酸化染料(さんかせんりょう)
酸化染料とは、酸化反応によって発色する染料のことである。酸化されると発色し、色持ちが良いという特徴を持つ。主に永久染毛剤(酸化染毛剤、ヘアカラー)に配合され、アルカリ剤と酸化剤の存在下で、染料中間体とカップラーが酸化重合することで大きな色素分子を生成し、毛髪内部に定着する仕組みを持つ。
代表的な酸化染料としては、パラフェニレンジアミン、パラアミノフェノールなどがある。
酸化染料の特徴
特徴 | 説明 |
---|---|
発色 | 酸化剤と反応することで発色する。 |
種類が豊富 | 様々な色調の染料が存在する。 |
毛髪への浸透 | 比較的小さな分子であるため、アルカリ剤によって開かれたキューティクルを通って毛髪内部に浸透しやすい。 |
色持ち | 毛髪内部で大きくなるため、比較的色持ちが良い。 |
メラニン色素への作用 | 酸化剤との組み合わせにより、メラニン色素を分解し、明るく染めることが可能である。 |
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