課題:トリートメント①
■テーマ
トリートメント課題1
■施術前の髪(や肌)の状態
・カラーリタッチのオーダーで来店(月1度のグレーカラー)
・細・柔・少でボリュームがないのが悩み
・ダメージは中間部 1~2lev 毛先 2~3lev
・頭皮はやや乾燥気味でトップの薄毛が気になる様子
■目指す仕上がり
リタッチカラーのみならず、髪質改善・ダメージケア・頭皮ケアまでを短時間でメニュー化。
リラックスしながらもデザインをサポートし、ふんわりサラサラな質感のエイジングケアトータルトリートメントを目指します!
■施術前の髪(や肌)の状態から考えた施術工程
・リタッチカラー後しっかりとタオルドライ(βミスト)
・頭皮中心に温めたクリームバスを塗布(7 分マッサージ)~パルッキー90 秒~冷めたらお流し
・タオルドライ後 1st いきいきβ5 倍塗布。よく揉み込み振動コームで全体にスルー
・2 nd パワードエマルジョン塗布ししっかりと揉み込む
・3 rd パワードβ塗布し揉み込み後(※塗布量注意)パルッキー60 秒 冷めたら軽くお流し
・毛先にキトキト 30倍とジェルエッセンスを交互に 2回塗布~しっかりとお流し
・ボリュームアップミストを塗布しドライ
■各施術工程の意図
・指やクシの通りを良くしながらトリートメントの準備
・残留カラー剤や残臭を取り除き、刺激を受けた頭皮を保湿しながらケアダウン
・ハリ・コシを与えるための PPT 選択(カラーの褪色防止のため加温な無し)
・ツヤとハリ・コシの為パワード選択
・ポリフェノールと酸でキューティクルを引き締めた後なので、浸透と定着の為軽く加湿
・軽めの擬似キューティクルで持ちとツヤ手触り UP
※重くなるといけないのでアウトバスは無し
時間短縮の為、全てシャンプー台での作業にする。
冬場なので寒くないように、温熱マットとホットタオルで腹部と首を温めながら施術することで、リラックス感も得られる
■修正を加えた施術箇所
特になし
■結果および考察
・予想以上の仕上がりになった。
・クリームバス後のトリートメントは特に乗りが良く、お勧めです。
・細く柔らかな髪は繊細なので、丁寧なタオルドライや揉みこみで仕上がりに差が出ると思います。
・毛先の退色やトリートメントのもちはポリフェノール(パワードβ)での引き締めとキトキト+ジェルエッセンス の擬似キューティクルで期待できるとは思いますが、今後も経過を観察していきます。




流石!シンプルで美しいレシピだと思います
トリートメントのノリが良くなるクリームバス工程ですが
ノル=比較的表面と定義すると
リタッチ時の処理が気になります
クリームバス前のβミスト以外
カラー工程ではどのような処理をされましたか?



Q:クリームバス前のβミスト以外
カラー工程ではどのような処理をされましたか?
A:基本のカラー工程での後処理をまでを行っています。
リタッチなので、カラーの前・中間処理は特にしていませんが、
・プレシャンプー無し(前日夜洗ってもらっている)
・カラー塗布(カラプロ5%添加)20分放置
・炭酸泉乳化(キューティクルすこしずつ閉じながら、毛先アルカリ反応防ぐ)~炭酸で軽く流し後、お湯でしっかり流し
・トイシャン(過水除去と毛先の疎水化補助)~お流し
・ヘマ、キトチェンジリンス(過水除去と等電点)
トリートメントの内部へのノリ(?)は疎水(健康毛)ほどいいと思うので・・・
①残留物の除去②等電点は意識しています。
コストの問題もあるので乳化は炭酸泉、あとのチェンジリンスはキトを使っています。(phコントロールとキューティクルの保護効果があるという意味で)
今回はカラー後の手触りが良かったのでβミストだけにしましたが、状態によってはタオルドライ前に微量のβエマルジョンをつけて引き締めと操作性を上げる場合もあります。



◆プレシャンプー無し(前日夜洗ってもらっている)◆
時短にもなり、頭皮の為に良いですね!
◆カラー塗布(カラプロ5%添加)20分放置◆
1剤の5%でしょうか?薬事の問題でリトルさんからは
提案できませんがやはり均染・濃染の効果は顕著で
他の効果も期待できますね
◆炭酸泉乳化(キューティクルすこしずつ閉じながら、毛先アルカリ反応防ぐ)~炭酸で軽く流し後、お湯でしっかり流し◆
炭酸泉の場合シャワーから大量に出るという効果は非常に大きいと思います。
◆トイシャン(過水除去と毛先の疎水化補助)~お流し◆
泡立てた状態でしばらく置くと効果的だと思います
◆ヘマ、キトチェンジリンス(過水除去と等電点)◆
炭酸乳化と併用することで効果が上がっていると
予測できます
クリームバスは揉み込み時に乳化破壊され油分が毛髪表面に
ノル事で表面が疎水化される・・・と考えると今回のモデルさん以上のダメージ毛の場合クリームバスによる油膜の前に処理が欲しくなって来ますね。
即ちどこかクリームバス前に高分子PPTの処理を使えないかと考えます
提案出来るとすればカラーの前・中間のタイミングで処理・・
炭酸乳化を考えると前処理のタイミングが良いのでは?
リタッチ時にカラー剤が既染部つく恐れもあるので
あらかじめ既染部を軽くスプレー(お湯)でウエットし
三種β割を塗布したとすると揉み込みなど特にしなくても
相当な放置タイムになるので効果的だと思います
あと3ステップをばらしてクリームバスとの組み合わせを
検証しても面白いかもしれませんね
①②(クリームバス)お流し③など・・・



カラーを毛先まで引く場合や、ダメージ具合によってはカラープレに3種β割やファイβでの前処理は必須ですが、この場合のそれは「トリートメントの基礎土台作り」として必要でしたね・・・ご指摘いただき気づきました。
クリームバスの前に高分子PPTを予め入れ込んでおいてのトリートメントの施術もしますが、根元や中間部の重さが出る場合があります。ボリュームダウンコントロール等の場合はあえてそうすることもあるのですが、今回は細・軟毛対応だったのでクリームバス後にPPT処理となりました。
一度気に入らない質感であがったりすると、ついついその工程を避けてしまうような場合もあるので・・・
素材観察⇒カウンセリング⇒設計図作り⇒仕上がり⇒検証
を見直すいい機会になりました!



お客様は成功第一なので加藤さんは正しいと思いますよ
チュートリアルの為可能性の話をしました
うちもそうなのですがおそらく加藤さんのお客様も
傷んでいる方が極端に少ないのだと思います
髪も頭皮も網羅した
今回の加藤さんのレシピがハマるお客様を育てていくことが
重要だと感じます
炭酸泉の活用などもトリートメントが効く髪作りに
有効だと思うのですが
今回お湯とキトキトではなく
炭酸とキトキトでのph処理が目を引きました
僕の場合はフィオラボのローズビネガーで
500ccの酸リンス(ph4くらい)を作って
じょうろ型のキャップをつけて塗布し
損傷部にキトキト処理をします
コストの話もありましたが
僕は上記のように大量に使いたいので
リトルでも安価な酸リンスを作っていただきたいですね
キトキトはキトサンとして使いたいので
キトサン抜きキトキト(笑)
ただダメージが全域の及ぶ場合は
シャンプー台でタオルドライ
キトキト50倍500cc塗布
損傷部10倍希釈塗布で対応します
炭酸は中和塩がでないのをメリットしていますが
中和塩が出ないという事は中和力は低いので
やはりキトキトと併用が望ましいと思います
中和塩はその後のお流しもしくは自宅の
シャンプーで落ちるのでデメリットでは
無いと考えています
では次へ進みましょう!



わかりやすく、詳しい解説ありがとうございます!
では次の課題を提出させていただきます!!
課題:カラー①
■テーマ
カラー課題1
■施術前の髪(や肌)の状態
20代女性
・太さ⇒やや細い 硬さ⇒柔らかい 量⇒多い
ただし、フェイスラインはやや細め(ストレス性か・・・)
・リフトアップ・褪色しやすい(Y 系 Base、キューティクル層少なめか・・・)
・ダメージ 既染部根元1~毛先3LV のグラデーションダメージ。毛先は乾燥がすすみ、パサつき落ち着きがない
■目指す仕上がり
退色した毛先を少し落ち着けながら、ミドルトーンのスモーキーピンク系カラーで、大人の女性らしいシアーなツヤ感を表現。
毛先のパサつきは同時トリートメントでサラッと軽めに仕上げ、ライトな髪質に合ったふんわりカールで仕上げます!
■施術前の髪(や肌)の状態から考えた施術工程
① 前処理⇒既染部をスプレイヤーで軽くウェット後、中間部まではβミスト、中間~毛先は3種β5倍を泡状で塗布
② パルッキーを噴霧しながら丁寧にコームスルー
③ 新生部リタッチカラー20分放置
④ 毛先用カラー剤に特トリ5%Mix7分放置
⑤ カラーチェック⇒毛先にヘマ20倍
⑥ 中間処理⇒さらβ5倍
⑦ キトで乳化~お流し~トイシャンでシャンプー
⑧ 後処理⇒ヘマチェンジリンス
⑨ 疎水処理 B⇒βトリ~ポリ K チェンジリンス
⑩ キトチェンジリンス
⑪ βトリ~お流し 毛先CV
■各施術工程の意図
① 細・軟毛の為、丁寧にウェットしながらの吸水確認
② PPT 浸透を促進しながら、揉みこまずコームスルー
③ 7LV ピンクシダー系 OXY5.5% カラプロ1剤の5%Mix
④ 同系色のグレイ用(7G)+アルカリキャンセルクリア材に特トリ Mix(内部 PPT の接着) OXY2.5%
⑤ スプレイヤー塗布、毛先の酸化重合促進の為
⑥ 弾力のある質感と保湿にさらさらシード選択 軽く揉み入れる(指でカラー剤取り除きながら・・・)
⑦ 徐々にキューティクルを閉じながら、ルイボスによる過水除去
⑧ ヘマチンによる過水除去
⑨ ポリフェノールによる引き締め(水抜き)
⑩ 等電点へ・・・(ph コントロールと擬似キューティクル)
⑪ ツヤと軽さ 香りによるリラックス(選択色相とのマッチング)
■修正を加えた施術箇所
最後のCV⇒βエマルジョン+アジアンムーン(少々)
■修正の理由
毛先のパサつきが解消しきれなかった為
■結果および考察
毛先のツヤと手触りがいまひとつだった。
・中間処理 PPT を迷ったが、ファイベータの方が補修と質感の両方を満たせたかも・・・
・ポリフェノールによる引き締めを中間処理に入れればよかった・・・
①案 毛先カラー剤に MIX する接着 CMC をβエマルジョンにする(細・軟毛には塗布もしやすい)
②案 マニュアルに則り、キト乳化前に 特トリ~ポリ K10倍もしくは、βエマル
・擬似キューティクルも必要だった(キト~ジェルエッセンス×2~3回)









今回は仕上がりに満足されていない
という切り口で進めて行きたいと思いますね
まず僕が写真をみて思ったのは
おっしゃるようにポリフェラKによる中間処理
も有効だと思うのですが
前処理も有効なのでは?と感じました
具体的には今回の場合カラー前シャンプーが
有効だった気がしています
目的はまず髪全体に水分を巡らせる事が最重要で
正直、洗浄はよっぽど汚れていなければ
どうでも良いと思っています
ウエット>トイシャン>お流し>CMC
による大量のお湯を髪に通してタオルドライで調節
する事で髪を水分量でまず保護し
そこに処理剤を溶かし込みます
僕からは大量のお湯と界面活性剤で
一度飽和以上に水分を通す
という視点でお話ししましたが
加藤さんはどう思われますか?



