実験目的

リケラミストにはタンパク質の熱変性を防ぐことが可能な「ポリアミンAEE」が配合されている。

その為、リケラミストはヘアアイロンやコテなどによる髪の熱ダメージを予防することができる特徴がある。

今回は、リケラミストでアイロンによる熱ダメージを抑制可能か評価する。

実験材料

使用毛束

健康な毛束(1g 20cm)

使用薬剤

  • (A)水
  • (B)リケラミスト

実験方法

STEP
薬剤(A)または(B)を一定条件で毛束に塗布し、ドライした。
STEP
180℃のヘアアイロンで①の処理をした毛束を500回スルーした。
STEP
電子顕微鏡で毛束のキューティクルの状態を確認した。

実験結果

(A)水
(B)リケラミスト

(A)水で処理をした毛束はキューティクルが剥離してしまっていることが分かった。

これはヘアアイロンの熱処理による熱ダメージである。

一方、(B)リケラミストで処理をした毛束ではキューティクルがきれいな状態であることが分かった。

これはリケラミストの「髪を熱ダメージから守る」効果である。

考察

リケラミストにはヘアアイロンを500回スルーしても、髪の熱ダメージを抑制する効果があった。

サロンワークやホームケアにおいて、熱ダメージを予防するのに有効な薬剤であることが分かった。

また同様に、ポリアミンAEEを配合しているリケラエマルジョンにおいても、熱ダメージから髪を守る効果があると考えられる。

使用した粧剤