毛乳頭(もうにゅうとう)
毛包の最も深い部分に位置する、真皮由来の結合組織からなる突起であり、毛球の中心に存在する。毛細血管から毛髪の原料と成長に必要な栄養を受け取り、毛母細胞に渡すことで、毛髪の成長において非常に重要な役割を担っている。
毛乳頭の構造
毛包の底部に存在する、血管や神経が豊富に通った部分である。
その形状は、指の腹のような丸みを帯びた形をしている。
毛乳頭を取り囲むように、毛母細胞が存在する。
毛乳頭の主な役割
- 栄養供給
血管を通じて、毛母細胞に毛髪の成長に必要な栄養や酸素を供給する。
- 成長シグナルの伝達
毛母細胞に対して、細胞分裂を促し、毛髪の成長を指示する様々な成長因子を分泌する。
- 毛周期の制御
毛髪の成長期、退行期、休止期といった毛周期のサイクルを制御する働きを持つと考えられている。

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