確かに・・・
スプレイヤーのウェット、ミストでのCMCの塗布、よほど気をつけてもムラになりますね。
かと言って付けすぎれば減力にもなるし、コストの無駄。
下ごしらえに一手間かける・・・
軽く湯通し~出汁にくぐらせ下味付ける~臭みやアクもとれて、その後の旨みがしっかりと出る!
ついつい薬剤や道具に頼ってしまいがちですが、「シンプル」とはそういうことかもしれませんね。足りないものも余分なものもない・・・
今回の施術でもそのあたりを
ウェット~CMC&PPT~パルッキーでしたつもりでしたが、Tioシャンでのプレシャンプー~シンプルな前処理の方が効果出たかもしれません。
パーマ時の水分コントロール(取り除く方)は意識しているつもりでしたが、与える方も見直してみます!



僕は前処理のタイミングで
βプレミアムをすることもあります
コストはかかりますが
結局簡単なんですよね~
シャンプー台でしやすいですし・・
僕の場合奥さんと共有するので
出来るだけ簡単にできる方法を考えるのですが
基本的に
リタッチ=そのまま塗布
全頭染め=カラー前シャンプー後タオルドライで塗布
前処理
ローダメージ=エマルジョン
ミドルダメージ=ファイβ+エマルジョン
ハイダメージ=ファイβ+エマルジョン+パワードβ
※βプレミアムをやりきる場合
チェンジリンス後タオルドライ
場合によりポリフェラK100倍希釈500cc塗布後
チェンジリンス
トリートメントを先にしてしまう
イメージでやってます
お客様には先にトリートメントしますね~
という感じです



なるほど・・・
過去にもシステムトリートメントを行った後でカラーをし、なかなか良かったこともありました。
がマニュアルがしっかりとある分リトルの製品は「こう使うべき!」的になってしまっているかもしれません。
マニュアルを超える・・・プロフェッサーとはそうでなければいけないのですね。まだまだこれからです(泣)
例えば、カラー課題の中でこの方法で検証してみたりするのもありでしょうか?



全然有りだと思いますよ
リトルはカラーを持っていないので
明度・色相・彩度コントロールではなく
素材コントロールから考えるカラーが
LSマイスター立ち上げ当初の
軸になっています
さじ加減の難しさはありますが
初心者の方に対応する場合
わかりやすいと思っていますし・・・
それでは今回終了し
次の課題へ行きたいと思います
宜しくお願い致します



ありがとうございます!
ラボ的なものをウィッグでやってみようと思います^^
では、次課題提出いたします...
課題:パーマ①
■テーマ
パーマ課題1
■施術前の髪(や肌)の状態
髪質:太い、堅い、多い 直毛に近い
ダメージ:中間部~毛先2LV
中国にお住まいのため薬剤浸透が悪いことが予想される
■目指す仕上がり
アストクリープパーマで、もちが良く、弾力のあるエレガントミディウェーブ
■施術前の髪(や肌)の状態から考えた施術工程
① ドライ時にパルッキー4 分
② プレシャンプー(Toi シャン+浸透促進で 2 シャン)
③ 前処理:中間部~毛先⇒β ミスト
④ ワインディング
⑤ ソニル H・1 剤塗布(120 秒放置)~微温湯塗布後、パルッキー1分後6分キャップ放置 テストカール
⑥ 中間水洗~ヘマ 20 倍
⑦ タオルドライ~ペーパードライ
⑧ 中間処理 さらさら β5 倍
⑨ クリープタイム 10 分(クリープチェック)
⑩ アスト水(ポリ K+シブミン+湯 1:2:7)
⑪ ソニルⅡ(過水 2 剤)3+3 分二度付け
⑫ ロッドオフしながら泡状2剤~シャンプー台でキト 10 倍塗布
⑬ お流し~トイシャン泡立て~お流し
⑭ 後処理 ヘマ・キトチェンジリンス
⑮ βエマルジョン~お流し
■各施術工程の意図
① ②外国での生活上、水による浸透阻害(ミネラル分の付着等)を考慮し、圧縮蒸気によるプレ膨潤とシャンプーカクテルで薬剤浸透を正常化する
③ ダメージレベルにあわせた前処理
④ オーバーセク⇒ワンカール アンダーセク⇒フルウェーブ
⑤ 薬剤の均一浸透とキューティクルの過剰な立ち上がりを防止するため、途中で1剤と同量の微温湯を塗布し、余分な 1剤を少しどける
⑥ アルカリ・還元剤を流し、還元をストップする(封鎖)
⑦ 水溶液薬剤が浸透するようキッチンペーパーで余分な水分を除去
⑧ 弾力を出し、手触りを良くする為
⑨ マクロクリープ狙い
⑩ 2種類のポリフェノールによる引き締め(パーマの持ち)と消臭
⑪ 硬毛の為、過水 2 剤によるソフトな質感作り
⑫ 充分な酸化と ph コントロールでキューティクルを徐々に閉じる
⑬ トイシャンによる残留過水の一次除去
⑭ 残留過水と残留アルカリ除去し、等電点へ・・・
■修正を加えた施術箇所
前処理時、毛先から中間部にβミストの後、更にワインディング時にペーパー上に1プッシュ。
オーバーセクションの毛先は3種 β5倍を追加
■修正の理由
アンダーセクションはやや毛先に乾燥が見られ、ストランドごとに毛先にしっかりβミストを塗布したかったから。
オーバーセクションは毛先にややパサつきを感じたため。
■結果および考察
そのまま中国へお帰りになったので、持ちに関しては夏までわからない・・・
・軟化、還元の時間は通常と変わらなかった(行程①②が効いたのか?)
・仕上がりの質感 今回ロング~ミディアムにした為、ややボリュームが気になった(弾力出過ぎ)
⇒中間処理 さらさら β5倍→3種 β 後しっとり5倍 がよかったかもしれない









では3回目を始めたいと思います!
加藤さんとキューティクルケアパーマの情報交換をして
2年くらい経ちますがお互いプレ水洗法が欠かせない
施術になりましたね!
この方法はアストクリープとも相性ばっちりだと思うのですが
今回
⑩ アスト水(ポリ K+シブミン+湯 1:2:7)
の部分アスト水に注目してお話を伺いたいと思います
以前講師同士でポリフェノールによる酸化促進の検証を
加藤さん簗取さんといろいろ実験し合った時に
ポリK=引き締める
シブミン=消臭=活性酸素=酸化促進
というとりあえずの結論(ウイック実験)に至りましたが
その時既にあった加藤さんのアスト水を改めて注目した場合
ポリK単品のアストクリープに比べ
シブミンの酸化促進効果は感じられますか?



アストクリープ時のポリフェノール水溶液(アスト水)についてですが・・・
初めはマニュアル通りに「ポリK10倍」でやっていました。その前後に必要に応じて「シブミン」を使っていたのですが、出処は違えど、同じポリフェノールなので混ぜて使えば時間短縮(塗布の回数減)や薬剤浸透にもいいのかなぁ?くらいでした。
実際に使ってみるととても好結果で、消臭、引き締め(ウエーブの持ちと質感)の効率が上がりました。
Webでの勉強会で、濱崎さんからタンニンの消臭が活性酸素発生によるものと伺い、それが酸化の促進につながり、結果として放置時間の短縮になるとは、まさに目から鱗でした。
私は2剤に過水を使うことが多いです。
①早い(放置時間・酸リンスが後)
②軽い(塩残留物が無)
①⇒・ロッドに2剤を塗布していき、最後の一本を付け終わった時点(2~3分くらい)で時間を置かずに初めの一本目からまた付け始め、計2回(トータル5分位)
ロッド外して、2~3本ぶんずつ泡状過水をもみ込みます。
お客様にしてみたら「放置タイム0分」と感じてもらえます。
(何もしないで置かれている時間がない為)
・ポリフェノールで引き締めて、酸リンスでph調節しキューティクル閉じ始めてから酸化する(ブロム使用)より、中性~弱アルカリ領域で酸化させたほうが、ムラなく内部酸化するような気もします。
ロッドに巻かれて重なったりしている部分のph調節も、かなりの量の酸リンスを使わないとしきれないような気もしています。酸化しきってからロッド外し、たっぷりの酸リンスで内部、外部のph調節を2回にわたりする方が効果高い気がします。(気がするばかりじゃダメですが、自信がないです^^;)
上記の方法での酸化に行き着き、さらにポリKとシブミンをMixして使うようになり、ウェーブダレがほとんどなくなったのは事実です!
ただし、薬事法がありますので・・・セミナー時は難しいですが><



過水の場合は過水が時短なので
シブミンの時短の手応えはなさそうですね
でもシブミンは時短ではなく酸化促進の効果
即ちブロムの場合時間を適正に置く事で
より酸化が適正に促進している気がします
特にB2ローションの場合比較実験でも
顕著でした
過水でも効果はあると思っています
僕も過水大好きです!
理論上たっぷり塗布する事で加藤さんの方法でも
だいじょうぶなのですがこうやってサロンワークで実証を
続けて良好という報告を受けると更に取り入れ
安いですね!ありがとうございます
薬事法上、過水は医薬部外品なので
リトルサイエンティストでは推奨されませんが・・
自己責任でする場合やはり「中間水洗をしっかり」ですね
ブロムを使う場合のph調整ですが
加藤さんがおっしゃるように塗布ムラが懸念されます
僕の場合それの解消法として
塗布直前にブロムに混ぜて使います
B2ローション:キトキト(10:1)など
これは他メーカーも含めて10年以上やってますが
やはり良好です!



ブロム酸に酸リンスを入れる方法
実は私も以前の外部講師時はずっと推奨してきました。
ただし、塗布寸前のMixが条件でした。
自分でもサロンワークではそうしています。
ただ、リトルさんなのでNGかと思いあまり表向きにはしていませんが・・・^^;
一つの方法論として紹介できるとは思っています。
次のパーマ検証は「細・軟毛」の予定なので、ブロムで行きます!



NGの線引きは正直難しいですが
一応
化粧品と化粧品混ぜはOKという線で進めていきたいと
思います!
ただリトルの場合医薬部外品に混ぜて効果がある製品も
多数あるのでその場合は自己責任の注意喚起
ただし危険性があるものは自己責任でもNGのスタンスで
進めたいと思います
化粧品登録の還元剤に過水を使う場合は
パーマ用であれば中間水洗をしっかりして
自己責任で注意喚起
カラー剤OXはNGで(笑)



カラー2剤が危険でNGなのは、一番は過水濃度のせいだと思います。6%など・・・怖い
もちろんお勧めするようなことも無いですし、使うこともありませんが、以前某メーカーさんで化粧品認可のストレート剤使用時に低アルカリカラーを術後にすることで2剤の必要が無い!と推奨しているのがありました。理論的にはわからなくはないですが・・・^^;
パーマ2剤は1~1.5%くらいのものがほとんどだと思いますが、質問されたときの返答として濃度以外何かありますか?



