ペプチド結合(ペプチドけつごう)
アミノ酸同士が結合する際の化学結合のこと。
具体的には、あるアミノ酸のカルボキシル基(-COOH)と、別の アミノ酸のアミノ基(-NH2)から水分子(H2O)が脱離して形成されるアミド結合(-CONH-) のことを指す。
ペプチド結合は、毛髪や皮膚を構成するタンパク質の基本的な構造であり、機能性成分であるペプチドを形成する上で不可欠な結合である。
とても強い結合で、髪の縦方向の繊維をつくる。アルカリ性過酸化水素、強酸、強アルカリにより切断される。
ヘアケア・美容におけるペプチド結合の重要性
- タンパク質の構成要素
毛髪の主成分であるケラチンや、皮膚のコラーゲン、エラスチンなどのタンパク質は、多数のアミノ酸がペプチド結合によって連なった高分子。
- ペプチドの形成
ヘアケア・美容製品に配合されるペプチドは、アミノ酸が数個から数十個ペプチド結合によって繋がったものである。これらのペプチドは、低分子であるため、毛髪や皮膚への浸透性が期待され、様々な効果を発揮する。
- 加水分解
タンパク質を加水分解する過程でペプチド結合が切断され、より小さなペプチドやアミノ酸が生じます。これらもまた、ヘアケア・美容成分として利用される。

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