートリアルにチャレンジする人に向けて何かメッセージを下さい。
そうですねぇ、チュートリアルですので、普段やってること、やってみたいこと、気になってること。全部試してみるのが面白いと思います。どうせやるなら楽しくしたいですしね。
個人的には掘り下げて考えることができたのと基礎の見直しですごく役立ちましたし、他の人の見て
「うわーwきもちわるーwまにあっくーw」
とか思ってましたwごめんなさいw
でも美容師さんは井の中の蛙になりやすい職業だと思っていますので、自店を見直し、自分のスキルの見直し。他人の感覚を見てワクワクできたり、共感できたり、出来ないとおもったり。なんでも良いので刺激になって、ステップアップになればいいと思います。
そして長い間やりとりをありがとうございました。
↑小学生のような感想ですいませんでした。
谷さんとのやり取りしていて思ったのは、
まじめに楽しんでいるな、ということでした。
それからきちんとした芯があり、思考のバランス感覚も
持ち合わせていらっしゃいます。
私自身も刺激を受け、感謝しております。
谷さん、ありがとうございました。
これにチュートリアルを終了致します。
大変ご苦労さまでした!
こちらこそありがとうございました。
ただ・・・最近自覚したのが
人に伝えるのが超へたくそだと実感してますので、少し修業して試験に臨みたいとおもいます。
ありがとうございました。
今後ともよろしくお願いします
慣れも必要なんだと思います。
私も苦い経験は幾度となく(笑)
では力をつけて、プロフェッサー試験頑張りましょうね!^^