矯正の2剤に低アルカリカラー・・
中には普通のアルカリカラーを
使う方もいらっしゃいますが・・
1剤が化粧品登録の場合
1・5%前後のパーマ用オキシはダメで
酸化重合に力を奪われるとはいえ
アルカリ活性した高濃度オキシ(カラーリング)
は認められる・・・
それが薬事法なので
非常に考えさせられます
受講者の質問に関してですが
ソニルのシステアミンシリーズに
ソニルのチオシリーズの2剤を使う場合
薬事法上はNGでリトルも推奨できないですが
理論上も現場でもきちんとした使い方であれば
問題はないし製品独特の質感が得られます
(ホホバエマルジョン)
これに関しては外部講師としてお答えできます
カラー用のオキシの使用に関しては
様々な意見があると思いますが
僕の場合カラー用という理由で肯定しません
僕はメーカーの製品を尊重しますし
(リトルに限らず)
特にリトルサイエンティストマイスターの
学習の場としては
還元剤は還元さえすればOK
酸化剤は酸化さえすればOKではなく
さまざまな相乗効果で素材コントロールするので
尚更です・・・
みたいな感じで対応しています
カラー剤を2剤の代わりは
自分がその方法でお客様を綺麗にできないので
自分もしないし勧めもしません
そこは理論は関係ありません
というスタンスです
結構このての質問は多いですね



:メーカーの製品を尊重しますし
さまざまな相乗効果で素材コントロールするので・・・
本当に同感です。今までは他メーカーと深く関わってきましたし、そこの開発やマーケティングのこだわりもたくさん聞いてきました。
原料だけでなく、相性や反応後の感触など・・・ほとんどのメーカーさんがしっかりと研究していますものね。
:カラー剤を2剤の代わりは
自分がその方法でお客様を綺麗にできないので
自分もしないし勧めもしません
そこは理論は関係ありません
ダメなものはダメ!って幼児教育みたいですね・・・(汗)
最近は過水使用が多かったですが、梁取さんのナオさんVirも含めてもう一度「完全酸化」見直していきたいと思います!



本当に様々な方が講習に来られるので
ある程度のスタンスをここで確立できると
良いですね!
それでは次に進みたいと思います!
課題:パーマ②
■テーマ
パーマ課題2
■施術前の髪(や肌)の状態
40代女性 約半年ぶりのパーマ
髪質⇒ 細・柔らか・量多め 大きなウェーブの波状毛
ダメージ⇒中間部DL2 毛先DL3~4(4の部分はカットで落とす)全体に乾燥気味
■目指す仕上がり
ハイレイヤーバランスのカットに毛先ワンカールを入れることで、まとめた際の馴染みと下ろした時のフォルムバランスをとる。
ドライしてもダレない、ふんわりと弾力のある毛先カールで春らしく!^^
■施術前の髪(や肌)の状態から考えた施術工程
①プレシャンプー Toi シャン使用し、お流し前に少々湯を貯め、毛先揉み込み。お流し後、毛先にβトリートメント付け、ポリ K チェンジリンス
②ドライカット
③中間から毛先スプレイヤーで軽くウェット後、φベータ塗布。揉み入れ&振動コームスルー
④毛先のみに特トリ塗布。指先でパッティング
⑤粗歯でパルッキー当てながらコームスルー60秒
⑥ワインディング
⑦1剤塗布(ソニル S+H 3:1)90秒後、微温湯1剤と同量程度塗布 6分自然放置 テストカール
⑧中間水洗(シャンプー台で炭酸泉軽く、その後湯でしっかり流す)
⑨水分しっかり拭き取り後、いきβ5倍泡塗布
⑩クリープタイム 15分 クリープチェック
⑪アスト水 ポリ K+シブミン+湯 2:1:7 3分放置後しっかり水分除去
⑫BⅡローション+キトキト(9:1)5分5分+泡
⑬炭酸泉で軽くお流し後、しっかりと流す
⑭Toi シャンプー+シブミンで毛先泡立て 流す
⑮ヘマ・キトチェンジリンス
⑯βエマルジョン 流す ~終了
■各施術工程の意図
①毛先のダメージ+手触りの悪さから、軽い疎水処理をプレで行い、前処理を効果的にし、薬剤の過剰反応を防ぐ
② ①を行ってもダメそうな部分はカットで落とす
③軽い質感としっかりしたダメージケアの為φβ選択。
繊細に揉み込んで、モチッとしたのを確認後振動で定着
④DL 高い部分の PPT とキューティクルの接着
⑤前処理の仕上げ(ダメ押しの促進と定着)
⑥全てオンベースの2回転(軟毛の為)
⑦アプリケータの穴をかなり細く加工(まち針程度)し、 水分飽和(滴り落ちる寸前)まで1剤塗布(30cc 弱)
90秒後、同量の微温湯塗布(数滴滴り落ちる)
キューティクル部の1剤の溜まりを防ぎ、内部浸透の均等化目的。
⑧ロッド一本あたり、炭酸泉2秒(アルカリと還元剤の適度な掻き出し)、湯5~6秒の感覚。
炭酸長すぎると後のクリープに悪影響の可能性あり
⑨タオル、ペーパータオルで優しくしっかり水分除去(薬剤の内部浸透を良くし、処理剤の効果を十分に出すため)。
中間処理 PPT 泡塗布後、ロッドごと揉み込む
⑩タオルで軽く水分とってからクリープ(スチーム温度を内部に伝える為)。
5分に一度スチーム追加(キャップ内温度キープは様子でスタイラー付きハンドラをキャップ上から当てる)遠赤ない為^^;
⑪ウェット時とドライ時のウェーブギャップを無くす為、ポリフェノールを利用し結晶構造の乱れを修復する。
その後の2剤の反応を邪魔しないよう、余分な水分は拭き取る。
⑫ph 調節と酸化を同時進行で効率よく行うため。ただし塗布寸前に混ぜることが条件(ブロム2剤は中性~弱酸性域で安定しているため)
⑬ph コントロールの補助として炭酸泉後しっかりと水洗
⑭消臭と表面残留物の除去
⑮ph コントロール&擬似キューティクル・・・疎水へ
⑰後処理でもポリフェノールによる結晶構造の乱れ修復と感触の向上
■修正を加えた施術箇所
⑯のβエマルジョン⇒βトリートメント塗布後ポリ K チェンジリンス
■修正の理由
軟・細毛なので重さがいらず、最後の水抜きでプルッと感UP!
■結果および考察
・乾燥によるガラス化も有効だと思うので、持続性やドライ時の感じに必要であれば次回は提案してみる。
・お客様にも今までのコールドパーマとの違いを実感していただけた!(プルッ感とウェーブギャップの無さ)
・2剤にブロムを使用することによって、前レポートで理解したことの実践。
やはり、質感に若干の差は出るように思った。過水の質感の方が合ってはいたような・・・











パーマをして本当によくなりましたよね!!
今回興味深いのは
前処理・中間処理・後処理と
こだわった施術をしっかりしながら
1剤が30ccという点です
偶然なのですが
前回の過酸化水素の放置タイムも
今回の少量1剤も
理論上可能という事で
僕はあるお客様(事情でできる限り早く施術)
お一人に苦肉の策として
番外編的にやっているのですが
日常の施術に落とし込めていません
加藤さんの場合はしっかり安定した施術として
日常でされているのが驚きです
アプリケータの工夫も成程と思うのですが
ソニルクリープの絶妙なで微細な粘度も
効いているように思えます
今回のモデルさんの場合
染み込むイメージは想像できるのですが
例えば髪質によって念のため多く塗布するとか
そういう対応はされていますか?
それとも書かれている飽和の見極めで
塗布量はあらかじめ決めた量ではなく
使った量の結果なのでしょうか?



☆加藤さんの場合はしっかり安定した施術として
日常でされているのが驚きです・・・
これは、今の店が完全予約・完全マンツーマンのシステムだからできることなのかもしれません。(なので大儲けはできません・・・泣)
☆ソニルクリープの絶妙なで微細な粘度も
効いているように思えます・・・
ソニルクリープの粘度や浸透性は本当にありがたいです。
なので他メーカーのTioを使う際にも10%位Mixしたりします。(システアミンというよりは薬剤性能UPの添加剤として)
☆例えば髪質によって念のため多く塗布するとか
そういう対応はされていますか?・・・
今まで
スプレイヤーや泡といった塗布法
水まきや付けまきといった時間差法
いろいろとやってきましたが、一番大切なのは「均一完全塗布」これは素材にもよると思います。前処理(水⇒スチーム⇒βミスト⇒浸透促進の順で浸透しにくい髪には処理をする)をした段階(PPT等を含め、毛髪内吸水量20%以内)で、決定した薬剤を飽和状態までしっかりと塗布する。
その際、アプリケータの口の細さをコントロールすることで飽和を見極めやすくなりました。(ゆっくりと塗布し滴り落ちた時が飽和)
タオルや洋服の襟、ましてや床やキャップにパーマかける訳ではないので、一滴でも無駄にせず効果は100%出しなさい・・・
と以前の職場で厳しく躾けられたせいもあり^^;
なので特に髪質などで塗布量を変えるということはありません。
☆塗布量はあらかじめ決めた量ではなく
使った量の結果なのでしょうか?・・・
まさにその通りです!使った量がその髪への最適量です。
その方法とハマさん直伝の「キューティクルケア法」がドンピシャでマッチしたわけです!!



■使った量がその髪への最適量です■
これですよね!
本日試しましたが
あるお客様は全頭で30cc
もう一人は半頭で60cc
髪の量も狙いも全然違うので当たり前なのですが
意外に世間では画一的に塗布量が決まっている
気がします
様々な工夫の結晶のようなレシピですが
今回飽和状態の見極めというキーワードが
結局のところすべての施術に通じる気がします
結晶と書きましたが
寄せ集めではなくそこから余分なものをそぎ落として
こその結晶
大切なのはレシピをはめるのではなく
その場でレシピを作る・・・
これやっときゃ大丈夫という万能レシピを
学ぶのではなくて
その場で素材に対して向き合える・・・
ドクターとプロフェッサーの壁は
そんなところにあるように思えます



昔、流行ったTV番組「料理の鉄人」の感じに近いものをイメージしています・・・
・同じ料理を「仕事」にしていながら、得意分野での「絶対的技術と想像力」
・素材を見極める「感性」とそれを「活かす」引き出しの数
・他の分野を「リスペクト」して最後は食べた人を「幸せ」にさせる使命感
プロフェッサーでの学びを通じて、今までやっていた「作業」を本物の「仕事」にできるようにしていきたいです!
過去のBBSで受けた衝撃をエッセンスにして・・・



そもそもリトル大学院はリアルBBSがスタートの概念
なのでBBSで育った我々が今後どう皆さんのお手伝いが
できるか・・・
BBSでは場当たり的に状況を想像しながら答えていましたが
チュートリアルの場合かなりさらけ出していただいて
やり取りするので観ている方はBBSより
かなり勉強になりますね!
各教科の最終(3回目)では教科の締めくくりてきな
展開をしたいと思います
では今回終了して次に進みましょう!!



