目次
目的
リケラプラスの3商品(リノベータークリーム・アクチベーター・アンカークリーム)を使用し、髪内部に残留しやすいと考えられているGMTの適正な中間処理方法を探る。
実験方法
※事前に、ブリーチ(30分)を2回行い、ヘマヘマ5倍を3時間つけ置き処理し、その後キトキト5倍を3時間つけ置き処理をした毛束を使用する。
リケラプラス リノベータークリームとアクチベーターを10:1の割合で混合した薬剤を15分放置する。 その後中間水洗を行い、中間処理をする。その後水洗し、アンカークリームを塗付し、10分放置。そして水洗をする。
中間処理
- 水
- リマサリシャンプーバブリング
- 浸透促進原液10倍
- ヘマヘマ10倍
工程
STEP
リケラプラスリノベータークリーム:アクチベーター10:1 15分放置
STEP
中間水洗
STEP
中間処理
STEP
アンカークリーム10分放置
STEP
水洗し、仕上げ
その後、仕上がり直後と1週間相当の洗浄試験(中性洗剤で泡立てて、水洗する工程を7回行う)後の引張強度を計測していく。
結果

①水の中間処理では、GMTの残留が考えられるため、強度試験の結果は良くなかった。
また、②リマサリシャンプーバブリングも③浸透促進原液10倍もGMTの残留が考えられた。
④ヘマヘマ10倍は、直後と1週間相当の洗浄試験後の強度試験の結果に差が少なかった。
結論
今回の検証では、ヘマヘマ10倍の中間処理が、残留還元剤の不活化の効果とPPTの定着(架橋)として働き、強度試験において有意な結果が得られたと考えられる。