パーマ、こんな経験ありませんか?
- 細毛や軟毛、カールがでない!
- 乾かすと、ダレてしまう!
- クリープパーマで、髪が硬くなった!
それは、髪にあわせたパーマができていないから。
髪に負担をかけないのは、もう、あたりまえ。
足りないものを補いながらデザインする、新発想のクリープパーマ。
それが、リトル・サイエンティストの『neo 収れんクリープ』
今回のブログは、古くて新しいクリープパーマについて。
しかも、リトル・サイエンティストが推奨する
“neo収れんクリープ”について書こうと思います。
″neo 収れんクリープ″でできること
- 細毛や軟毛にもきれいなカール!
- リッジのあるカールがキープ!
- ぷるもちの柔らかカール!
リトル・サイエンティストでは、クリープパーマに必要なものは特に「ポリフェノールによる収れん」と「グアニジルシステインによる骨格強化」と考えています。
特に、「ポリフェノールによる収れん」は、クリープ期に形成したウェーブをより安定した状態でS-S再結合させる、つまり、仕上がりのウェーブを安定させるために大変重要なプロセスです。
乾燥による収れんでは、「ムラになる」、「時間がかかる」、「乾かしすぎ」などのデメリットがあります。
一方でポリフェノールによる収れんは、「髪の外側から引き締める」「髪の余分な水分を押し出し、程よく水分を残す」「均等な収れん」などのメリットがあるため、「ポリフェノールによる収れん」にこだわっているのです。
さらに、パーマがかかりにくい、細毛や軟毛、ダメージ毛の原因のひとつとして、髪の骨格が不足していることが挙げられます。
これを、グアニジルシステインにより強化します。
クリープパーマとは?
「クリープ」(CREEP)というのは本来「ゆっくり動く、ずれる、たわむ」という意味です。
パーマ施術で1剤をすすいだ後に、一定時間放置することをクリープ期といいます。
その時に髪の内部でコルテックスやS-S結合などをゆっくり動かしてずらし、安定した状態でS-S再結合させます。
このように「クリープ期を利用したパーマ施術」のことをクリープパーマと呼びます。
収れんクリープって?
「収れん」とは、ポリフェノールによってタンパク質が凝集する作用のことで、
つまり、収れんクリープとは、収れん工程を組み込んだクリープパーマのこと。
これは、リトル・サイエンティスト独自のクリープパーマです。
ポイントは3つ
neo 収れんクリープでぷるもちカールをつくるためのポイントは3つです。
この3つを理解して習得できれば、思い通りのパーマがかけられるようになります。
1.均等軟化と強化・補修
- 均等軟化をさせるために、ナノ化CMCと尿素でシステアミンの働きをサポートします。
- 髪を強化・補修するために、グアニジルシステインと高分子ケラチンで、髪の強度をアップさせます。
ナノ化CMCで薬剤の通り路を整え、尿素が毛髪の水素結合を緩めて髪をやさしく膨らませます。
これにより、システアミンが素早く髪の内部まで浸透しやすい状態にします。
高分子Φ型ケラチンでダメージホールを補修し、システアミンが髪の強度を落とさず、内部を均等に軟化します。
高分子Φ型ケラチンは、独自技術により水鳥の羽毛から作られる高分子ケラチンタンパク質で、毛髪保護効果や髪質改善効果があります。
グアニジルシステインはプラスの電荷をもったシステインで、傷んだ髪のマイナス部分に結合して、システインを髪につけます。導入されたシステインは2剤で酸化されてS-S結合となり、髪をしっかりとさせてくれます。
2.熟成クリープ
- コルテックスの ″ずれ″をスムーズにするために、ナノ化CMCがサポートしてくれます。
- クリープ期にコルテックスを高分子ケラチンで補修してくれます。
CMCが熱で緩むため、コルテックスのすべりがよくなります。このため、コルテックス全体がスムーズに移動・変形し、歪みが解消します。
高分子ケラチンが弱ったコルテックスを補修して弾性(ぷるん感)を与えるため、コルテックスの移動がさらにスムーズになります。
低温で蒸した場合、コルテックスの移動に約10分。さらにプラス5分の2段階熟成で、コルテックスの形が安定し、粘弾性(ぷるもち感)のある仕上がりに。
3.収れんと再結合
- カシスポリフェノールのチカラで、膨らんだ髪から水分を押し出し、外側から引きしめて、SHとSHを近づけます。
- ナノ化ホホバエマルジョンがブロム酸の浸透を高め、黒糖蜜が髪に必要な水分をにがさないように保湿します。
カシスポリフェノールのチカラで膨らんだ髪から水分を押し出し、外側から引きしめることでSHとSHを近づけます。また、収れん状態を維持し、ダメージにより親水化した髪を疎水へと戻します。
アルカリで膨潤している髪を等電点に戻すために、クエン酸・リンゴ酸・乳酸でアルカリを中和します。さらに、キトサンで擬似キューティクルを形成し、カールを安定させます。
柿渋ポリフェノールで収れん状態を維持し、ナノ化ホホバエマルジョンがブロム酸の浸透を高め、弾力あるカールを与えるとともに、柔らかい質感に仕上げます。
neo 収れんクリープの流れ
3つのポイントについて理解できたところで、実際の工程を見ていきましょう。
髪のコンディションに応じて薬剤選定しましょう。トイトイトーイシャンプーで洗います。
3種混合原液1:ワクワクneoミスト4の希釈液をダメージ部を中心に塗布します。
ソニルクリープS/Hを、髪質やダメージレベルに合わせて使い分けます。
ぬるま湯でよくすすぎ、ロッドごとに丁寧にタオルで水けを取ります。
3種混合原液1:ワクワクneoミスト4の希釈液をロッドの上から全体に塗布します。
湿熱加温で15分ほど放置します。
ポリK10倍をロッドの上から全体に塗布します。その後、キトキト10倍をロッドの上から全体に塗布します。
ソニルBⅡローションを全体にムラなく塗布します。7分+7分の2度付け
ロッドアウトして、しっかりと薬剤を洗い流します。最後にトイトイトーイトリートメントをつけて仕上げます。
文字で見るより、ムービーですよね。ということで、ムービーでもご確認ください!
使う粧剤のご紹介
neo 収れんクリープに使い薬剤を一挙にご紹介します。
- ワクワクneo 3種混合原液
- ワクワクneoミスト
- ソニルクリープS
- ソニルクリープH
- ワクワクneo ポリK
- ワクワクneo キトキト
- ソニルBⅡローション
- トイトイトーイシャンプー
- トイトイトーイトリートメント
中間処理で
ポリKとキトキトを使って収れんさせる。
これとクリープのひと手間をかければ、
- 細毛や軟毛にもきれいなカール!
- リッジのあるカールがキープ!
- ぷるもちの柔らかカール!
という効果が出てきますよ。
早速実践してみてください!
“neo 収れんクリープ ” まとめ
いかがでしたでしょうか?
neo 収れんクリープ。
毛髪診断をしっかりと行って、
収れんとクリープをどの程度させるのか。
それさえ習得できれば、パーマがとっても楽しくなりますよ!
ぜひ、ポリフェノールを使った
“neo 収れんクリープ”
を習得して、パーマを楽しんじゃってください!
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