ありがとうございます!
ストレート課題が・・・問題です><
課題:トリートメント②
■テーマ
トリートメント課題 ②
■施術前の髪(や肌)の状態
20代女性 産後一年(フェイスラインに産後脱毛あり)
髪質⇒太・硬・多(顧客中ベスト5内の剛毛)
DL⇒根元2~毛先4(表面毛先7~8cm が DL4)
■目指す仕上がり
色、手触り、ツヤが極端に悪い毛先のダメージケアを重視して、しなやかで軽く・サラッとした春らしい風合いのヘアケアを目指します!
■施術前の髪(や肌)の状態から考えた施術工程
①プレシャンプー(Toi シャン使用)
②タオルドライ前に毛先にβエマルジョン少々~タオルドライ
③φβ塗布~しっかりと揉み込み~パルッキー90秒~振動コームでスルー
④DL4部にしっとりシード(原液)
⑤ヘマヘマ5倍塗布
⑥βエマルジョン~ツイスト揉み込み~パルッキー60秒
⑦DL4部に特トリ~揉み込み後2分放置
⑧パワードβ塗布~揉み入れ~パルッキー60秒
⑨ポリ K でチェンジリンス
⑩キトキト50倍シャワー塗布
⑪アジアンムーン~キト~アジアンムーン
⑫お流し
⑬アウトバスでβエマル+アジアンムーン
■各施術工程の意図
①トリートメントが内部まで浸透しノリやすい様、水分をしっかり通し、疎水 PPT で下地を作る。(流す前に貯湯し軽く揉み込むことでコアセルベート効果 UP)
②DL の高い部分の摩擦等の外部損傷を防ぎ、多少の引き締め
③CMC でラメラ構造を整え(道づくり)、疎水型 PPT で内部補修~圧縮蒸気で浸透を促進~内部定着
④DL4 部の質感調節と補修
⑤へマチンで PPT を架橋し定着
⑥接着の CMC とポリフェノールでコルテックス内部に PPTを接着し、引き締めて、定着性と持続性の UP
⑦DL4部に接着のダメ押し(キューティクルの接着も)
⑧酸で等電点に戻し、カテキンで引き締め、キトサンで擬似キューティクルそれぞれの土台作り
⑨内部の水抜きと引き締めの追い打ち(乾き易くする)
⑩しっかり等電点に!擬似キューティクルの仕上げ
⑪DL4 部のみ更に、擬似キューティクル
⑬18-MEA で紫外線対策とツヤ感 UP!
■修正を加えた施術箇所
④しっとりシード⇒さらさらシード に・・・
■修正の理由
あまりにも毛先がしっとりして重くなり、目指す質感にならなくなりそうなので・・・
■結果および考察
・前回の細・柔・少と対照的な髪質で、毛先のDLも高い素材への対応をしてみました。
・今回の毛先には、やはりさらさらシードでよかったと思います。(ダメージ補修の意味でも)DL4 部がカットで切り落とされた来冬には、しっとりシードで攻めてみます!(保湿と理想の質感のストーリーに乗せて・・・)
・ダメージを受ける過程をしっかりとイメージし、逆行程でトリートメントを組み立てるのは大変難しいですがやりがいがあります。









トリートメントの2回目ですね!
相変わらずシンプルで分かりやすい
レシピだと思います
提案なのですが
②と③の間にパルッキーのプレ膨潤を入れるのは
どう思いますか?
③もパルッキーしながら振動コームはどうでしょうか?
(あらかじめ大雑把にブロッキングするとやりやすいです)
僕の手応え的にはプレパルッキーの効果を感じます
(シャンプー台でするからかもしれませんが・・)
原液の少量使いは僕も結構やります!先に乗っている薬剤に溶かすイメージですよね!



濱崎さんはパルッキーかけっぱなしですものね・・・
②と③の間の圧縮蒸気やプレ膨潤としてのパルッキーは効果的だと思います。硬い髪や硬化している髪(熱変性や軽度の還元剤による変性)はプレシャンプーに浸透促進混ぜたり、プレで蒸気使ったりします。
今回の場合は、毛先のDLが高かったこともありやや慎重にいきました。(熱によるダメージ回避)
普段はシャンプー台による施術が多いのですが、毛量と長さにより熱ムラや過剰なコーミングによるキューティクル損傷を考慮して、途中まではセット面での施術にしました。(普段、あまりサロントリートやらない方なので、多少の演出効果もありました^^)
もみ込み時はコームを使わずにスケルトンブラシを使い、トリートメント剤を峰で取り落とさずにスルーし伸ばせるようにして、その後マニュピレーション(手業)で入れ込みました。
片手でのスチームブラシ持ちで最大限の効果と時短のつもりです・・・
濱さんのようにパル固定かけっぱなしで両手が使えれば理想ですね~考えます。
原料の少量使いは、名古屋での濱さんのトリートメント技術理論講習を参考にさせていただいています。エッセンスは元々「濃い」もの・・・たくさん入れると強すぎますが、「ほんの一滴」とか「少々」入れると格段に味が締まり、美味しくなるようなイメージでしょうか♬まさに「溶かし込む」感覚です!



なるほど現場の判断ですね!
確かに固定する前は
僕もプレパルッキーを回避したりしていました
両手をつかえて距離を固定できるのは
やはり便利です
写真のような固定装置もあるのですが
僕なりのアイデアがあるので
ナオモトさんに言ってみます(笑)
名古屋の講習がお役に立ってたんですね!
良かったです
原液をジェルエッセンスのように使うシリーズ
意外に楽なんですよね~
適材適所で臨機応変にそして施術の意図は
明確に流石です!
それでは次に進みたいと思います!





ありがとうございます!
次課題、提出させていただきます・・・
課題:カラー②
■テーマ
カラー課題2
■施術前の髪(や肌)の状態
・新生部1.5cm の5lev のグレーカラー(白 Mix 率5%)
・右サイドとバックサイドに白髪が集中している箇所がある(その部分は浮き気味)
・表面の毛先はやや退色があり7Lev(艶、手触り悪い)
・ダメージは根元 0 中間 DL1~DL2 毛先 DL3
■目指す仕上がり
集中している白髪を活かし、艶と手触りの良さを取り戻す・・・コントラストのある個性的な黒髪 BOB
■施術前の髪(や肌)の状態から考えた施術工程
①プレシャンプーは無し
②前処理:白髪集中部は薬液の放置も長いので3種β×5と特トリ、それ以外の中間部はβミスト、毛先はφβと特トリ、それぞれ塗布後パルッキー3分振動コームでスルー
③薬剤:ホイル部 ペンタ RR+PYR10:1 OXY1.5%
根元 5Lev ピンクブラウン系 OXY5.5%(カラプロ)
毛先 同剤+CC(アルカリキャンセルのクリア剤)+βエマルOXY2.5%
④カラーチェック後、毛先ヘマ×10 塗布軽く揉み込み
⑤ホイル部以外、さらさらシード×5 塗布揉み込み
⑥キト乳化~軽い水洗、ホイル外しキト 20 倍塗布~流し
⑦トイシャンでシャンプー、水洗
⑧ヘマチェンジリンス~疎水処理 B
⑨クリームバス(頭皮メイン)
■各施術工程の意図
①刺激緩和の為、前日シャンプーにしていただいている
②ホイル部のダメージはさほど高くないが、薬剤に触れている時間が長いのでしっかりと前処理。毛先はパーマ履歴もあるため補修効果の高いφβ・・・スチームと振動でしっかり内部浸透と定着をはかる。
③根元の薬剤には刺激の緩和と頭皮染着軽減、染着促進の為カラープロモーションを1剤の 5%ミックス。
毛先薬剤にはアルカリキャンセルのクリア剤いれてアルカリ減力し、βエマル(1剤の5%)いれて PPT&キューティクル接着とツヤ・感触の向上(塗布のしやすさもある)
④放置時間短縮の為ヘマで酸化重合促進
⑤ツヤと感触向上の為中間 PPT
⑥色が混ざらないようホイルはしたまま Ph 調整の乳化、キトサンで色、PPT の持続~水洗、その後ホイル部をキトで ph 下げてから水洗(R系の彩度を高める効果も)
⑦ルイボスによる過水除去
⑧ヘム鉄による過水除去~ポリフェノールによる引き締めで、艶と手触りを UP し退色を防ぐ~Ph コントロールと収斂、キトサンでキューティクル補修し疎水へ・・・
⑨頭皮の乾燥予防にクリームバス(褪色防止の為加湿なし)
■修正を加えた施術箇所
①前回の反省を生かし、プレシャンプー後前処理に(毛先のみ Toi シャンで泡立て程度)
■修正の理由
①毛髪内に一度たっぷり水分を通し、前処理やカラーの浸透を均一化し、前処理の基礎作り
■結果および考察
・毛先のカラー剤を塗布したあと、2~3分で放置時間を短縮する目的でヘマヘマ10倍を噴霧し揉み込んだが、先日の野村先生の商品講習の際に使用方法を間違えていることが判明。(それだと表面発色になり色持ちが悪い)
時短という認識よりも、「不完全な酸化重合の促進」発色の促進効果と捉えるようにする。
適度な放置タイム(経験上7分が最低ライン)をおいた上で使用する。









個性的なカラーですね!
びっくりしました(笑)
ハイライトの位置がその方も持っている位置なので
その方専用のカラーですね!
①の修正個所である
髪に水分を通すという方法の手応えはどうでした?



はい!(笑)自分なりのポジティブデザイン提案です。
白髪は神様からの贈り物!隠すだけではなく、活かしましょう・・・的な^^
さて、水通しの手応えですが・・・
正直、今までの方法(スプレイヤーでウェット後前処理)でさほど不都合は感じていませんでした。が、目には見えない毛髪内部のイメージが少しづつできるようになってきた今、やはりこの方法の方が素材コントロールの完成度は高い気がします。
水をしっかり入れ込んで浸透経路を確保しながら水分での保護、ToiシャンのPPT効果を土台にし、ムラなく奥までの前処理をコンプリート。
以前頂いた資料の中に・・・
~技術~
・目的を達成するために用いられる手段・手法
・技(手段手法)これを体系的にまとめたものが術
とありました。
その場の感覚や素材、時間やコスト、スタッフの技量や情報量など臨機応変に変化させる必要はありますが、「これでいい!」や「こうでなきゃいけない!」という概念にとらわれず、柔軟な発想と修学で「技術」の習得に努めようと思います。



僕もスプレイヤーで対応していましたが
ダメージヘアー=物理的損傷
ローダメージヘアー=水分の浸透不十分
の観点から
リタッチ=そのまま塗布
全頭染め=カラー前シャンプー
に切り替えました
◆その場の感覚や素材、時間やコスト、スタッフの技量や情報量など臨機応変に変化させる必要はあります◆
やはりそこですよね
マニュアルを破る=
メーカーマニュアルを自店の
顧客用のマニュアルにカスタマイズし
更にそれを個客用にカスタマイズだと思うのですが
加藤さんはすべて一人で
僕は自分のお客様と奥さんのアシスタントと
いうよりはケアリストの立場で
シャンプーから取り組んでますが
その手応えを
リトルの講師として伝えることができますね



特にこれからの小規模サロンやマンツーマンスタイルの理美容師さんに「素材コントロール」というキーワードはとても強い武器になると思います。(もちろん中~大規模サロンでも!)
やりがいや理美容師としての存在価値が「素材美」という観点から、自分にもお客様にもわかりやすいし、本人同士の価値観のダイレクトなぶつかり合いができることで「信頼感」~「店販売上(客単価)」・「次予約」・「来店サイクル」・「クチコミ」につながり、結果として営業効率がUPする・・・(もちろんデザインありきですが^^;)
さらに、同じ価値観や疑問・不安を持ったグループや同志の存在を、場所や時間に関係なく感じながら「修学」できるリトル大学院のあり方をブラッシュアップすることで、「孤独感」からの脱却・・・
これから講師としてできることはいろいろとありそうですね!



簡潔に書くと
「加藤さん同感です!」
LSプロフェッサー最初が肝心なので
チュートリアル成功させましょう!!
では次に進みましょう!



とにかく、ありがとうございます!感謝いたします
課題:パーマ③
■テーマ
パーマ課題3
■施術前の髪(や肌)の状態
・もともとの髪質はごく標準(量・太さ・硬さ)
・月一度のセルフヘナ 二回に一回は毛先まで
・ホームケアはアミノ酸系シャンプー後、天然ミックスオイルを付ける
・パーマは年に2~3回かけるが、かかりにくくとれやすい(前回は100日ほど前)
・右側問題強し!(毛流と伸ドリルの為、全体がバックから見た際に左に流れ、左はフォワード、右はリバースウェーブ)
■目指す仕上がり
かなりの撥水毛に素材コントロールをすることで、ナチュラル(自然に見える)で、しなやかで、素髪感を感じるウェーブスタイル
■施術前の髪(や肌)の状態から考えた施術工程
①パーマ前一ヶ月は毛先までのヘナとオイル使用は控えていただく
②ドライカット
③ドライの状態で圧縮蒸気5分(分けとりながらムラなく)
④リマサリシャンプー+浸透促進10%のシャンプーカクテル(柔らかさ感じるまで置く)~タオルドライ
⑤前処理・ワインド部に浸透促進+βミスト(1:3)~圧縮蒸気3分
⑥アニオンロッド ワインディング
⑦1剤塗布(他社チオ+ソニル H3:2)水分飽和まで、120秒放置~微温湯塗布(1剤同量程度)蒸気1分後7分放置
⑧テストカール
⑨中間水洗~ヘマヘマ20倍塗布
⑩拭き取り後、いきいき+βミスト(1:4)泡塗布後揉み入れ
⑪クリープタイム10分(圧縮蒸気)~クリープチェック
⑫アスト水:微温湯+シブミン+ポリK(7:2:1)3分放置後拭き取り
⑬過水2剤二度付け(3+3分)ロッドオフ、泡2剤揉み込み~キト10倍スプレイヤー塗布
⑭お流し~Toi シャン+シブミン10%で泡立て
⑮ヘマ・キトチェンジリンス
⑯リマトリ塗布後ポリKチェンジリンス~お流し
⑰CVでフィニッシュ!~ドライング
■各施術工程の意図
①少しでも撥水性を緩和する為
②右側問題に対応するため左~右へ方向性を出すカット
③プレ膨潤で薬剤浸透の手助け(湯通し感覚)
④油分を取り除き、尿素によるプレ膨潤
⑤ヘナによる収斂を緩め、ナノ化 CMC による路作りで1剤の浸透経路確保
⑥左フラットシェープ、右フォワードシェープの方向性&スライス薄めで右ドリルへの対応
⑦S1S2 同時にアタックさせるためにチオ&システアミンの Mix キューティクルケア HAMA 法(浸透しにくい vir )トータルタイム10分
⑨アルカリ&還元剤除去~残留還元剤封鎖(へマチン)
⑩ヘナで硬化した髪を、軟化させるので、あえてハリ・コシ PPT で・・・(質感戻し)
⑪マクロクリープ狙い
⑫2種類のポリフェノールで引き締め、結晶構造の乱れ修復と消臭
⑬過水2剤をしっかり内部まで浸透させ酸化~Ph 調節とキューティクル補修
⑭ルイボスによる過水除去&消臭
⑮残留過水(活性酸素)除去~擬似キューティクル&等電点
⑯ポリKで最後の水抜き(乾きやすくする)
⑰オイルの代わりにCV店販で・・・
■修正を加えた施術箇所
⑪の後 ヘマ10倍スプレイヤー塗布
■修正の理由
中間処理 PPT の架橋
■結果および考察
○ 今までの、どのパーマ(デジ以外)よりしっかりウェーブが出たそう!(デジはいつも同じ仕上がりになるので好きではなかった)
○ 一ヶ月後に再来店し、ウェーブチェックした
・多少ウェーブダウンはある(間にヘナはしていないので質感はソフトなまま)
・この方がかけたてより好きらしい・・・
○ ヘナ毛は普通毛より結晶構造の乱れが起きにくいのか?(起きにくい⇒修復しにくい⇒ウェーブダウン??)
○ 今までなら①薬剤のパワーUP②放置タイム長く③ロッド選定やスライスを細く薄く のいずれかで対応していたが満足は出来なかった。素材コントロールをし、「普通毛」に近づけることでシンプルなパーマとして考えられるようになると思う。更にいろいろな素材に対応できるよう検証していきたい・・・











いよいよパーマが最終ですね
内容は非常に興味深いヘナ毛と右側問題対応で
流石の仕上がりだと思います
ヘナをされる方はヘナをされる独特の理由があるので
難しいですが
普通毛基準を軸に施術を組み立てる際
ヘナ毛は言葉は悪いですが異常毛
その異常毛を普通毛に戻す施術と右側問題が顕著な方
用のWDでジャストな仕上がりになるという
プロフェッサーならではの結果ですね
最終なのでこれをどう受講者にレクチャーするかという
切り口になりますが
お客様にパーマをかける準備をしてもらっているあたり
流石ですが
加藤さんにとってヘナ毛とはどのような髪と
とらえていますか?
僕は特有の性質に加えて塗布ムラ・・特に染まっていない
部分があったりすると逆にいやですが・・



まず、ヘナをされているお客様は①過去にパーマやカラーで失敗やかぶれを起こした経験がある②ケミカル的なものが嫌い(自然派)③独自のこだわりがある(洗脳的な場合も含めて)の3つの分類が出来ると思います。どれか一つの要素でヘナに行き着いているか、3つとも持っているか・・・その方がパーマをかけるに至るまでは様々な理由がありますが、コンサルテーションは慎重になります。
アイデンティティを保ちながら、髪や薬剤の説明(リスクの考え方)やデザイン提案など・・・価値観を尊重しつつ、美容師(この場合はケミカリスト寄りスタンス)として出来ることと出来ないことなどをしっかりとコミュニケートする必要があると思います。
ヘナ毛に関してはあまり詳しくないのですが・・・
ヘナの成分(ローソン?タンニン?)による収斂や酸性成分による中和(?)、鉄分を含むヘナ等・・・パーマにあまり支障がない髪と、本当にかかりにくくなってしまう髪とあるような気がしています。これは回数等の関係だけでは無いように感じます。
けっこう回数やっていてもチオでシンプルにかかってしまう方もあれば、今回の場合はかかりにくくなっているようでした。
特に右側はかからない・・・(過去に何度か失敗しています><)
システアミンだけだと思ったカールが出ないので、チオとミックスすることで、ここまで持ってこれました。
毛髪形成時、固定部でのS-Sの作られ方や、パラ・オルト各コルテックスのバランスなどで違うのでしょうか・・・?
なんだか答えたつもりが、質問みたいになってしまいますが



このネタで十分セミナーができますね!
やはり最初のカウンセリング
特に顧客になってもらってからといいますか
いきなり初対面でチャレンジするよりはまずはカットをしながらなどいろいろリサーチすると良いですね
やはり1か月前から準備は
コミュニケーション力のなせる業ですね
僕もあまりやらないですが岡山の講習の時に曽我さんにモデルになっていただいた時は髪がデリケートなのでヘナにとらわれると髪に負担、髪の負担にとらわれるとヘナのリスクでかからない・・・冒頭自己紹介とかしながらプレカットさせてもらい触診を念入りにしました。髪に集中していたのでおそらく最初の喋りはおかしかったと思います(笑)
ヘナはタンニンというよりもタンニンに似た髪への絡み方をするもので単純に素の髪がかかりにくい方は更にかかりにくく、そうでもない方は問題なくかかったりしますよね
鉄分を含んでいたりするとパーマとの相性は最悪ですが・・
パルッキーを使ったCAやEXPのプレ軟化も有効だと思います
感触が変わったことを確認してから流してWDに入るので
無駄な軟化時間がなくキューティクルケア法との相性も良いので強度のある方は良いと思います
パーマの最終で講師を意識した形にすると言ってましたが
さすがやはり講師としてのキャリアも長いので
特にそのような意識をしなくても大丈夫でしたね!
それでは
パーマのチュートリアルを終了したいと思います。



ありがとうございます!
CAやEXPによるプレ還元ももちろん視野にいれ、1オプションとしてセミナー時には使いたいと思います。
髪(ヘアスタイルやヘアデザイン)は単体としては存在しません。あくまでもその方自身がステキで生きられるための大切なアイテムの一つ・・・
パーマやカラーはそのデザインを引き立たせるための手段の一つ・・・だからきれいな髪でいて欲しい。
私たちはパーマ屋やカラー屋、カット屋ではなく「びようし」ですから!コンサルテーションなしには良いデザインは生まれません^^
次もよろしくお願いいたします♬
課題:カラー③
■テーマ
カラー課題3
■施術前の髪(や肌)の状態
ウィッグによる実験
・ハイダメージ状態(DL4)にする
・1~4の場所に分け、前処理のみ変えてカラー施術
・その後、シャンプー&ドライを繰り返し経過観察
・使用シャンプーは他メーカーのプレ施術用(洗浄力強め)のもの
■目指す仕上がり
前処理の違いによる「褪色」やツヤ・手触りなどの「コンディションの劣化」の違いを見る
■施術前の髪(や肌)の状態から考えた施術工程
写真数字なし
上段:カラー→パーマ→ストレート→ブリーチ×2回のそれぞれ施術後ヘマキトチェンジリンス(DL4イメージ)
下段:
No1 前処理なし
No2 βレイヤーミストのみ
No3 3種β5倍(泡)~特トリ(それぞれ手による揉み込みのみ)
No4 βプレミアムトリートメント(1~3剤各塗布ごとに60秒パルッキー後振動コームでスルー)~お流し
各前処理後、ウェットでカラー塗布(オレンジ系8レベルファッションカラーOXY3%)20分自然放置
写真①
カラーお流し後、ヘマキトチェンジリンス
写真②
シャンプー&ドライ 5回目
写真③
シャンプー&ドライ 10回目
写真④
シャンプー&ドライ 20回目
■結果および考察
結果写真① 染まり上がりはそれほど差がない(彩度、深み、手触り、ツヤ)
考察・カラー剤に含まれる感触向上剤の質はなかなかいい!ただし、塗布のしやすさは1がNG
結果写真② 1は全体、3は根元付近にやや褪色が見られる。1はツヤ・手触り共にやや劣化
考察・3の前処理(3種β5倍)は泡塗布の為、毛先に塗布量が多くなった為か?(いつもの癖で毛先から塗布し、根元に向け伸ばした感じ)特に特トリは根元付近にはついていない位かも・・・
・DLは根元~毛先まで同じなのに、塗布の量や揉み込みに差が出たため退色度合いが違う(加温加湿もしなかった)
・2のβミストと4のβプレミアムは塗布と浸透にムラが生じないため色が安定している
結果写真③ 褪色度合いは1全体→3根元→2全体→3毛先→4 の順 ツヤ・手触りもほぼ褪色と同一である
考察・写真②の時より差がわかりやすくなっている
・1がもっと褪色するかと思ったが、意外とがんばっている・・・
・2全体と3の毛先はほぼ互角・・・
結果写真④ シャンプー20回ではかなりの差が出た!(特に褪色具合)順はほぼ写真③と一緒
考察・
1はほとんどオレンジ味を感じない(くすみ感)
2は全体かすかにオレンジ味を感じる 3は根元褪色しているが、毛先半分は色味を感じる 4は全体にまだしっかりと色味を感じるしクリア感がある、ツヤ感触も良好総合考察(写真だとわかりにくいが・・・)
・全体がハイダメージの場合、前処理でβプレミアムシステムトリートメントの施術はかなり有効である。(当たり前といえばそれまでだが・・・)
・βレイヤーミストをムラなく塗布するだけでも、かなりの効果が実感できる。
・DLに合わせた前処理の必要性と浸透技術は必須である。(付けただけと揉み込んだつもりはかえって減力させる)
・DL4以上部のカラーには、ポリフェノールによる引き締めをどこかで加えたほうがいいと思う(疎水処理)













カラーのチュートリアルも最後ですね!
今後の資料になる実験だと思います
③に関しては特トリによる退色防止効果も出ていますね
根元の色落ちが物語っています
それでは単純に行きたいと思います
この資料を使って講習をする場合
どういうタイトルで
何を受講者に伝えたいですか?



「カラー時の前処理は本当に必要なの?!」
~実験データから考える 毛髪の素材コントロール~
チャプター① こんなに違った!(実験データの参照)
チャプター② 髪の中で何が起こっているの?(ダメージとは?そのメカニズムと機能回復の考え方)
チャプター③ 発色と色持ちの良いカラーって・・・(施術の考え方と事例 ワークショップ)
チャプター④ ホームケアをしてみませんか?(再来店と店販促進につながる本当のプロのアドバイス)
「サラっとお味見一日コース」と「じっくり考えてあすから実践の二日コース」があります。詳しくは担当ディーラーまで!^^



流石です!
自分が感じていることを確かめるために実験する
実験結果から得られた情報でサロンの施術に自信を深める
サロンの結果により実験結果に自信を深める
仲間の結果により更に自信を深める
セミナーの内容を組み立てる
裏付ける文献を集める※引用先を書く(笑)
完成させ全体の整合性を検証し修正etc
書いてみるとしんどくなってきましたが
実際お客様により良い施術をするために
似たようなことを日々積み重ねてるんですよね~
まあ文章にするのが大変で
伝えることが大変なのですが(笑)
それではカラーリングのチュートリアルを終了
したいと思います!



自分が感じていることを確かめるために実験する
実験結果から得られた情報でサロンの施術に自信を深める
サロンの結果により実験結果に自信を深める
仲間の結果により更に自信を深める
セミナーの内容を組み立てる
裏付ける文献を集める※引用先を書く(笑)
完成させ全体の整合性を検証し修正etc
・・・聖書のような お言葉をいただきありがとうございます。
これを道標にして、険しい道を進んでいきたいと思います!
今はサロンでの仲間はいない分、自分はもちろんこの場やセミナーで出会った方々の結果になるよう頑張ります。
ありがとうございました 感謝!



とんでもないです!
お互い様です!!
課題:ストレート①
■テーマ
ストレート課題1
■施術前の髪(や肌)の状態
髪質: 太い 硬い 多い
DL: 根元1~毛先2(表面毛先は2.5)
2ヶ月に一度のグレーカラー、表面毛先は摩擦やUVでパサつきがある。ややオイリー系肌
くせ: 湿度で広がるうねり毛(水素結合性)とウェットでも消えない大きな波状毛(シスチン結合性)の混合
特に右バックサイドのウェーブが強い!
■目指す仕上がり
トリートメントの前処理にブースター軟化を入れることで、季節柄気になってくる「ボリューム感」と「ツヤ感の無さ」を素材コントロールで解消する!
ウェーブとうねりを緩めて扱いやすい髪質へ・・・
■施術前の髪(や肌)の状態から考えた施術工程
①プレシャンプー(リマサリ使用)~タオルドライ
②浸透促進+βミスト+起泡剤(1:4:2滴)~根元付近から塗布し、揉み込み
③表面毛先のみ、3種β5倍泡塗布~全体に圧縮蒸気3分
④ソニルCA+Toiトリートメント(1:2)ネープ以外に塗布(自然放置10分)
⑤湯でチェンジリンス~お流し
⑥ヘマチェンジリンス~シブミン5倍泡塗布、3分放置~お流し
⑦βプレミアム3ステップトリートメント~お流し
⑧ソニルBⅡローションでチェンジリンス~お流し
⑨CV塗布~ドライ
■各施術工程の意図
①脂性肌の為、洗浄力のあるリマサリでシャンプー
②尿素によるプレ膨潤と PPT による保護、ナノ化CMCで路作り。起泡剤を入れることで泡密度を高め、毛先に貯まりにくいようにする。
③パサつき感じる箇所に疎水 PPT で保護、補修。髪が柔らかくなるのを確認する
④プレ膨潤している髪にシステアミンを作用させ、疎水的S-S(S2)を緩めうねりの原因を弱める。穏やかに作用させるためトリートメントで希釈
⑤軟化した髪は繊細なので、貯め湯で徐々に指を通す
⑥へマチンで還元剤の封鎖~タンニンで消臭と少しの引き締め
⑦膨潤しているので、トリートメントの効きも良い!(内部浸透性 UP)が繊細に行う。
⑧還元剤を使っているので、ブロム酸による酸化でS-Sの再結合
■修正を加えた施術箇所
・④の薬剤にカラープロモーション1スポイト添加
・⑥の後、右バックサイドのウェーブが残る部分に「浸透促進5倍」を泡塗布し揉み込み3分放置して⑦へ
・⑧の後、キトキトチェンジリンス
■修正の理由
・硬さが取りきれなかったので、カラプロで疎水部への浸透力を補助
・残ウェーブが少し気になったので、実験の意味も含めて・・・
・ph 調節と擬似キューティクル
■結果および考察
☆サロンではストレート系メニューをやっていないので、リトル大学院内「図書室」のセミナーフォロー資料「トリートメントにおける前処理③」を参考に組み立ててみました。
・弱い還元力の薬剤でも、素材コントロールと処理剤の使いこなしで、髪に負担をかけずにボリュームのコントロールは出来ると思った
・浸透促進+βミストは1:2(3倍)でよかったかも
・軟化不足でウェーブが取りきれなかった際の「浸透促進の追い打ち」はけっこう効いた!
・しかし、ウェーブ経の微調節や持続力(持てばいいということでもなく・・・)などの計算は、なかなか難しいと思う
・サロンでメニュー化するかどうかは、モデルさんの数をこなしながら「期待度」と「満足度」を検証し、自分のコントロール能力(時間、素材、薬剤、コスト&メニュー、アイロン技術、カット)を高めながら検討していく









ストレートメニューに関して僕も止めようかな?
と思ったりしましたが、お客様のニーズもあり
髪質改善という観点と
構造変化が可能な技術が切り離せないという事も
一理あると考えて残すことにしました
加藤さんの営業形態に支障が無いように
裏メニュー的に「この人は!」という
人に対して個人メニューをがあっても良いかも
しれませんね!
今回還元剤を使ったトリートメントですが
まずはこれが低リスクで栄養だけでは
叶わない説得力のある
取り組みやすいメニューだと思います
「くせが伸びないことに責任を負わない」
実はこれが最大のメリットであり
ケア剤を遠慮なく使いトリートメントを一歩進めることが
出来ると考えます
縮毛矯正の専門家の方などは
空気酸化はしないと言い切る方もいらっしゃいますが
還元剤=超高濃度酸化防止剤
酸化剤=空気とは比べ物にならない活性酸素発生剤
なので確かにそう考えて仕事は出来ると思います
しかし今回のような
低濃度還元剤と低濃度酸化剤の場合
空気酸化や熱酸化は侮れない効果があると考えます
長くなりましたが
単純に最後しっかりブローして仕上げると
薬剤の酸化が甘い分意外に効果があると思います



>ケア剤を遠慮なく使いトリートメントを一歩進めることが
出来ると考えます
ストレートメニューとしてはこれからも「無し」でいこうと思っていますが、「素材コントロール」の観点では仕事の幅が広がるとは思いました。まだシステアミンを理解し、使いこなすところまで行っていないので、食わず嫌いせずに勉強します!
>単純に最後しっかりブローして仕上げると
薬剤の酸化が甘い分意外に効果があると思います
なるほど・・・しっかりとブローしたあとで、低温アイロンで擬似キューティクルの定着・・・等、ここまで手を抜かず「一手間」かける愛情と知識がプロフェッサーの心意気ですね!



しっかりブローと書きましたが
今日ブローしながら思ったのは
ノーテンションでしっかり熱を置くように
ブローですね!すいません!
LSマイスター立ち上げ当時の話では
熱を置けば疑似キューティクルは
定着するとのことでしたが
キューティクルが逆立っている場合
アイロンのほうが有効とのことでした
トリートメントとして取り組んでいる間に
工夫を重ねると
矯正と同じ工程になるかもしれないですが
「うちのはトリートメント」
と貫いてほしいと思います!
僕は縮毛矯正という言葉を何とかしたいと
考えています



ブロー了解しました。
熱と空気をたっぷりあてる!決してガンガン伸ばす訳ではないのですね・・・
ストレートパーマや縮毛矯正、これといった正解はないけどお客様の期待値と理美容師側のニュアンスギャップがあるのですよね・・・はなっから「ストパー」とか「矯正」という新規予約はお断りしています。
しかし、支持していただいているお客様にはそのあたりのニュアンスをコミュニケートして、メニュー組み立てます。が、だんだんやらなくなってきちゃいます^^;
クリームのシスアミ使うと残臭が気になるのですが・・・浜崎さんはどのような工夫をされていますか?
ソニルHやSではほとんど気にならないのですが・・・



◆クリームのシスアミ使うと残臭が気になるのですが・・・浜崎さんはどのような工夫をされていますか?◆
この辺は僕の場合、麻痺してしまってます。
ただダブル還元の場合は上からのチオと過酸化水素で
気にならなくなりますが
CAシングルの場合気になりますね。
本来、しっかり酸化が匂い消しの基本ですが
B2ローションはストレートに使いにくいですね
薬事法的にアウトですが正直な話
ソニルチオ2剤が効果的だと思います
システアミンシングル還元ストレート用
酸化剤も待たれますね!
たまたま今日した方は
CAを使い2剤無しです
その場合しっかりブローすることで
結構匂いが消えます
濡れると匂いが出てくるのでしょうが
ご本人は気にならないようです



しっかりと中間水洗(トイシャン泡立て含む)
しっかり酸化
等電点に戻す(残留アルカリ除去)
これらを基本として、シブミンの活用(使用タイミング)でしょうか…
大学院の質問コーナーでも同じ様な質問がありました…
現実にシスアミの残臭でパーマ離れしたお客様もいるし、臭いは理屈じゃない部分もあります。
トータルアフターケアの観点からも、しっかりとコンサルテーションして、美容師としてやれることはやる!
あとはリトルさんに臭わないシステアミンとそれ用の酸化剤の開発を期待しましょう!



匂いはずっと課題のようですね
システアミンがダメな方は
ソニルチオがあるので
2剤をしっかりするのであれば
医薬部外もアリですね
それでは次の課題に行きたいと思います!



ありがとうございます!
いよいよ課題もあと3つです・・・
最期までお付き合いくださいませ。m(_ _)m
課題:トリートメント③
■テーマ
実習名:トリートメント課題③
■施術前の髪(や肌)の状態
20代女性
髪質:量多い・硬さ普通・太さ普通
一ヶ月に一度リタッチカラー(10lev)時々色味チェンジで毛先まで、毛先10cm 弱にパーマ残(デジ)
DL:根元2~毛先4
■目指す仕上がり
β プレミアム3システムの粧剤を使わずに、ダメージレベルとなりたい髪質(サラっと軽くしなやかな髪)、季節に合わせた「The 手塩にかけたトリートメント!」
■施術前の髪(や肌)の状態から考えた施術工程
①Toi シャンプーでシャンプー後バブリング~流し
②毛先βトリートメント少量~ポリKチェンジリンス~軽く流し、タオルドライ
③3種β5倍 泡塗布~揉み込み・パルッキー90秒
④Toi トリ+特トリ(4:1)毛先から塗布~揉み込み・パルッキー90秒
⑤毛先中心にヘマ10倍スプレイヤー塗布~コームスルー2分放置
⑥ポリKシャワー300ml(ポリK10:湯290)~軽く揉みながら指でなめすように水切り
⑦キトシャワー300ml(キト10湯290)~同上後チェンジリンス~タオルドライ
⑧いき+しっとり5倍(いき2しっとり2湯16)泡塗布~揉み込み・パルッキー60秒
⑨ヘマ10倍~キト10倍(それぞれスプレイヤーし2分放置)
⑩アジアンムーン1滴毛先塗布~キト10倍スプレーを3回繰り返し
⑪βトリートメント~お流し~ドライ
■各施術工程の意図
①洗浄・前処理:洗いながら疎水 PPT を補う(補修効果を高める為、湯張りバブリングでコアセルベート)
②前処理:トリートメントのノリをよくするためポリフェノールで収斂。きしみが出ないように毛先に少量のβTRを付けておく
③路つくり・疎水型 PPT で補修:毛先の感触を確かめながら入れ込む、その後圧縮蒸気で定着と浸透促進
④接着:毛先から塗布し、根元に伸ばしていく。ヌルつきがなくなるまで揉み込み、圧縮蒸気で加湿加温し促進する。
⑤架橋:PPT の架橋と後のキトの土台作り
⑥収斂:表面の余分な剤を取り除きながら、ポリフェノールで収斂させる。
⑦外部補修:キトサンでキューティクルの補修~堆積薬剤の除去
⑧質感調節:しっかりタオルドライ後、疎水&コラーゲンPPT で質感 UP!丁寧になめしてさらっと蒸気。
⑨架橋・表面コンディション・ph 調節・キューティクル補修:等電点にしてキューティクルを落ち着かせる。
⑩擬似キューティクル:毛先のみ18-MEA 皮脂オイルの重ね付けで、持ちとツヤ
⑪感触向上・アロマ効果:髪も心も癒して Finish!
■修正を加えた施術箇所
⑪9割ドライ後、100℃アイロンでスルー
■修正の理由
・擬似キューティクルの定着促進
■結果および考察
トリートメントカテゴリー最後のレポートなので、ダメージをイメージし、その工程を逆行するように組み立ててみた。
この工程で施術してみると・・・
・興味があるお客様には「今は何を何のためにやっているのか」説明できて、満足度が上がる(店販促進)
・季節や髪質でカスタマイズできるので、個別化・差別化できる(来店サイクル・次予約)
・手業や塗布量・時間やタイミングで仕上がりに差が出るのでクオリティを保つのが難しい(教育・技術・知識・スタッフモチベーション)
・βプレミアム3シムテムの凄さを実感できる
トリートメントは奥深い・・・これからも探究心を忘れずにいきたいと思います!!











トリートメントも最後ですね
基礎に戻った王道のようなトリートメントですね
基礎や基本は初歩ではないということで
工程の理由でなぜトリートメントがパーマやカラーの
横に並ぶようなメニューになったのかが伺えます
ヘアケア否定派が生まれたのはインチキメーカーが
いっぱい出たので仕方がありませんが
リトルまで同じように言われるのは
非常にむかつきます
髪が構造上や生物学上、蘇生することは無いですが
美容の為の機能を取り戻すことはできる
ゴールに簡単にたどり着かないですが
少なくとも回復の方向に向かわせることができる
カラーは色が付き
パーマは髪が曲がり
ストレートは曲がりが伸び
一目瞭然ですが
トリートメントは
アンチのおっさんがどう主張しようが
美髪で生活する素晴らしさを
体験している女性本人にしかわからない
奥の深いメニューですね
女性美容師にはよくわかっているんだろうな
っていつも思います



私たちは美容師、Beauticianです。
Beautyの観念は男にはないものだと思っています・・・(最近はこれを持っている男性もいるようですが^^;)
メンズのお客様は、身だしなみGroomingやおしゃれFashionでヘアを楽しむことはあっても、ビューティではありません。
少し前に「我々の仕事は髪を切るのではなく、お客様の心を切っているのです!」といった有名美容師さんもいましたね。
美容師の仕事は、髪切屋でもなく、髪曲げ屋でもなく、毛染め屋でもない・・・
髪は傷まなければいいとも思いません。傷んでいないと出ない質感や雰囲気はありますから・・・
しかし、髪を傷めることは誰でもできる!素材コントロールはそれなりの知識と経験、技術と情報がないとできません。
蘇生しないからこそ、愛を持って・感性をフルに使い・お客様のビューティを輝かせるお手伝いを「素材コントロール」にのせてしなければいけないと思います!



まさにその通りですよね!
美容を忘れてこだわり過ぎてる美容師は
ついつい髪を只の物質や
自分の趣味の実験材料のように扱ってしまう
学問はビューティーの為にあるはずなのに
髪が学問の為のサンプルになってはダメなんですよね
モデルさんなど
結果としてそうなってしまうときでも
その心を忘れずに取り組みたいですね
今回結果としてはどうですか?



学者や研究者が偉いわけでも、使い手や技術者が偉いわけでもなく、主役は髪の持ち主である「人」ですから・・・
両者がよりコミュニケートしディスカッションし、理想の形を造り進化させてくことが重要だと思います。その点リトルさんは本当に髪だけでなく、心と身体の充実を考えていただけるのでワクワクします!
さて、結果ですが・・・
毛先のデジによる損傷は、微力であっても還元剤の前処理が必要だったかな・・・と思います。
普段のスタイリングでカール&ストレートのアイロンを使うそうなので、ストレート系だけだったらそうしたと思います。
これから夏場になり湿度も多くなるので、カウンセリング~コンサルテーションを充実させ、デザインに即したトリートメントメニューとして追加提案する予定です。
あとは、やはりβプレミアム3ステップTRは本当によくできた粧剤ですね!「使わないで」となって初めて思い知らされました。特にパワードβは・・・
しかし、まだまだ感覚の部分が多いので、経験と皆さんとの共有で深めていきたいと思います。



リトルで積み重ねてきたトリートメント
還元剤使いも含めると本当に幅広く
ありますが
βプレミアムシステムと組み合わせると
皆さんにとってより身近に
より効果的に使えるようになるでしょうね!
学問が何のためにあるのか?
アイデンティティを確立し、立ち位置を明確にして
ヘアケアの王道を築きたいですね
加藤さんは3回終わりましたが
簗取さんと後2回あるので注目してください!
それでは終了したいと思います



ありがとうございます!
簗取さんのチュートリアルは本当に勉強になります!
攻めの美容…自分とは違うワークスタイルなので、参考にさせていただきます。
課題:ストレート②
■テーマ
ストレート課題2
■施術前の髪(や肌)の状態
ウィッグによる実験
・パーマでウェーブをつける(チオ系薬剤使用)
・1~4の場所に分け、薬剤や施術を変えたストレート施術
■目指す仕上がり
普段ストレート系のメニューを取り入れていないので、還元剤の種類・ブースター軟化・W軟化・アイロン操作などの確認と検証
■施術前の髪(や肌)の状態から考えた施術工程
☆カラー1回の髪にチオでワンツイストスパイラルパーマ(前処理βミストのみ・10mm ロッド)→くせ毛に近い感じを出すため DL1~2
①βミスト→CA使用 放置タイム10分コームスルー5回~お流し
②βミスト→ソニルTIO-H使用 放置タイム10分コームスルー5回~お流し
③浸透促進5倍→βミスト→EXP8分コームスルー5回~お流し
ブロードライ後アイロンスルー(160℃)2回
④βミスト→EXP8分→流しβミスト→TIO-H5分
軽くドライ後、1st アイロン100℃~本アイロン160℃で乾くまでスルー2~3回
※それぞれお流し後はヘマチェンジリンス~3種β5倍~パルッキー1分の中間処理、2剤はソニルTIO-H6分~ドライのみ
■各施術工程の意図
☆パーマ落としや波状毛のイメージで・・・
①>CAでどこまで軟化可能か(定タイム10分)
あえてアイロンなしで・・・
②>TIO-Hでどこまで軟化可能か(定タイム10分)
③>ブースター軟化~通常のアイロン操作
④>W軟化~ウェットアイロンに挑戦!
1st アイロンでヨレを取り(クリープ感覚)、本アイロンで圧縮蒸気による形状固定
■修正を加えた施術箇所
② ①の結果をふまえて、根元近くは指でパッティングをしてみた
③ EXPお流し後、軟化しきっていないので浸透5倍を泡で塗布し3分放置後、中間処理
■修正の理由
②>揉み込みなどの物理的浸透促進を見るため
③>浸透促進の追い打ち実験
■結果および考察
考察①
・あえて揉み込みなどをせずに、薬剤をムラなく塗布し自然放置した。毛先部は割と軟化したが、根元部はウェーブ残る(薬剤塗布やコームスルー時のテンション、剤の重さや溜まり具合が原因か・・・)このことから、揉み込みなどの物理的な浸透促進や塗布量の違いは効果に差が出ると判断。
・もう少し時間をかけるか EXP を使用して軟化を進め、アイロン操作を入れればまた違った結果になるであろう・・・
考察②
・やはりチオでかけたパーマはチオで取れる!(当たり前だけど・・・)
・パッティングした根元はきれいに伸びているが、毛先はウェーブ残る→物理的浸透促進は有効である
考察③
・正直、浸透促進+EXP できれいに伸びると予想したが、違った。(浸透促進の追い打ちもあまり効果無かった)
・DL1~2ではやはりチオが必要である。浸透促進のプレ軟化度合いや EXP の放置タイムなどでも差が出ると思うので、今後の研究課題にする。(S1・S2の関係性やDLでの薬剤の使い分け・クセの種類による特性など)
考察④
・初めてW還元にチャレンジしたが、理論通りやはり良い!髪のコンディションが劣化せず、ウェーブはきれいに伸びている。
・2段階ウェットアイロンも技術を磨き、水抜きや温度の使い分けをマスターしたら難しいくせ毛に挑戦したくなるかも・・・
・矯正の奥深さと難しさと同時に、楽しさも感じられた。











ウイックの実験なので僕の考察を書きます
やはりアルカリチオとアルカリシステアミンは還元部位が違うようですね
実験をしていないので言い切れませんが
仮にアルカリシステアミンでパーマをかけていれば
アルカリシステアミンで伸びる気がします
揉み込みなどの物理的浸透促進はやはり有効なようですね
実際現場でもするとしないでは結果が違ってきます
僕も物理的に入れ込み内部に効かせる意識は常に
心がけています
ダブル還元は強いくせを伸ばす方法ととらえられがちですが
実際は髪に負担が少ない方法ですよね
ダブルアイロンも含めまだまだ研究の余地が満載ですね
さっき書いたより短くなってしまいましたが(笑)
僕の考察に意見をお願いします!



よろしくおねがいします!
>やはりアルカリチオとアルカリシステアミンは還元部位が違うようですね
実験をしていないので言い切れませんが
仮にアルカリシステアミンでパーマをかけていれば
アルカリシステアミンで伸びる気がします
私もそう思って実験をしてみました
①ソニルクリープHでスパイラルパーマ(キューティクルケア法)
②βミスト前処理→EXP10分
③ドライ後アイロンスルー(160℃)
④過水2剤→ドライ
写真添付しましたが、あまり伸びませんでした・・・
原因推測
・スパイラルパーマはテンションがかかる為、物理的膨潤が起き軟化深度が深い。よって何かしらで浸透促進する必要があった
・定タイム10分で実験はしたが、実際には軟化具合をテストしながら施術する
・「アルカリシステアミンはS2を切る」とイメージしているが、そればかりではない。S1<S2 で還元している。→しっかりしたパーマなどはチオとのハイブリッドも有効ではないか?
引き続き実験してみます。
>ダブル還元は強いくせを伸ばす方法ととらえられがちですが
実際は髪に負担が少ない方法ですよね
ダブルアイロンも含めまだまだ研究の余地が満載ですね
「素材コントロール」をしてクオリティの高いデザインや悩みを解消してお客様の暮らしをHappyにする・・・
・カットコントロールができる
・後にパーマやカラーの施術ができる
・ダメージがない(少ない)
髪質やクセの種類にもよりますが、矯正やストパーというよりはやはり「素材コントロールトリートメント」(商品)という意味合いが強いと思います。その施術をするため、美容師としての「素材コントロール」(調理)にW還元やブースター軟化、前・中間・後処理があると・・・





お!実験ありがとうございます
システアミンの壊さない性質が出てるのかもしれないですね
物理的につけられたカールなので
薬剤が乗っている状態で「しごく」などの物理的処理&
それをキープする粘度の高い薬剤とかで違ってきそうですが
また僕もやってみます(昔のパネルなど)
ただそのような施術は施術ダメージを起こしますよね
パーマはおいておいて
本来のクセ毛の場合そのような施術をすると
2剤処理後新たなクセが出そうですね
アイロンなどで
ガンガン負担をかけると真っ直ぐになるのですが(笑)
加藤さんがおしゃるように
と最初の実験でもわかるように
役割分担の有効性
浸透促進=水素結合を緩める
システアミン=結晶性の高い部位を緩める
チオ=プレ剤を考慮した無理のない還元
がダメージが少なく
ダブルアイロンやアストクリープ
も含め
ある意味、「時間をかけて作られたクセ」を
ほどいていく本来のあり方かもしれませんね
先日の吉田さん稲葉さんのストレート講習は
いかがでした?
榊さんも来られたようですが?



榊さんのお隣で受けた、濃いセミナーでした・・・^^;
午前中の吉田さんの基礎理論(これが基礎かっ!?というくらい深い内容でした)は今までのリトルのワクワクに彼のワールドがプラスされ、新鮮なものになっていました。
・くせ毛物語~内部構造とくせの原因
・ストレート施術の歴史~薬剤・施術プロセスの解説
・デザインに落とし込む際のアドバイス
など、専門的ながら飽きさせない内容でした。
中でも・・・
・加齢によるくせ毛の件
・チレートアニオン・logPによる薬剤の浸透性の違い
が興味深かったです!
午後の稲葉さんの技術理論は・・・
・シンプルなくせ毛内部のイメージ共有(午前の話とリンクしているので、しっかりと頭にあるうちの技術解説はGoodです)
・5Xでの膨大なラボデータとそれらに裏付けされた説得力のあるプレゼンテーションで、あっという間の二時間半でした!
技術講習の際の資料スライドやデータを、全部では無くても共有出来るといいなと思いました。
もちろん講習の一つの「キモ」にあたる部分なので、オリジナリティや工夫も必要ですが、講習屋ではないので、ある程度の統一感とリトル感が欲しいので、昨年のものから発展・発達したものが必要と思います。
もちろん、何も無くても講習できるくらいの知識・経験と度胸もそれ以上に必要ですが・・・



今後のリトルサイエンティスト矯正の基礎理論を把握するうえで吉田さんの講習は必見ですね!
稲葉さんの講習は先日実技を見せていただきました
座学も聞きたかったのですが
ちょっと外の世界に学びに行ってました(笑)
今後新製品なども出ればリトルのマニュアルも出ると思いますのでそのあたりともすり合わせて整理したいですね
次のレポートで最後ですね!
次に進んで
矯正の締めくくりよろしくお願いします



ありがとうございます!
いよいよ最終課題です・・・が日に日に不安になります。
こんな知識で大丈夫であろうかと・・・



十二分だと思います!
それを言われてしまうと
LSマイスター立ち上げ時から関わっているから
とはいえ僕が尊敬する加藤さんのチューターを
していること自体心苦しく感じます(汗)
僕らの役割は
同じ薬剤を使う同志として
結果の出せない方々に結果が出た喜びを体感して頂く
お手伝いができたり
より高みを目指される方にその方が持っていない
ピースを受け取ってもらえることが出来ればいい
と思っているので
後は受け手のセンスです(笑)
課題:ストレート③
■テーマ
ストレート課題③
■施術前の髪(や肌)の状態
40代女性
髪質:量普通・硬さ柔らか・太さ細い
乾燥しやすく、ツヤがない
縮毛に近いうねり毛と波状毛の Mix(生まれつきのくせに加齢によるうねりが混ざった状態)
バージンヘアの為DL:0
■目指す仕上がり
冬場に作った前髪、今まではブローできまっていたがそろそろどうにもならなくなってきた・・・(湿度と汗)
ナチュラルに動きが出るサラっと前髪に人生初挑戦!
マニュアルに習ってシンプルに・・・
■施術前の髪(や肌)の状態から考えた施術工程
①トイシャンでシャンプー~しっかりタオルドライ
②浸透促進+βミスト(1:2)泡塗布~パルッキー2分
③ソニル EXP 10分~お流し
④βミスト塗布
⑤ソニルTIO 6分~お流し~ヘマ10倍~お流し
⑥イキイキシード+βミスト(1:4)~ジェルエッセンス塗布(少量)
⑦プレアイロン100℃で両面撫で~本アイロン160℃で水分飛ばし、乾いたら1スルー
⑧2剤(ソニルTIOⅡ過水)泡3分二度付け~お流し
⑨ヘマチェンジリンス
⑩βTR 塗布~ポリKチェンジリンス
⑪キトチェンジリンス
⑫CV塗布しドライ
■各施術工程の意図
①細・乾燥・軟毛、乾燥肌なので、疎水 PPT とアミノ酸系洗浄剤で優しく前準備
②前処理>路作りと尿素によるプレ膨潤で1st 軟化の下ごしらえ
③プレ軟化>S2 タイプのアルカリシステアミンによるパラコルテックスへのアタック。芯をできるだけ取る(触診による軟化確認)
④前処理>疎水 PPT・CMC を補給し、路作り
⑤本軟化>低アルカリのチオ系薬剤でオルトコルテックスを中心にしたS1 環境にサラっとアタック~ヘマチンで還元剤封鎖
⑥中間処理>ハリ・コシを出し、結晶構造の乱れを修復する為疎水 PPT とナノ化 CMC、キューティクル保護の為シルク PPT
⑦W アイロン>キューティクルのヨレを取りながら、適度な熱を与えクリープ、温度を上げ上下から撫でて水分を抜き、開閉しながらゆっくりスルーし形状固定
⑧2剤>酸化でS-Sの再結合(低アルカリ低 pH の為発熱はしない)
⑨残留過水除去
⑩流失物を補いながら、ポリフェノールで引き締め
⑪pH コントロールで等電点へ~擬似キューティクル
■修正を加えた施術箇所
プレ・本軟化後のお流し時にトイシャンで軽く泡立て
■修正の理由
残留薬剤の除去と PPT 補給
■結果および考察
・前に二度ほどチャレンジしたが、伸ばしきれなかったり、固く真っ直ぐになりすぎていたので諦めていた
・リトルで学んだことを怖がらずに実践してみたら、驚く程きれいに仕上がった!
自サロンでは「矯正」はメニューにはしていないが、「学べばできる!」という自信になった。
まだまだ癖を読む力やダメージに対しての薬剤と技術の使い分けは、経験値がない分劣っているので、とにかく経験を積み、情報をしっかりと消化する。









さあとうとう最後のチュートリアルとなりました。
加藤さんはサロンコンセプトの為
熱を使ったストレートメニューをされていませんが
今回はバングそしていずれは
全頭と徐々にヘアケアの延長メニューとして
取り組まれそうな感じですね
まずお聞きしたいのは
今回のプロセスを全頭で行うとした場合
サロンコンセプトにとって
どのようなリスクがありそうですか?



宜しくお願いいたします!
>今回のプロセスを全頭で行うとした場合
サロンコンセプトにとって
どのようなリスクがありそうですか?
矯正をすることが「ゴール」になってしまうことが一番のリスクです。
人は誰でもコンプレックスを抱えています・・・それを他人はうらやんでいたとしても、本人にとっては「嫌い」な部分が・・・
当店のコンセプトとして
Beauty in yourself ~ステキはあなた自身の中にある~というのがあります。その中のひとつが「縮毛矯正はやらない、かわった美容室です」
お客様にお渡しするお手紙には・・・
>日本人の90%以上はいわゆる「くせ毛」です。「くせ」を「ナチュラルウェーブ」と置き換えると気持ちが楽になりませんか?そんなデザインを提案しています。
自分の髪を好きになって、コンプレックスを特徴として活かすことで「自信」がもてます!それってとてもステキなことだと思います。ナチュラルウェーブを否定してしまう「縮毛矯正」を行わないのはその為なのです。「コンプレックスに追われ続けるの、もうやめてみてはいかがですか?」<
と書かせていただいています。
エイジングや白髪に関しても基本的にこのスタンスをとっています。ゆる~く・ポジティブにお客様に向き合い、施術は手段でしかないく、ゴールではないと・・・
しかし、それに悩み苦しんでいるお客様がいらっしゃることは痛いほどわかるし、理解しているつもりです・・・



なるほどきっと深いわけがあると思っていました
当初その信念が元で「加藤さんプロフェッサー試験辞退」
となりそうで・・・
僕は全力で引き止めるべきと強くリトルさんに進言し
リトルさんも「もちろんそのつもり」と説得にあったた
わけですね(笑)
そう考えると今回のバング矯正や
榊さんの表面矯正はトリートメントで対応できない
効果が発揮できます
還元剤を活用したトリートメントと合わせると
9割の9割に対応できるかもしれませんね
以前も書きましたが矯正という言葉にネガティブな
響きがあるので
ご自宅に僕らがついていけない以上
クセを矯正するというより
お手入れのサポート的役割が理想ですね
パーマもしかりです
我々独自の何かを模索するうえで
加藤さんの発想は重要だと思います
実験室の稲葉さんの提案でもありますが
ご自宅でワンスルー入れるだけで
収まる手助けが参考になると思います



全く知らない土地で、顧客も0からスタートするにあたって、
「村の診療院」や「街の定食屋」をイメージしました。
それまでそれなりの病院やレストランで修行をしてきたのですが、開業するにあたってある意味「捨てるもの」がないとその場所に住む人々には認めてもらえないのではないかと・・・過去のちっぽけなプライドであれもこれもと欲張ってどれも中途半端になるよりは・・・
具合が悪いと思ったら、とりあえずあの先生に相談したらいいよ!科目に関係なく何でも見てくれるんだよ。あまり薬に頼らずに優しく診療してくれる。それで、専門的な治療や手術が必要な時はしっかりとした病院や専門医を紹介してくれるからね!
とか
あそこの定食屋メニュー少ないけど、どれ食べてもすげー美味い!で、たまに臨時メニューででるパエリアやステーキがすごく本格的で、そんじょそこらのレストランよりいい素材使ってるし、料理のことよく知ってるよね!
みたいな・・・(笑)
そんな中年町医者や定食屋のオヤジが話すことがちょっと難しいけど、わかりやすくて面白いんだよ!聞いてるとワクワクして、「俺も明日から頑張ろう~っと!」って気持ちになるんだよなぁ・・・
そんなセミナーができるようになるとイイです!
あくまでもイメージですが



成程!加藤さんらしいですね~
それを貫いているのも素晴らしいと思います
本来ストレートを掘り下げるべきかもしれませんが
メニューとしてされていないですし
新たにソニルEXPプラスやCAプラスも出ます
それらを使った今後の発展次第で
内容も変わってくると思いますので
ストレートは終了したいと思います。
今回僕は加藤さんと簗取さんを担当させて頂いて
二人ともスパニストも取っているくらい積極的な方々で
チュートリアルも同じスピードで終了しようとしています
しかし対照的なお二人で、
やはり先生っていろいろな人がいたほうが
楽しいなあ~と思いました!
加藤さんはシンプルな構成で説明も非常にわかりやすく
リトル初心者でも取り組めそうな内容で
丁寧に積み重ね真っ直ぐ進むことで
目的に到達するようなレシピでした
トラブルシューティング的なものは無かったですが
トラブルを起こさないことが第一義なので
そこを伝える講師として伝える工夫に満ちたセミナーを
してもらえるのではと思っています
12部に渡るレポート本当にお疲れ様でした
こちらも非常に勉強になりました。
それではこれを持ちましてチュートリアルを終了し
プロフェッサーに自信を持って推薦したいと思います
濵﨑 猛



浜崎さん
大変お世話になりました。
あっという間の充実した時間でした・・・
普段は完全に一人営業なので、技術や知識についてディスカッションする機会がなく・・・
浜崎さんにはお忙しい中、貴重なお時間をいただけたことに心から感謝申し上げます。
おっしゃる通り、私はリトル初心者の方や、アシスタント・初級技術者を対象とした「基礎技術」や「基本理論」しかできないですが・・・
Starting Over~終わりは始まり~
ここからが始まりだと思っています!
これからも宜しくお願いいたします。
御前崎Nana(ナナン) 加藤博之



こちらこそ
よろしくお願いします!